No.8ベストアンサー
- 回答日時:
No.3 です。
既に答えは出尽くした観がありますが、500年前の常識(ギリシャ文明の後継者を自認する白人の)は徐々に見直されていますが、問題は世界各国の歴史教科書にあると思います。常識ある大人、或いは言葉狩りの好きな大人が、表現を改めても頭の固い教科書執筆者やそれを検定する当局の考えが変わらない限り、このような混乱はまだまだ続きそうです。上記の白人の考え方ではバイキングや中国、アラブ人の発見、実績を認めず、コロンブスの前と後で全てを区切ろうとしています。言葉を変えても実態(実質)が変化しなければ、あるグループの一種の自己満足に過ぎないと思います。インディアンやアメリカ・インディアンという呼称を変えても
先住民にとってはナンセンスだと彼ら自身が言っています。なぜならインディアンという民族は存在せず、北米にいた民族はナバホ、プエブロ、コマンチ等だからです。彼ら自身は白人の配慮など気にせず、まとめて表現するならインデイァンでOKとしています。(蛇足)
No.9
- 回答日時:
あなたの満足行く回答がもうでていると思いますが、我々日本人に関係あることを一つ:
(まだ改訂されていないならば)
ポルトガルの歴史教科書には、日本の教科書の「ポルトガル人の種子島漂着と鉄砲伝来」は、「日本発見」になっています。
No.7
- 回答日時:
前の方々と同様にヨーロッパ中心主義が背景にあると考えられます。
やはり、コロンブスやタスマンにしてもdiscoverでなくてreachなどの単語が適当であると考えられます。また、native Americanなどに対して野蛮、未開とする考えがあったのは間違いないと考えられます。「1543年種子島にポルトガル人(ヨーロッパ人)が漂着して鉄砲を伝える」などのように日本では教科書や歴史書に記述されますが、以前読んだ本では「1543年ポルトガル人が日本を発見」と欧米の歴史書には記述されていたそうです。(今から30年ほど前のことですから書籍名は不明。現在はこのような記述はなくなっていると聞いています。)近年、「インディアン」→「ネイティブアメリカン」「エスキモー」→「イヌイット」となったように「発見」→「到達」となり、欧米中心の見方が改まっているように感じます。
No.6
- 回答日時:
みなさんの回答ももっともな事ですが、別の観点から私論を書きこみます。
英語でしか知りませんが「DISCOVER」という言葉と日本語の「発見」という単語の意味のズレがあるように思います。私の理解では、英語は「カバーを取る」ということで、日本語的な「人類がだれも知らない意味」は薄いのではないでしょうか。
日本人が西洋の歴史から「ディスカバー」を無批判に取り入れた結果ではないでしょうか?
No.5
- 回答日時:
こんにちは。
そうです。おかしいですよね。
なので、「発見」という言葉は正式には使わなくなっています。
教科書などでも、以前は「大航海時代」のことを「地理上の発見時代」なんていう言い方をしてました。これはあまりにヨーロッパ中心的な考え方なので、見直されてきています。
つまり、ヨーロッパ中心に書かれた歴史を「正史」と見なした時間が長いから、こういうことになるのですね。
このことに限らず、歴史とは勝者によって書き残される運命を常に担っています。歴史の中に埋もれていった声なき声を聞き、出来事の本質に迫ろうとする努力が少しずつ実を結び、こういった理不尽な表現が書き換えられていくのだと思います。
ただ、一般にはそのころの名残が消えておらず、まだ「発見」なんていう言い方が横行してますね。先住民にとったら本当に失礼な話です。自分たちの土地に武力で乗り込んで来ておいて、何が「発見」なんでしょ!
No.4
- 回答日時:
主観の問題だと思います。
私たちが触れる世界史は西洋が主観のものですから、西洋にとってそれらは発見でした。ネイティブの方々からみれば、白人というものを逆に発見したのですが、残念ながらこちらは我々ニホン人の触れる世界史には殆どありません。
解り易い?例でいうと、世界地図なんかが顕著だと思います。一般的なメルカトル図法の地図は大抵、出版した国が中心付近にあるように描かれてます。日本のだったら太平洋側が中心ですが、イギリスなどでは大西洋が中心の地図があるそうです。
これも一種の主観の違いであって、別にどちらも地球の中心にあるわけではありませんが、主観を馴染みのところにおくことでひたしみ易くしているのだと私は解釈してます。
なので、日本にとって、インディアンの世界史より、西洋の世界史のほうが馴染み深かったからそれを採用したと考えるのもありだと思います。
No.3
- 回答日時:
500年前のヨーロッパ人の常識ですから現在の常識で批判しても仕方がないと思います。
彼らにとっては発見に違いなかったのです。宇宙人が地球に到達すれば彼らも水のある惑星を発見・・と報告するでしょう。新大陸という呼称もヨーロッパ人から見た新しい大陸であり、新大陸が突然地球上に姿を現したわけではありません。1992年に世界的に新大陸発見500年祭が行われ記念コインが発行されたり、記念航海が行われたり、コロンブスのサンタ・マリア号が再建されたりしました。日本にもそのときの一隻が神戸港に保存されていると思います。
500年祭に際し、新大陸の先住民はこぞってこの記念行事の呼称に反対しました。その結果、発見の文字は削られて「出会い」に変えられた記憶があります。現在ではこのように認識が変わってはいますが、歴史用語が完全に変わるのは難しいと思います。
No.2
- 回答日時:
世界の歴史を作っているのは白人です。
だから、アメリカにもともと住んでいたネイティブアメリカンの人権など無いのです。
だからいくら殺して土地を奪ってもOKなんです。
同様にオーストラリアの真の持ち主アボリジニも人間ではなく動物扱いです。
白人が植民地支配を謝ったことはないですが、日本が植民地を持ったときは世界中から叩かれましたからね。
現在でいえば、イラク人を殺すも虐待するもアメリカの意思しだいというとこでしょう。
No.1
- 回答日時:
アメリカにしても、オーストラリアにしても当時のヨーロッパにとっては未開の地であり、それを見つけたので発見といっているんだと思います。
一言で言えば、先住民族は自分たちと同じ人間扱いをしてないということじゃないでしょうか?
最近のイラク情勢を見ているとさらにそんな気がしますが・・・
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