あの販売集団は何？

あーあー。

昔一日だけ同じ系統のバイトしました。当時はそうです、チャチなおもちゃを手売りしていましたね。

私が行ったその会社は、外資系でした。元々はカナダの会社だとかどうとか。確かに白人のおっちゃんが何人かいましたね。
そこで働いている若者（がほとんど）は、会社の商品であるチャチなおもちゃを一種類か二種類カートで引っ張って出撃します。オフィスには都内の地図が掲げられていて、誰がどこに行ったかなんてのが書き込まれています。それを見て「ああ、椎名町近辺は最近誰も行ってないな」なんてなると「今日は僕は椎名町行ってきまーす」となるわけです。
そして、行った先のオフィスやら家やら挙句には道行く人にまで片っ端から声をかけまくって手売りするという商売です。もちろん、オフィスにずかずか入っていくと「許可もらったんですか？」と追い返されることもしょっちゅうです。あの当時はオフィスのセキュリティなんてのに無頓着な時代だったんですが、今は入館カードがないと入れないところも珍しくないので今は大変だと思いますよ。

面白いのは、なぜか、どういうわけか、「来た道は決して戻らない」のです。例えばオフィスに入ると社員食堂があるところがある。近くの社員さんに声をかけると「お昼頃なら社員が来ますよ」なんて教えてくれたりします。今だったらそんなの無理だけど、当時は保険のおばちゃんならオフィスの奥にずかずか入って行ってもよかった時代だった頃の話ですから。
そしたらお昼頃を見計らってそこに戻ればビジネスチャンスがありそうな気がするのですが、同行した先輩氏によると「いや、いったん寄ったところは戻らないから」だそうです。

しかも持ち歩くのは一種類か二種類（自分でカートを引っ張るので）、おまけにカタログもない会社ですから行った先の会社で親切な人が「今度社内で宴会をやるのでそのビンゴ大会の商品をどうするか困ってて」なんて聞いただけでビッグなニオイのする（なにしろ手売りのおもちゃは1個500円くらいのシロモノ）話を振られても「すいません、ウチはそういうのやってないんで」と平気で断る大胆さ。

そうなんです、一見オンリーで物を売るっていうすごい商売なのです。普通は商売ってのは物売りからラーメン屋に至るまでいかにして「顧客（常連）を作るか」なんですが、それに気持ちいいまでに無頓着なんです。販売の仕事を経験した身からするとあまりに仕事に無駄が多過ぎてわけわかめで一日でバカバカしくて辞めちゃいましたけどね。そうそう、収入はその売ったおもちゃの歩合でした。私は体験入社だったので当日は収入ゼロ。
歩合で稼ぐんだったら、カタログと名刺持たせてまとめ買いの商売させてもいいように思うんですけど、たぶんアルバイトの出入りがものすごく激しいんでしょうね、そういう商売は一切興味ない感じでした。

当時はまだ百円ショップもそんなにあっちこっちになくて、今だったら百円ショップでも2個百円みたいなものでも買う人がいましたが、そうですか、今はフルーツ売っているんですね。
でも、生ものだと在庫がきかないから大変だなあ。

そこの会社には、将来自分の店をやりたいみたいな若者が集まっていましたよ。ごく一部の社員を除いて全員フリーターで、もちろん週5で働いても社保等一切なし。今考えるとひでえ商売だと思います。そこでいくら働いたって自分の店を持つためのノウハウは一切学べないんですから。与えられたたったひとつの商品をただ売り歩くだけ。在庫管理やら商品構成やら、店をやるんだったら知るべきことが何ひとつ学べません。あと、やはりそれなりに社会経験を持つ人にはあまりの商売の非効率さについていけないのでしょうね、30代以上の人はずっとそこで働き続けている人か、なんかおつむが弱そうな人をちらほら見かけた程度でしたね。

ありましたねぇ～

「ボールペンにラジオが付いててレアですよ」なんてのとか「化粧品」とか「青森から来ました。りんご買って」などありましたね。
１度も買った事ないです。

最近はケーキとかデザート系が多い様です。

正体は分からないので回答にはなってなかったですね、すみません。

私も出会った事があるのを思いだし…ググってみました。

「ダイナミックフルーツ」 と言う会社名が出て来ました。
訪問販売、マルチ商法だとか色々書いてありましたが…。

以前は海外の雑貨(しょーもないおもちゃ)を訪問販売していたようです。

会社務めをしていた頃に、来た覚えがあります。
なんだか、不思議な人達ですよね。