プロが教えるわが家の防犯対策術!

私が勤める会社では、最近中国貿易を始めました。私は輸出担当なのですが、上司や同僚も初めての事ばかりで戸惑いが多いです。特にコミュニケーションが上手くとれません。主に英語を使ってメールや電話でやり取りしているのですが、こちらの指示や依頼通りに事が運ばないことがよくあります。例えば、打ち合わせでかなり重要度、緊急度を強調した作業なのに、着手しようとしない事などです。
中国人の方々と仕事をするにあたり、どのような心構えが必要でしょうか。また、やはり仕事をする際の日本人のメンタリティー、姿勢とはかなり違うのでしょうか、違うとしたら、どのような点がどんな風に違うのでしょうか?体験談やアドバイス等ありましたら、大歓迎です。よろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

元中国貿易担当者です。



わたしも主にメール、FAXを使い英語でやり取りし、2カ月おきぐらいに現地へ出張という形で7年程の経験があります。主にシンセンや広州及びその周辺、もう少し南のベトナム国境付近から、潮州、杭州、南京、北京、蘇州、上海、天津などにお客さんがいました。

>どのような心構えが必要でしょうか

読んでいて涙が出てきそうになるのが下記のHPです。そーなんだよっ!中国の商売って、中国ってそーなんだよ!!!となります。ハイ
本も出版されている(私も持っています)のですが、メールマガジンも発行されており、それが又そーなんだよの大連発です。バックナンバー全部見てください。シンセンの工場で製造部長をされていた方のHPなのですが、貿易担当者として現地の人間と折衝する時に絶対役に立つ知恵と経験が詰まってます。絶対に読んでくださいいいい!

取りあえず私の経験も書かせてください。

>コミュニケーションが上手くとれません。

状況が見えないので断定できないのですが、お客さんが作業しないのでしょうか?それとも現地のOEM先でしょうか?

基本的に時間の流れ方が違う面はありますよ?大陸らしく大らかといえば大らかなのですが、日本の常識で考えると、組織の運営能力があるのか疑ってしまいたくなる事がありました。
しかも扱いにくいのは、こちらとの利害が必ずしも一致していない場合、何かともっともらしい理由をつけて動かなくなります。
それと、正当化するためには平気でウソをでっち上げる事もありますので、現地で裏付けを定期的に取る必要があります。日本のお客さんと良く情報交換していた時期もあるのですが、”中国人はパワーで押し切れ”が合言葉でした。
管理者の教育にもよりますが、お金の為なら必死にはたらくけど、労働に美学を見出している人は少ないです。

>仕事をする際の日本人のメンタリティー、姿勢とはかなり違うのでしょうか、違うとしたら、どのような点がどんな風に違うのでしょうか?

全然違います。

・彼らは商売を、”投機ににたもの”として捉えています。日本の様にコツコツと商売を築き上げたりしません。
・お金の回収が上手い人が出世します。だからお金も払いません。
・値引き交渉の為なら平気で契約破る事もあります。法律もあてにばかりはしていられません。最終的にはエライ人のコネ、や”紅包(ホンパオと読みます)”=ソデの下が幅を利かせます。
・打算的です。商売や取引先を育成しません。何といっても商売は”投機”ですから。
・北部の人たちは礼儀正しい反面、反日的な人もいます。南部の人はあっけらかんとして明るいです。一般に政治への関心が北部ほど高くありません。
・怒鳴られてヘコたれてはいけません。怒鳴り返すくらいじゃないと、交渉の手段として怒鳴ってくる人もいます。
・交渉の為にはウソをデッチ上げてくることもあります。日ごろから証拠書類(出荷証明としてのincoiceや議事録の取り交わし、FAX通信記録等)を保管して、いざとなたら「あの時こう言ったじゃないか、ものはちゃんと出荷されている」等この場合は冷静+動かぬ証拠の提示+適切な攻撃対象の選定を交渉しましょう。

特に、メールで議事録を送り、署名させた後にFAXさせるという手も有効である場合が多いです。

ちなみに、地域や省によっても違います。北京あたりの人の約束は結構信用できたりするのですが、福建省あたりの人は...お気をつけ下さい。上海人は頭が良い人が多いですが、上海は世界一と信じてますので、お高くとまって平気で他の中国人をバカにして結束が乱れたりしますのでお気をつけ下さい。

あー書くことがいっぱいあるー、このままだと取りとめも無く書いてしまいそうですので、取りあえずここで中断させて下さい。下記HPを見て「これってホント?」とか「どーいう意味?」という事が出たら補足欄にでも詳しく書いてください。私の知っている限り、又、上海や香港の知人などにも照会してお答えします。

でも中国の取引楽しいですよ?ストレスはたまりますががんばって下さい!

参考URL:http://www007.upp.so-net.ne.jp/boyaki/
    • good
    • 0
この回答へのお礼

こんばんは。とても丁寧に、詳しく教えていただいて、感激しております。上記のURL、早速アクセスしてみました。私どもはまだ中国との取引を始めたばかりなので、「そうなんだよね!」というような所まではいきませんが、現地でがんばっている日本人スタッフの話を聞くと、このURLに書かれている状況と重なる部分があります。まだ全てのバックナンバーを読んではいませんが、衝撃をうけつつも、だんだん肝が座ってくるような気持ちで読み進めています。重ねてありがとうございました。

お礼日時:2004/03/13 21:13

#3&4です。

補足された内容に関し、アドバイスさせて頂きます。

通関をスムーズにしたい場合、現地のスタッフに頑張ってもら必要があるでしょう。中国の税関は、未だに場所によってルールが違います。要求される書式も違います。要するに、税関役人の胸先三寸の部分がマダマダあるわけですよ。

元々現政権=共産党は八路軍という共産ゲリラからスタートしたため、太平洋戦争中等もある程度それぞれの部隊が自活を前提としていた歴史があり、その名残で法体系にもまだ地方組織に権限を持たせる内容が残ってしまっているようです。例:国営企業の人たちの話でも、「昔は企業そのものが一つの街みたいなもので、病院や学校、食堂などが企業毎に運営されていた」んだそうです。

法律もコロコロ変わりヤッカイですが、それ以上にやっかいなのがこの胸先三寸というヤツで、一部上場企業の中国貿易担当者を何人(何社)も知っていますが、みんな苦労してますよー。

そこで日頃から現地のスタッフが、税関職員を食事に連れて行ったり、前述のようにタバコ渡したり、あからさまな場合お金渡したり、という話も聞いたことがあります。でも、日本人にしてみると中々馴染めない世界ですよね。

そういう場合、フォワーダー(輸送業者)を選ぶのも手ですよ?中国のどの地域でお取引されているのか分かりませんが、フォーワーダーによって強い=得意な地域が異なるようです。大手のフォワーダーの場合、中国にも進出し独自の流通網を持っている場合がありますが、一般的にはlocal forwarderと提携している事が多い様です。そのlocal forwarderの能力によっても通関って変わってきますよ?

私も一度経験があるのですが、何社も見積もりを取り、その時に色々現地のフォワーダーの事を聞きだすんですよ。中間に代理店を立てるのにコミッションが気になるのであれば、実はこのフォワーダーが結構キーになると思います。書類だけフォームを作っておいて、日付や商品名だけ変更すれば使える形にしておき、あとの面倒臭い面はフォワーダーに任せるという手もあります。

もちろん、非木材梱包証明を出せ、原産地証明を出せ、ひどい場合は品質保証書も出せと嫌がらせとしか思えない様な要求を税関もあります。この場合、毎回作るしか無いんですけど...こればっかりは頑張ってやるしかないですね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

何度も親身にアドバイス頂き、どうもありがとうございました。お礼がかなり遅くなってしまい、申し訳ありません。たくさんヒントをいただいたので、本当に助かりました。

お礼日時:2004/04/12 13:34

#3です。


どうしても付け足したいことがもう一件ありました。

中国では「売り手と買い手の立場は平等」です。日本では許されないようなストレートな表現をバシバシ言って来ます。こちらもバシバシストレートで返してあげてくださいね。

それと税関職員をある程度”面倒”見ると通関楽ですよ?タバコ1カートン渡せばその場で通関、という方法をとる会社もある様ですが、汚職追放の強化キャンペーン中は気をつけてくださいね。

商社は使われていますか?日中貿易促進協会(だったけな?)も推奨していましたが、台湾系の商社を間に立てると文化的ギャップは比較的緩和してくれますよ?あくまでも”比較的”ですが...

あー又沢山書いてしまうー、不明な点は質問下さいね。

この回答への補足

通関に苦労させられています。法律が度々変わったり、止められる荷物とそうでないものの基準がイマイチわかりません。
また、商社は今のところ使っていません。間に入ってもらう事で発生するコミッションの事が気になるようです。でも、法律や手続きの煩雑さ?を考えると、スムーズに行く方が良いような気はしますが。。。

補足日時:2004/03/13 21:16
    • good
    • 0
この回答へのお礼

2度もご回答を頂き感謝です!彼らのストレートな表現には毎回苦笑です。私もかなりきついことを書いています。負けてはいられませんから!

お礼日時:2004/03/13 21:16

以前、中国で働かれてた人のエッセーの様なものを読んだんですが、タイトルは御免なさい。

忘れました。
内容的には、日本の会社で中国に転勤したときと、中国の会社にヘッドハンティングされその会社での話でした。
やっぱり日本とは全く違う価値感があるようで、又中国は広いので地域によっても、かなり違いがあるような事を・・・で、打ち合わせとか計画とかはほとんど意味が無く、「結果よければそれで良し」「最後には帳尻合わす」みたいな感じのような事が書いてあったような。
あんまり参考になってませんね。すみません。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

こんばんは。やはり打ち合わせや計画は意味がない!のですね!最後に帳尻を合わせてくれるといいのですが、そのまま放っておかれそうで怖いです。私も中国で働いていた人のエッセーのようなものがあったら読んでみたいと思います。ありがとうございました。

お礼日時:2004/03/13 21:09

中国人は自尊心が非常に強い民族で、例え自分のミスで何か問題が起きたとしても、謝ることは滅多にありません。



こちらがあまりしつこく指摘すると逆ギレすることが多いです。 私個人としては、非常に扱いにくい人種だと思っています。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

こんばんは。私が読んだ本にも自尊心についてかかれていて、気をつけよう、と思いました。確かに誤らないですよね、、、少し相手を立てるようなぐらいが良いのでしょうか、、、難しいですね。
アドバイスありがとうございました。

お礼日時:2004/03/13 21:07

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!