プロが教えるわが家の防犯対策術!

まずはじめにF1マニアでなく、一般的なモータースポーツファンです。
佐藤琢磨は日本では過大評価されすぎている気がしてなりません。

デビュー1年目では大した成績を収められずに2年目は浪人。通常であればこのままフェードアウトするのに、前代未聞の復活。
1浪後に復活するほどのドライバーであれば2年目のシートは失わないでしょうし、今シーズンの散々な成績を見れば「F1ドライバーとしての」能力はそれほど高いとも思えません。レースは結果がすべてですから。
これからの可能性・・・といえるほどもう若くは無いと思いますが。

日本のマスコミによる気持ち悪いほめ殺しはもうたくさんです。
海外メディアの評価はどうなんでしょうか?

A 回答 (7件)

 元レース屋(運転手でなく、マシンの設計屋)から。



>レースは結果がすべてですから。

・・・勿論、長い目で見れば結果が出なければゴミと一緒(とワタシもレース屋時代、メカニックのおっさん連中にメチャメチャ言われました)が、間接的には『そぅとも言い切れません。』

 市販車の改造などでなく、レギュレーションブックを解読?しながらゼロから設計しなければならないレーシングカーでは、出来上がってすぐ最速、とはなりません。その後、ウンザリする様な開発プログラムを経て、ようやく人前に出せる?マシンとして仕上がります。

 この開発段階では、レーシングラップで何ラップも安定して走行できる運転技術がある事は勿論、新車に発生する様々な問題点を『エンジニアが装置レベルで理解出来る』様な表現で伝えられる運転手が必要です。
 これは非常に難しく、当然ある程度以上の工学的知識を身につけている必要があります。
 この種の仕事をする運転手を開発ドライバとかテストドライバと言いますが、ヤミクモに速く、しかし何故速いのかチーム側(更に言うなら、マシンの設計者が)理解出来ないドライバは、いくらレースで勝っても開発ドライバとしては失格です。

 また、新型車を実践導入したばかりの頃や、ここのところ成績がイマイチの時、開発ドライバを2ndドライバとして乗せるのは、予選中の問題を一掃したり、未知のトラブルに対処する方法を模索する場合、非常に効果的な作戦と言えます。

※開発ドライバとして驚異の能力を持つ一方、『伝説的な』ワールドチャンピオンになったドライバは数多くいます。
 ‘80年代以降を見ても、ニキ・ラウダやその弟子のアラン・プロスト、最盛期には5年間で3回もチャンピオンになったネルソン・ピケット、最近ではマイナーチームのベネトンをトップチームに押し上げ、ドン底のフェラーリを3年かけてよみがえらせたシューマッハなど、超一流開発ドライバはレースの現場でも超一流です。
 『なんだか判らんがヤミクモに速いヤツ』とゆぅのは、世界の頂点では通用しないと言えるでしょう。

※一方、専任開発ドライバとしての『日陰の』経験を踏まえ、その後チャンピオンになったドライバも多数存在します。
 ロータスのテストドライバだったナイジェル・マンセル、セナの影に隠れていたミカ・ハッキネン、それにF1界イチの『お人よし』デーモン・ヒルなどは、彼が去った後新型を投入する度ライバルとの差が開いたウイリアムズを見ると、開発体制に問題があったと見る事が出来ます。

 勿論、だから琢磨もやがてはチャンピオンに・・・なるかどうかは判りません。が、F1の様に速く走る為にマシンの寄与度が大きいレースの世界では、運転手の開発能力は重要なポイントです。琢磨の経歴や周りの評判を見る限り、彼の開発能力は相当なモノだと思われます。
 今は不運に見舞われ続けていますが(クルマの設計側として発言しますが、今日のレーシングカーに於いてあれほど何度も同じ所が壊れるのは、開発部隊の怠慢以外のナニモノでもありません)、クサったりアセったりせずその開発能力を是非成績に結びつけてもらいたいものです。

 尚、最後に一つだけ。

 日本人最初のフルシーズン・F1ドライバだった中嶋選手は、大した成績も残せなかったのにダラダラとF1に乗り続けていた印象がありますが、しかし長く続いたのは一重に彼の高度な開発能力の成せるワザでした。
 鈴鹿には中嶋選手の開発能力にまつわる『伝説』が多数残っています。前輪のトゥ・インの狂いがコンマ1deg以下のレベルで判ったとか、ホンダのテレメトリ・システムにも異常なデータが見られない絶好調のエンジンが、あと5周でブローすることを予言したとか・・・その伝説はある意味神がかり的ですらあります。
 後に彼自身、株の一部を買ってチームオーナの一人となったタイレルでは、ロクな計測器も無い中で中嶋選手の開発能力が貴重な財産となっていたと思われます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
「開発能力」と言うのは重要なことなのですね。

琢磨のデビューシーズン、レースに詳しい友達に「なんで琢磨は遅いの?」と聞いたら「マシンが良くない」と言っていました。
その回答に私は納得できませんでした。

現代最強のマシーンはフェラーリであることに疑いはありません。しかし、(loftybridgeさんのおっしゃるとおり)シューマッハが乗る前のフェラーリはそれこそBランクではありませんでしたか。それをSランクのマシンにしたのは他でもないシューマッハの仕事です。

2輪レースと違い、「速いマシンさえ手に入れれば勝てる」(2輪はマシンの差をテクニックでカバーできますが、4輪はそうもいかない)という私の考えを覆してくれたのがシューマッハです。

それ以来、マシンの遅さを言い訳(本人が言った訳でもないでしょうが)にする佐藤は、マシンを速くする事も出来ないドライバーだと言うイメージを持っていました。

「イギリスF3チャンピオンはF1での成功を約束されている」等々のマスコミの煽りにもうんざりしておりました。
F3チャンピオンは佐藤一人ではなく、毎年毎年誕生します。2年もすれば新しい若い才能も世界中から現れてきます。それなのにドイツもコイツも「タクマタクマ・・・」
客観的に評価しないで妄信的な評価が納得できなかったんですね。

しかし佐藤琢磨にそれだけの開発能力があるとは・・・驚きです。
世界チャンピオンはありえないでしょうが、1回くらいは優勝できるかもしれませんね。

お礼日時:2004/06/24 08:08

海外での評価は割りと高いみたいですよ。



現在の評価は他の方も書かれているので省略して・・・

一度レギュラーシートを失って復帰したドライバーはそんなに珍しくないと思います。
例えばフェルナンド・アロンソは
ミナルディ→ルノー(テストドライバー)→ルノー(現在)
と、琢磨と同じような経歴ですし、確かバリチェロも一度シートを失ったことがあったと思います(ちょっと自信ない)。

2年目にBARのテストドライバーになったのは次のシーズンに競争力のあるチームでレギュラードライバーになれる可能性があったことと、ホンダとの関係があったためのようです。
2年目の選択肢としてはBARのテストドライバーになる以外に、ジョーダンに残る、トップチーム(ウィリアムズ?)のテストドライバーがあったそうです(何かのインタビューで琢磨本人が言ってました)。

※当方、琢磨選手のファンなのでひいき目があるかもしれません^^
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
確かにホンダのおかげでF1に乗れているのでしょうね。
日本のメーカーが日本人を贔屓する。これもよしでしょう。

お礼日時:2004/06/24 07:24

F1は現在進行中ですので、評価は時々刻々に、また人により変わるものでしょう。


その現在の評価は、つまりアメリカGPの直前のシビアな評価は次のサイトにあります。つまりオッズですね。お金がかかるとなれば、これ以上シビアなのはありませんから。
これによると、20選手中、予選3番手、決勝8番手です。

参考URL:http://www.f1gpnews.com/
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
おっしゃるとおり3位入賞で評価も変わるかもしれませんね。

お礼日時:2004/06/24 07:22

私も#3のaogappaさんと同じです。



>日本のマスコミによる気持ち悪いほめ殺しはもうたくさんです
 某テレビ局ですか?これはわたしも嫌いです。特にセクハラアナが・・・
 
>デビュー1年目では大した成績を収められずに2年目は浪人。
 2年目は、あえてテストドライバーの道を選んでます。
 それでこその、今年のBARの飛躍ありと思っているんですが・・・
 チーム内での彼は、「ミスター・データ」と呼ばれてるらしいですよ。
 実際、カナダではセッテイングの決まらないバトンに、琢磨のセッティングを施したら
 バトンは予選2位をとりましたし・・・

>「F1ドライバーとしての」能力はそれほど高いとも思えません。
 そうでしょうか?持ち込み金等の問題もあるでしょうが、
 能力なければ、シートはありません。

>レースは結果がすべてですから
 これは、わたしも常々思っています。

海外メディアの評価も含めて、下記サイトは非常に面白いです。
私は大好きで、いつも掲示板でのバトルを他もしみにしています。
こちらで、スレをたてるともっと面白い意見が聞けますよ。

 http://www1.wisnet.ne.jp/~matunaga/news/000.html

ちなみに、モントーヤは「バトンより琢磨のほうが先に優勝する」みたいなこと
ゆってるらしいですよ。(すいません。ソースはそこらじゅうにあると思うので探してください。)
私は上記と、こちらで情報収集してます。

 http://www.news-pub.com/f1/index_content.html

参考URL:http://www.news-pub.com/f1/index_content.html,http://www1.wisnet.ne.jp/~matunaga/news/000.html
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
確かに実力がなければシートは得られないのでしょうね。ホンダも佐藤の実力にほれまくっているのでしょう。3位入賞で恩返しが出来ましたね。

お礼日時:2004/06/24 07:21

日本のマスコミがどれほど褒め殺しにしているのか、はたまた海外の評価などトンと存じ上げませんが勝手に書かせてもらいます。



確かに戦績から言えば同僚のバトンに大きく差をつけられた感がありますし、チームのマシンも上々の仕上がりのように感じます。スポーツは結果がすべてという論理も一理あるでしょう。
しかし予選の成績はおおむね良いですし、今までの日本人ドライバーの中でもドライビング・スキルは高く評価して良いのではないですか。シューマッハのフロントタイヤに接触してのオーバーテイクはなかなかエキサイティングじゃないですか。走りに関してはまだまだ若いと感じますがどうでしょう。決勝での無理な突っ込みは本人も反省材料となっているはずですが、同じことをこれ以降も繰り返しているようでは確かに見込みは無いと思います。

現在の監督であるデイビッド・リチャーズはご存知の通り以前はWRCのスバル555ラリーチームの監督でしたが、彼の秘蔵子であったコリン・マクレーも当初は速いけれどリタイヤの多かったドライバーでした。しかしその後彼はシリーズチャンピオンに輝いています。
ま、佐藤にそこまで期待はしませんが、リチャーズは地味で堅実なドライバーより佐藤のような荒武者に魅力を感じているかもしれません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
確かにエキサイティングな走りで魅了しているようですね。結果も残せましたし良かったと思います。

お礼日時:2004/06/24 07:18

たしかに持ち上げすぎだと思いますね。


ただ、二年目をテストドライバーとして過したのは、琢磨がへタレだからではないはずです。
あれは、ホンダの意向が大きく影響してるって話です。ホンダはブランクを埋めるため、琢磨は、F1での経験値を上げるためだったようです。
げんに、今年の琢磨は、いままでのドライバーが出来なかった事をやってます。
その辺は充分評価に値すると思います。
海外評価も上々です。ただ日本のように「可能性」を評価するのではなく、あくまでも「やった事」に対する評価ですね。
近年F1が低迷気味だったんで、盛り返したいんでしょう。
なんたって、F1の放送権ってビックリするぐらい高いそうですから。FIAのは全てみたいですよ。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
ホンダのバックアップは相当なものらしいですね。友人の話では「琢磨はホンダのおかげで走っている」と言っていました。
3位入賞で評価も変わるでしょうか。

お礼日時:2004/06/24 07:16

それなりに高い評価を得ているんではないんでしょうか?


英語のサイトを探すと、そのことが書かれているような、いないような。

参考URL:http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/motorsport/formu …
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
このページによると「バトンより先に勝つだろう」と言うことですか・・・。

お礼日時:2004/06/24 07:14

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