熟年離婚が多いのはなぜ？

　結婚したのが今から３０～４０年くらい前って

ことでしょ。高度経済成長と呼ばれた時代です。
女性はまだ社会進出が難しい時代で、
世間は景気がよかったんで、男性の
収入が増えて、以前なら奥さんを
養える稼ぎなどできないような人たちが
お金を持つようになったんです。

　集団お見合いなんかが流行ったんですね。

同時に核家族化が進んで、以前なら
同居しているおじいさんやおばあさん
がやってくれていたような事を、
奥さん一人でやらなければならなくなったんです。
　
　ところが男性のほうは、自分の父親の世代と
同じ振る舞いをする方が多く、稼いでいる
から自分は偉いといった態度で、いわば
奥さん対する虐待をする男性が普通にいたんです。
　
　臨月が近い奥さんを、雨が降る中
お酒を買いに行かせたたり、気に入らない
と殴る、蹴るといった具合です。
　大家族なら周囲の人が止めるような事が
核家族になって、誰の目にもとまらず
行われるようになったんです。

　この世代で旦那さんを憎んでいる
奥さんは少なくないと聞きます。

　しかし、年金などの事を考えると
女性は旦那さんの籍から外れると
不利だったし、経済的自立の手段も
少なかったので、世間の奥さんたちは
逃げようがなかったんですね。　

　今法律も変わってきてますし、
労働環境も変わってきているので、
女性が自分の人生を選択できるように
なったことが、熟年離婚増加の原因だと
思います。

　１０年くらい前だったと思うのですが、
旦那さんの退職金を半分盗んで逃げて
後から旦那さんに離婚届け送りつけた
主婦の方がいて、熟年離婚の問題が
大きく取り上げられるようになりました。

女性はここ何十年かでスッゴク変ってきたと思います。

稼げるようになり、夫の収入無しには暮らせないという事も無い
妻は夫に服従、嫁は姑に服従、それが当たり前でなくなった
しかし、その年代男性は未だに昔のままだと思っている人も多くて、妻の不満や、妻が世間を見て憧れている生活に気づいてもいないし、気づこうともしていない。
もちろん、妻が不満に思っている事も分からない
なんてひとは多いのかもしれません。

年輩の方の恋愛や再婚。特に再婚は
子供の相続や介護と関係があって、周囲の反対は大変らしいですね。

１０代の頃から付き合ってて２０代半ばで結婚、旦那が定年してから離婚というカップルが身内にいます。

彼らは、結婚生活のほとんどを別々に暮らしてました。と、いうのも旦那の方がやたら転勤の多い仕事だったから。旦那がひとりで単身赴任してて。
そこの家の息子は３０過ぎてますが、実家にいて
「お父さんがいるとペースが狂うんだよね～」
とあからさまに邪魔扱いしてました。
そりゃそうだ・・・。今までずっといなかった人がいるんだから。
子どもたちも全員成人してて、離婚に支障がなかったから、住んでた家を嫁にあげて離婚しました。

また別の身内は離婚の果てに、５０過ぎから同棲を始めましたよ。

色々あるんだなあ～と、いう感じで参考までに。