プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

こんにちは。
自分は入れたこと無いんですが、以前、ガイアックスとかアルコール系燃料がありましたよね。

燃料パイプが腐食するとか、ゴム、プラスチック部品が劣化する、パワーが落ちるなどいろいろ不具合が言われていました。

 良く分からないのが、
(1)そんな危険な燃料(走行中に燃料が漏れたら結構な危険度ですよね)が車にどんな影響を与えるか、まともに試験も行われずに販売されたのでしょうか?
(2)燃料業界ってそういった安全性に関する認定制度なんてないのでしょうか?あるいは燃料業界(そんなぎょうかいがあるの?w)って、「動くし安いから大丈夫」てきなノリで販売にこぎつけてしまうアバウトな世界なんでしょうか?
(3)ガイアックス(あるいはその他の車に使えるガソリン以外の燃料)が原因で車両故障や事故が起きて、燃料の販売会社が訴えられたようなケースってあったのでしょうか?その結果は?

以上(1)~(3)のどれか一つでもいいですのでご意見や情報がありましたら、宜しくお願いします。

A 回答 (4件)

あまやんです。



ガイアックスについては、韓国のベンチャー企業がマレーシアで作って日本で販売していました。

運輸省、経済産業省・資源エネルギー庁、国税庁、自動車メーカー、石油業界、自治体、一般のガソリンスタンド(それぞれは普段は仲良くないのですが、この時は利害関係が一致し団結)からの強い風当たりがあり、最初はこの商品はガソリン税非課税であったのですが、裁判の結果、軽油引取税(32.1円)が課せられるようになり、さらに昨年春くらいには法改正がなされ、炭化水素油と高濃度アルコールを混用したものを販売してはならない、という法律ができ、販売が中止されました。

ガイアックスについては、輸入販売元が試験を行い、PL保険に加入する、ということで、販売がなされてきました。ただ、スバルの280馬力車、キャブレター車、産業機械、自動二輪車などには、あわないということで、給油を認めていなかったです。
あと、ホンダオデッセイだったかと記憶するのですが、一部の特定車種で、配管腐食に起因すると考えられる発火事故が発生したことがありました。

ただ、基本的に、ガソリン自動車にはガソリンを入れて走らなければならない、という法律はないはずです。
(ディーゼル車に灯油やA重油を入れて走るのは、税法上の違反になりますが)

私は当時ガイアックスをよくいれていましたが、特に何の問題もなかったです。

現在では、炭化水素油を含まない、100%アルコールのクリアスネオ、という商品が合法的なもの(ガソリン税非課税)として売られています。臭いは、ガソリンとは全く異なり、シンナーやベンジンのような臭いです。

車種にもよるのですが、(特に圧縮比の高いエンジンは要注意)100%これだけで走ろうとすると、ノッキングを起こしやすく、燃費も悪化するので、レギュラーガソリンと混用する、という方法をとることが普通です。

ただ、スタンドがはじめから混ぜて売ると違法となるので、ユーザーの指定で、クリアスネオ何リットル、残りをレギュラーで満タン、というような感じで指示して給油し、車のガソリンタンク内で混ぜています。

私の車アルファ145(圧縮比10)の場合、だいたいクリアスとレギュラーが7:3くらいまでだったら、普通に問題なく走ります。もう一台の軽ターボは、圧縮比が7.8くらいと低いので、夏場は100%でも大丈夫です(ただし燃費は2割ほど落ちます)。クリアスがレギュラーから比べて15円くらい安いことを考えたらとんとんくらいですね。もっとも、安いのは、揮発油税の分で、実際の原価はクリアスの方がずっと高いとのこと。

メタノールなどのアルコール燃料の使用、ガソリンとの混用は、地球環境の保護の視点からは、世界的な潮流でもあり、ブラジルなど海外では相当実用化も進んでいるようなのですが、日本では、石油業界、ガソリン税を道路財源とする国税庁、大蔵省、国土交通省の既得権益の壁が大きく、なかなか進まないようなところがあります。ただ、数%のメタノール混入についての研究は業界・通産省でも進めていく動きはあるようです。

今後、日本においても安全性の確保、燃費や品質の向上など、燃料メーカーと、自動車メーカー、役所が協力して進めていくことを期待したいですね。それにしてもガソリン税(リッター53.8円、さらに消費税)は高すぎますね。そういう意味で、ガイアックスやクリアスは、発泡酒によく例えられています。
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この回答へのお礼

詳しい情報ありがとうございます。
>ただ、基本的に、ガソリン自動車にはガソリンを入れて走らなければならない、という法律はないはずです。
それを使うユーザーに対する法律ではなく、車を動かすことを目的とした燃料に対する安全性の規制、基準というのはないのでしょうか?

それにしてもアルコール燃料を普通に使っていたというのは驚きです。普通に走るモンなんですね。(まぁ価格的にトントンなら安心できるガソリンの方が良いような気もしますが。)
>ブラジルなど海外では相当実用化も進んでいるようなのですが
ヨーロッパではディーゼルが主流というのは知っていましたが、これはまったく知りませんでした。へぇ~。驚きです。エンジンの方も初めからアルコール燃料をターゲットにしたものが開発されたりしているのでしょうか。

ガソリン税が高すぎるのは同意です。日本は車から金をむしりとり過ぎですよねー。

お礼日時:2004/07/30 16:53

水がH2Oというのはよく知られています。

H-O-H
アルコールはR-O-H
ガソリン類はR-H
でアルコールは水に似た油で似たもの同士は溶けるの法則でアルコールは一般に水と混ざります。
メタノールはアルコール類の中でも最も水に近いアルコールで、(水で)錆び易い金属を腐食させることが出来ます。
ガソリンの水抜剤もアルコールでアルコール=悪と断罪できないとは思います。
また、国によってはガソリンに少量のアルコールを混ぜて売ることが一般化しています。

一方本邦では業界団体は業界の利益のみを考えて行動していますが、自らの権益を侵すアルコール燃料に厳しい姿勢で臨んでいると思います。出る杭はの世界です。
旧通産省は通商・産業振興を目的とする省庁ですから、目線は業界団体です。合併後国民の利益を第一に変わるとは考えがたいです。

という背景を睨んで何処まで情報が操作されて流れているか、鵜呑みは危険だなと考えています。
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この回答へのお礼

>何処まで情報が操作されて流れているか、鵜呑みは危険だなと考えています。
これはあるかもしれないですね。じっさい、ほとんど害は無いのに、税金と業界のために悪い評判を流す、というのは十分あると思います。・・真偽の判別がつかないのならメーカー推奨のガソリンで行きたい、となりますから。ありがとうございました。

お礼日時:2004/08/02 11:25

No.2 あまやんです。



今会社の帰りに混合燃料入れてきました(笑)
ご質問への補足です。

ガソリン、軽油、灯油などの石油製品については、厳しい品質基準が資源エネルギー庁により定められており、元売り(出光、エッソ、シェルなど)が品質を保証するとともに、スタンドは経済産業省の定期的な検査を受けています。罰則もあり、これにより、粗悪ガソリンが、市場に出回らないようになっています。(実際には出ることはありますが)

ところが、アルコール燃料については、そもそも石油製品、ガソリンではなく、ただ「ガソリンにできるだけ近い燃え方で燃えるもの」というだけのものなので、石油製品取締法の品質検査の対象にならないのです。
木炭や練炭が、役所の規制を受けないのと同じことです。

ガソリンや軽油以外の内燃機系エンジンを使った自動車は、まずタクシーなどのLPガス自動車があります。これは、普通のエンジンに、圧縮比、燃料噴装置、燃料供給系の改造を行うだけです。ただ、タンクの問題もあるので、一般ユーザー向けではありません。それから、天然ガス自動車もすでに実用化されており、両方の燃料が使える「バイフューエル自動車」もボルボから発売されたこともあります。燃費、出力は落ちますが、ガソリン税がかかっていない分、燃料コストとしては安いです。

メタノール自動車も、ブラジル(さとうきびかすより生成)などすでに海外では実用化している国もあり、普通のエンジンに、それに対応した改造をほどこしています。いずれも、改造した車には普通のガソリンを入れることはできません。

一方で、ガイアックスやクリアス、エピオンなどのアルコール燃料は、普通の自動車が改造せずそのまま使えるように、ガソリンに限りなく近い燃え方をする、ということで開発されたものです。

例えて言えば、発泡酒は、麦芽の比率を押さえて、米や豆などの原料を使い、できるだけビールに近い味にしているのと同じです。作るコストもビールと同じかそれ以上かかっています。ただ、税制上安いので、販売価格が安くなる、ということです。
本来、ビールが非課税だったら、発泡酒は生まれなかったでしょう。実際に十数年前までは、発泡酒は存在しなかったですね。アルコール燃料も、それと似たような存在なのです。高い税金を避けつつ、より本物に近いものを、ということで苦労して作ったメーカーの人には失礼ですが、ゆがんだ税制、政治のもとに咲いたあだ花、というようなものなのかもしれません。

腐食についてですが、アルコールはご承知のとおり、水と混じります。ガソリンは油なので混じらないという性質があります。(ガソリンにも水分は含まれていますが)そのへんが、さびや腐食の原因になる、いわれるのですが、アルコール燃料そのものは塩酸や硫酸、アンモニアのような強い腐食性をもつようなものではないし、入れたから翌日、あるいは1ヶ月、1年先、というような短い時間の間にエンジンや配管を腐食させてしまうようなものでもないことも事実です。車種や環境によっても差が出てくることでしょう。腐食したからといって、必ずしもこれが原因とも断定することもできないでしょう。

だから、私はあまり他人にこれをすすめようとは思いません。これを原因とする故障については、製造販売元が保証、修理する、ということになっています。多分廃車まで大丈夫、とは思うのですが、何らかの不都合が起きる可能性もある、というようなことは頭の片隅においといた方がいいのかもしれませんね。
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この回答へのお礼

>翌日、あるいは1ヶ月、1年先、というような短い時間の間にエンジンや配管を腐食させてしまうようなものでもないことも事実です。
なるほど。いろいろ勉強になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2004/08/02 11:23

 ガイアックスは許可されたわけではありません。


 業者が勝手に売って、ユーザーは勝手に買っただけです。
 無断販売された商品には許可もクソもないわけです。

 で、問題なのは、『偶然にも』ガイアックスが法律をすり抜けちゃった点です。
 あれが登場した当時、ガイアックスは法律には抵触しなかったんです。なぜならば、「短期的には機械は壊れなかった」からです。
 だから、国もメーカーも規制することができなかったのです。

 ゆえに、

(1)はい。
(2)仮にあったとしても、法律に抵触しない商品をわざわざ試験する必要はない、とアキンド達は考えたでしょう。
(3)分かりませんが、ガイアックスが害悪(笑)であるという科学的証明が必要なので、個人で訴えるのはなかなか難しいでしょうね。

 となります。
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この回答へのお礼

>『偶然にも』ガイアックスが法律をすり抜けちゃった
なるほど。
日本の燃料の安全性に関する法律は結構甘いんですかね。

>ガイアックスが害悪(笑)であるという科学的証明が必要なので、個人で訴えるのはなかなか難しいでしょうね。
もし事故が起きても、ガイアックス(あるいはそれに類する代替燃料)が事故の原因だと証明するのが難しいのですね。三菱の件だってユーザーの整備不良にされてしまっていたのですしね。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/07/30 16:45

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