アイス・ストーム見た方～

私も観ました。

題名の割に、単なるホームドラマでしたね。
映像がとても綺麗で、７０年代（多分）のオシャレな感じが程良くマッチしてる
ところはいいな～と思って観ていました。

私なりの解釈ですが…。

お兄ちゃんは、いつも親友に好きな人を取られてて、
好きな子からも、いつも「お兄ちゃんみたい」としか見てもらえないキャラなので、
結局、意識のない女の子にも手を出せない、やっぱりイイお兄ちゃんキャラ
なのだということだと思います。
妹とも仲良くて、両親の仲を聞き出したり、とってもイイお兄ちゃんでしたし。
だから、何もしなかったけど、晴れ晴れとした顔で帰ったのでは。

妹が、恋人の弟と関係を持とうとしたのは、思春期独特の
性への意識なんじゃないでしょうか。
性というものに興味があって、でも持て余してしまう…みたいな。
自分ではコントロールできない思春期の性の幼さと危うさ。
それが良く表現されていたと思います。

クリスティーナと次男のトイレの一件は、弟の方がまだ幼くて、
性器を見せ合おうと言ったけど、直前で怖くなったという話なので、
トイレを邪魔したとかではないと思います。

恋人である兄にも、その弟にも性的な興味を抱いてしまう思春期の女の子の
危うさというか、早熟さというか、色気がよく表現できていたと思いますよ。

ベンが最後に泣いたのは、家族の絆に気付いたんじゃないでしょうか。
浮気相手の息子は亡くなってしまって、でも、自分には息子が残されている。
偶然自分が発見してしまって、家族の大事さと、自分の愚かさを感じたのかな…と
私は思いましたが…。

ベンの奥さんも、浮気しようとして肉体関係を持ち損ねて、
その足でトイレで伸びているベンの元に向かう…。
これも不可解な行動のようですが、彼女の中で、自分が浮気しようとしたことで
何かが吹っ切れたのでしょうかねぇ…。
いや、腹いせに浮気しようとしたけど、ふと我に返ったのでしょうか。
とにかく、この映画は、人間の一見不可解な行動や思考がよく表現されていて、
人間はそういう矛盾した不可解な存在なのだということがよく解ります。
人間の愚かさや、人間臭さがよく表現された作品なのかも知れません。
「アメリカン・ビューティー」に似てますね。

＃１の方の回答を読ませていただいて、なるほど～と思ってしまいました。

すみません。私のは回答になっていないので流しちゃってください（笑）

こんにちは！

アイス・ストーム、だいっすきな映画です！
私は何度も見ましたがモヤモヤはなかったです。今、質問を読んでみて、「え、え、え？」と思いました（←ただの注意力散漫？）

＞例えば好きな女の子をせっかく眠らせたのに電車乗って帰っちゃたり。←彼は晴れやかな顔をしていましたがなにかイイ事してきたんでしょうかね（悪戯したとか）

晴れやかな顔…してましたか。。ん～…。でも悪戯はしてないでしょう！そんな性格の役ではなかったはず！！してません！（笑）大体薬は友達にだけ飲ませるはずだったのに、彼女も飲んでしまって、、というだけなので寝込みを襲おうなんて気はなかったと思います。
電車に乗って帰ったのは、単に家族に帰る約束をしていたからだと思ったんですが。。「とられちゃうと思わなかったのか」というのは、とられるも何も自分には無理だと思ったんじゃないでしょうか。「あなたのことはお兄さんのような存在（友達だったかな？）」と言われ、それにたいして「いつもそう言われる」と言っていたと思うので、今回もやっぱりダメか、と思ったんではないでしょうか？

＞あと隣の家の長男とクリスティーナ・リッチは好き同士ですよね？なのになんで弟と関係をもつんだ！

好き同士…というより、お互いに性的関心があって、というだけだと私は思いましたが…。まぁ全く好きじゃない相手とそんなことしないとは思いますが。。

＞お兄ちゃんも危ないのに凍ったプールの飛び込み台であそんでたし。。死なないと思ってたんでしょうか。

私はそこまで考えていなかったと思います。ということで軽く流しました。見てるこっちはヒヤヒヤでしたが。。

＞あと、隣の家の父さんとベンの奥さん肉体関係未遂じゃないんですか？

そうですね。えっ、そうだと思いますけど…（笑）奥さんは夫の浮気に気付いていたので、むしゃくしゃしていて、というか、鬱屈していて、というか、ヤケになったというところではないでしょうか。万引きもしてましたし。

＞あとあとベンはなんでラスト泣いたんでしょうか。

私は「自分が遊んでる（浮気している）間にこんなことになってしまって…。自分のことでいっぱいで子供のことをあまり考えていなかった…こんな大変なことになってしまって…」
という感じの言いようのない後悔で、だと解釈しました。

しかしこの映画、ほんとに良くできた映画だと思います。十代の性的関心、若さ故の無鉄砲さ、浮気、夫婦関係、と全面、性について描かれていますが、かなりリアルです。ふつうリアルに描こうとすればするほど嘘臭くなってしまいますが、この映画はそういうところもなく…。
また見たくなってきました（笑）

ちなみに最後にこの映画を見たのは１年以上前だったので、記憶もかなり曖昧です。あと解釈も私の勝手なものですので。。ご参考になれば。