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形容詞である、「大きい」、「小さい」は、名詞の修飾語になるとき、「大きな」、「小さな」に変化しますよね。

(1) これは、形容詞の活用形の例外ケースなのでしょうか?(一般的には、「....な」に変化するのは形容動詞のはず)
それとも、「大きな」、「小さな」は形容詞ではなく、連体詞なのでしょうか?

(2) このような例外(変則)ケース(= 形容詞の「....い」が「....な」に変化する)は他にありますか?
「大きい」、「小さい」以外に思い付かないのですが。


下記の2つのページを読んだのですが、文法の解釈が一意ではないようで、どれが「正解」(正論)なのか、判断がむずかしいところです。

[ 修飾語 連体詞・副詞 ]
http://www.geocities.co.jp/NeverLand-Mirai/3032/ …

[ - goo辞書 - ]
http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%CF%A2 …




[ Google 検索: 形容詞 形容動詞 連体詞 修飾語 活用 ]
http://www.google.co.jp/search?q=%E5%BD%A2%E5%AE …

コメントお待ちしております。

A 回答 (6件)

こんにちは。



 諸説存在するようですが、一般的には、以下のように解釈されていると思います。
 学校文法では、「大きい」は形容詞、「大きな」は「この」「その」などと同じ範疇である『連体詞』に分類されています。「大きな」が『連体詞』とされる理由は、「大きだ」のように活用せず、常に連体修飾のみに用いられているためです。「大きな」を『形容詞』と考えるのは問題があります。「大きな」などの場合はたまたま対応する「大きい」がありますが、これ以外の『連体詞』、例えば「ひょんな」には対応する『形容詞』がありません。
 「大きい」と「大きな」が両方存在するのには歴史的な理由によるものです。もともとは「大きな」のもとである『形容動詞』「おほきなり」が使われていたのですが、後に「大きい」が生じたため、「おほきなり」のほうはもっぱら連体形「おほきなる」が使われ、「る」が脱落して「大きな」として定着したようです。つまり歴史的に見れば「大きな」は形容動詞だったということになります。
 しかし現代語では活用しないので、「大きな」は分類の上では形容詞ではなく連体詞ということになります。
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この回答へのお礼

投稿した後で考え直してみたのですが、やはり連体詞と考えたほうが妥当と思えます。

No.5さんの言われる通り、「大きな」は「大きい」の活用ではなく、最初から別の品詞と考えたほうが理路整然と理解できる気がします。

....それにしても、自然言語は難しいですね。
定められた定義通りにしか動作しないプログラミング言語のほうがよほど簡単かもしれません。
(いや、プログラミング言語の世界にも「方言」や、「暗黙の定義」が存在するので、そんなに単純ではないかも....)

質問のきっかけとなった経緯は、外国人からの質問(「......かった」と「......だった」の区別)なのですが、日本語の使用経験が30年以上ありながら、的確な説明が予想外に難しいことに驚かされました。

多数のコメントを頂き、ありがとうございました。
m(_ _)m

お礼日時:2003/11/29 15:41

先ほどの#4です。

補足です。
冒頭の、
>形容詞である、「大きい」、「小さい」は、名詞の修飾語になるとき、「大きな」、「小さな」に変化しますよね。
正確には、「大きい」が名詞を修飾するときは、そのまま「大きい」です。つまり、「大きいーもの」のように、形容詞は終止形と連体形の活用は同じです。通常、見分けるときは形容動詞に置き換えて見分けます。
「大きい『が』、たよりない」を「きれいだ『が』、たよりない」で、「大きい『だ』もの」とは言わないので、このときの「大きい」は終止形。
逆に、「大きい『もの』」を「きれい『だ』もの」とはしません。このときは「きれい『な』もの」とするので、「おおきいーもの」の「大きい」は連体詞と判断します。
少しわかりにくいかもしれません。すみません。
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形容動詞と連体詞の見分け方の特徴に、「だ」の終止形があてはまるかどうか、というのが一般的だと思います。


つまり、「きれいーだ」(形容動詞)。「おおきーだ」(×)で、活用もせず、もっぱら体言を修飾するときにのみ使われるので、「連体詞」と判断するのが妥当かと思います。
口語文法を必修で教えるのは中学まででしょうが、中学生を対象とした参考書のどれをみても、「大きな」「小さな」「おかしな」は連体詞となっています。また、それだけに、これらの単語がテストにもよく出題されるようです。
ただ、「そんな・こんな・あんな・どんな」は連体詞という説と、形容動詞という説にわかれているのははっきりしています。言葉は生き物ですから、永い時代をかけて変化していきますよね。
文語文法と口語文法の違いに高校生が泣かされているように・・・。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

> 形容動詞と連体詞の見分け方の特徴に、「だ」の終止形があてはまるかどうか、というのが一般的だと思います。

おっしゃる通りだと思います。
ただ、形容詞と連体詞の区別以上に、形容詞と形容動詞の区別のほうが外国人の日本語学習者には難しいのではないでしょうか。
(私見ですが)形容詞と形容動詞の区別は音形の差異だけで、意味の違いはないように思います。

お礼日時:2003/11/29 15:55

Ribenrenさん、こんにちは。


難しい問題ですね。

ちょっと調べてみたんですが、下の参考URLでは
「大きな」「小さな」「おかしな」などは
連体詞とされているようですが、形容動詞の連体形とする説もある、となっています。

http://www.h3.dion.ne.jp/~urutora/kotoba.htm

(形容動詞のところを見ると、名詞に続く場合は、活用が「な」になる、ともかかれています)

>(2) このような例外(変則)ケース(= 形容詞の「....い」が「....な」に変化する)は他にありますか?

「おかしな」もそうであると書かれています。他にはちょっと思いつかないですが・・

word品詞について

http://www.asahi-net.or.jp/~GW5K-TKSW/pc/word/su …

「小さな」「こんな」「例の」「同じ」などは連体詞に含めるべきかどうかの議論がなされているようです。
どちらが正解なのか、まだ決着がついていないようです。

参考URL:http://www.h3.dion.ne.jp/~urutora/kotoba.htm
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。

> 連体詞とされているようですが、形容動詞の連体形とする説もある、となっています。

Gooの国語辞典でもそのように解説されていますが、私としては、形容動詞の連体形ではなく、連体詞である、に1票を投じたいと思います。


> 「おかしな」もそうである

おっしゃる通りですね。気が付きませんでした。
余談ですが、1980年代に活躍した推理作家の「岡嶋二人」氏のペンネームは「おかしな二人」をもじって付けたものだそうです。

......本題と全然関係ありませんね。(^^;;

失礼しました。(汗

お礼日時:2003/11/29 15:50

すみません。

「参考URL」が正しく書き込みされていなかったので再度掲載します。

参考URL:http://nhg.pro.tok2.com/qa/keiyoushi-1.htm
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この回答へのお礼

わざわざありがとうございます。

URLを複数件入れるときは、スペースではなく、カンマ「,」を区切りにすればよいです。
(文字数に制限があり、あまり長いアドレスは入れられません)

お礼日時:2003/11/29 15:44

諸説あるようですが、「連体詞」と考えるのが通説です。

「連体詞」は学校ではあまり教えられていないようですが、品詞の1つです。

参考URL:http://nhg.pro.tok2.com/qa/keiyoushi-1.htm http://homepage3.nifty.com/taketoki/kodawaru.html
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