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仕入・売上でそれぞれ値引・割戻・返品・割引があるときの原価率の求め方を教えてください。できたらそれぞれの説明を入れて頂けるとありがたいです。

宜しくお願いします。

A 回答 (1件)

まず、売上・仕入ともに割引は引いてはいけません。


(アメリカ式だと引くこともありますが…)
また、売上・仕入ともに返品は必ず引きます。

値引・割戻については、原価率の算定上は以下のとおり計算するのが一般的です。
仕入については、値引・割戻を引く。
売上については、値引・割戻を引かない。
ただし、問題文に特段の指示がある場合は指示にしたがいます(当然)。

このように計算する理由は、次のように説明されます。
「一般に企業が商品の価格設定を行うのは、仕入価格が確定してから(値引・割戻が確定してから)であり、この段階で所望の原価率をもって売価を決定する。売上値引・割戻が行われるのは、商品引渡後の事情(破損・汚損・大量購入など)によるため、当初の価格設定とは無関係である。」
通常の問題では、企業が価格設定に用いる「所望の原価率」をベースに作問することが多いため、上記のように計算するのが合理的である、という結論です。

余談ですが、上記のような意味での原価率を「事前の原価率」と呼ぶことがあります。というのも、売上に係る値引・割戻をも考慮したうえでの最終的な原価率を「事後的な原価率」と呼ぶことができるからです。ただし、特に指示のないかぎり、解答上は「事前」の原価率を考えます。

もうひとつ、重要な余談。
値引・割戻に関する上記の取扱いは、あくまでも原価率計算上のものです。P/Lを作成する際には仕入高・売上高ともに値引・割戻を引かなければならないので注意してください。

さらにもうひとつ余談。
売価還元法の場合の「値上・値下」(値引ではなく)の取扱いは有名ですが、以下のとおり。
売価還元原価法なら値上・値下を両方考慮。
売価還元低価法なら値上のみ考慮。
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この回答へのお礼

houndcatさん回答有難うございます。

詳しく説明して頂き有難うございます。理解もでき納得できました。

また質問すると思いますので、お暇な時で構いませんので回答宜しくお願いします。

お礼日時:2003/11/30 09:59

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