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映画「デイ・アフター・トゥモロー」では、地球温暖化の結果、急激な氷河期がやってきます。
このメカニズムが分からなかったので教えてください。
わかっているのは次の部分。
・地球温暖化により北極の棚氷が溶ける。
・冷たい水が海に流れ込んで、海水の温度が13度も下がる。
・それから真水と海水の比率がどうたらで、それから氷河期(大嵐)になるまでのメカニズムが分かりません。
・タイフーンのような発達した雲が出来て、零下百度以下の冷たい空気が地上に降り注ぐ。ここのメカニズムもわかりません。何故冷たい空気が降ってくるのか?何故そんなに冷えるの?
・それからあまりにも急激に(数日で)異常気象になりますが、これって無理があるのではないでしょうか?

 よろしくお願いします。

A 回答 (6件)

温暖化で氷河期になるとは感覚的になかなか理解できないですよね。

しかし,最近になってスーパーコンピュータのシミュレーションで北欧やカナダ等から氷河期になる結果が出ています。

簡単に説明しますと,海水は地球規模で循環しています。表層水はご存じの海流として動きますが,実は深層水もそれに伴って一本のベルトのように循環しています。ブロッカーのコンベアベルトといいます。このベルトの深層水の部分を深層海流または深層水大循環といいます。

北極圏が暖かくなり,氷が溶けますと,溶けた氷の水で海水が薄められ,比重が軽くなり,グリーンランド沖での海水の沈み込みが無くなります。

一本のベルトの海水の供給が絶たれるわけですから,表層の海流も弱まり,結果としてメキシコ湾流による極地方への熱の供給が止まります。そして,北米・北欧から氷河期が始まると言われています。

「温暖化」「深層海流」または「深層水循環」「氷河期」で検索を掛けてみてください。多数のURLがヒットするはずです。

ブロッカーのコンベアベルトについては下記URLを
http://georoom.hp.infoseek.co.jp/2atmos/122mizut …
温暖化の影響については下記を
http://www.nagaitosiya.com/lecture/0038.htm

参考URL:http://georoom.hp.infoseek.co.jp/2atmos/122mizut …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
コンベアベルトについては、ある程度理解できました。
ところで回復のプロセスについては何の説明もなかったように思います。
「嵐が過ぎれば自動的に気温が上がる」というような話があっただけだと思います。
いったいどうやって回復するのでしょうか?

お礼日時:2004/06/12 06:34

#3のsuiranですが,初めに断っておけば良かったのですが,「デイ・アフター・トゥモロー」の話をしているわけではありません。

その映画は,見てもいませんし,どれだけ科学的検証がなされたものかも知りません。

はっきり言って,氷期-間氷期がどの様なシステムで起こるかは,現在研究の真っ最中です。

前回は,海洋,特に深層水が重要な役割を演じているらしいことが解ってきたことを紹介しました。
海洋プランクトンが死んで海底に沈んで行きますが,その際に二酸化炭素を有機物の炭素として運びます。これを生物ポンプといいます。これも極めて重要な要因であることが解ってきました。プランクトンが増えれば二酸化炭素が減り,減れば二酸化炭素が増えるのです。

氷期から間氷期への移行は,急激な海進で始まりました。その理由はむろん分かっていませんが,その移行期間は,何千年を掛けて進行すると考えられていましたが,日本の南極観測隊の調査等から,数日ではありませんが,数十年で進行したことが解っています。劇的な変動を繰り返したわけです。

地球の気候は,極めて微妙なバランスの上に成り立ちます。また,現在の気候は,人類にとって都合良いものですがたまたまだったのではないでしょうか。

最近の研究状況は下記URLで
http://www.geocities.jp/srkhayasi/sinseidai.html
http://www.eps.s.u-tokyo.ac.jp/jp/guidance/earth …

参考URL:http://www.eps.s.u-tokyo.ac.jp/jp/guidance/earth …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
氷期から間氷期への移行がわずか数十年で進行したとは驚きです。
動物たちが絶滅するわけですね。
気候メカニズムがまだ研究の途上だとすれば、天気予報がはずれるのも納得です。
衛星写真と観測データと大型コンピュータがあるのになぜはずれるのだろうと不思議に思っていました。
参考URLおもしろそうですね。
じっくり読んでみます。

お礼日時:2004/06/13 19:21

こんにちは。


映画はまだみていないのですが、
文庫本には結構くわしく解説が載っていました。
著者は二人とも専門家ではないのですが・・・。
逆にわたしには専門的過ぎて想像がつかず、早く映画館でスーパーストームを体験したいと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
異常気象はひとごとではないですから気になるところです。
映画でも渋谷が被害を受けてました。
文庫本があるならチェックしてみます。

お礼日時:2004/06/12 18:34

No.2のsaionです。



追加の質問にお答えします。

>大嵐の雲の渦が左巻きになっていました。
>これってどういうことですか?
>地球の自転の関係で北半球では右巻きが普通です。

 いえ、違います。北半球では台風も温帯低気圧も左巻きです。コリオリ力が気圧傾度力(気圧の高いほうから低いほうへ向かって働く力)に対して右向きに働きますから、結果として気圧の低い方を中心とする左巻きになります。

 ただ、この映画でよく分からないのが、中心部が冷たいことです。台風は中心付近が最も気温が高くなっています。この映画のように中心部の気温が低ければ、そこから空気は外に向かって吹き出すはずで、そうすると低気圧にはならず高気圧になってしまいます。もちろん、この時空気の流れは右巻きになります。

 このあたりの説明が全くないのが、この映画のリアリティを一気に下げていると思いました。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
混乱してました。
左巻きが正解でした。
映画では、「これは左巻きだ」と意味深に言っていてので、普通と逆なんだなと勘違いしてしまいました。

>この映画でよく分からないのが、中心部が冷たいことです。

 その想像を超えた冷気による被害ぶりが最大の見せ場なのですが、説明されてなかったですね。

お礼日時:2004/06/12 18:31

 気象関係の専門家です。



 私も映画を見ながら「これはどう説明すれば辻褄が合うのだろう?」と考えていましたが、無理でした(^_^;)。
 好意的に無理やりこじつけようとしても、説明がつきません。

 エンターテイメントとして楽しめばよろしいのではないでしょうか?
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
専門家であれば、1つだけ答えてくださいませんか。
大嵐の雲の渦が左巻きになっていました。
これってどういうことですか?
地球の自転の関係で北半球では右巻きが普通です。
何か根拠があるのでしょうか?
映画で説明していたような、しなかったような。

お礼日時:2004/06/12 06:21

DVDになるまで未見です。


映画館では集中できないので。。。(昔は週1~2回は行ったもんだが)

なので、間違っている部分もあるかもしれませんが、ご容赦願います。

ええと、一応、科学的な検証をした上での映画化だそうで、それなりに根拠はあるようです。
とはいえ、実際には、月単位、年単位で起きるような現象を、極端に短く扱ったものであるのは間違いないでしょう。

そう、何分にも映画は2時間なのです。。。
映画にするとなると、長くたって数週間、緊迫感を持たせるなら数日間のお話に縮めなければ、ヒットさせるのは難しくなるわけです。
多少強引であることは、監督方もインタビューで答えてましたが。

それはさておき、その他の疑問について。

真水と海水と氷河期の話ですが、これは随分前から言われていること。
私などが解説するよりも、ぐぐるといろんな情報がでてきますので、そちらに振ります。
http://www.google.com/search?num=50&hl=ja&lr=lan …

冷たい空気について。
恐らく、ダウンバーストのことではないかと思います。
http://www.google.com/search?num=50&hl=ja&inlang …

急激な異常気象については、前述の通りです。

以上、参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
映画作成事情は理解しました。
マイナス百度の世界を映画で表現したのは初めてではないでしょうか?
圧巻でしたよ。

お礼日時:2004/06/12 06:15

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