プロが教えるわが家の防犯対策術!

もうすぐ中学を卒業する中3男です。
自分は将来アメリカに渡り、映画業界で働こうと思ってます。
映画製作について不明な事があります。

質問1)20thフォックスやパラマウント、ワーナー等は配給会社ですよね。
これらの会社のする仕事は「売れそうな映画と契約して、宣伝をしたり上映用に焼き増しする」であっていますか?
質問2)撮影するカメラマンたちは、そういう会社があってそこに依頼をするのでしょうか?
音響や照明なんかも同じでしょうか?
質問3)映画製作で、撮影現場で作業をする職はどんなものがあるのでしょうか?
監督、製作総指揮、カメラマン、照明以外でお願いします。
質問4)アメリカ映画のクレジットを見ていると日本人が最低1人はいると聞きましたが、
ということはアメリカ映画で製作に関わっている日本人が結構いるってことですよね。
どんな事をして製作に関わっている人が多いのでしょうか?
又、日本人がクレジットに出ているのを見た映画があれば教えて下さい。
憶えていればでいいので名前も・・・。

長文失礼しました。
ご教示よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

質問1に関して


配給会社でもありますが製作会社でもあります。
多くの作品はワーナーなどメジャーな製作配給会社と契約しているプロデューサーや監督らが企画を出し、ヒットするかどうか精査されたうえで、投資家から資金を集めたり、メジャーが一部を負担したりするなどして、作られます。
このあたりを詳しく知りたければハリウッドの内幕を描いた「プレイヤー」という映画が面白いですよ。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=9 …


質問2関して
アメリカの多くのスタッフは組合に入っていますが、会社員ではないので基本的にはフリーです。プロデューサーの仕事にスタッフィングというスタッフを揃えるという仕事があります。それで撮影は誰にするかなど、監督と相談したりして依頼することが多いです。
音響はのちのち仕上げといって撮影が終わってからのことにも関わってくるので、スタジオに所属している方を選ぶことが多いようです。
ちなみにアメリカ映画に”照明”という職種はありません。
日本と違い、ハリウッドでは撮影は”撮影監督=Director of photography”というシステムをとっています。照明の仕事も兼務したような形です。さらに組合の規定で撮影監督なのにカメラに触れることはできません。カメラを触るのはカメラオペレーター、あるいはカメラデパートメントと呼ばれるスタッフになります。これが嫌でヨーロッパのカメラマンにはハリウッドで仕事をしたがらない人もけっこういます。
撮影監督の仕事はあるワンシーンの全体の照明プランと撮影で、5台も6台もカメラを使うので、自分で動かすことが出来ないわけです。
日本やヨーロッパとはシステムが違い分業制がより細かくなっています。
詳しくはこの本で「撮影監督ってなんだ」
http://www.amazon.co.jp/%E6%92%AE%E5%BD%B1%E7%9B …
余談ですが組合員以外でも仕事はあります。
実は組合員は規制が厳しく、低予算の映画では規定のギャラを払えないので、組合員以外を使うことは多いです。それに人種差別もあるのでなかなか組合には入れませんし。ボク自身も、ロスで撮影をしたときには非組合員でアジアの方を雇って仕事をしました。何時間以上の拘束をしてはいけないとか、とにかく雇う側にとっては組合員はお金が掛かりすぎるので。

質問3
撮影現場よりもそれ以降の作業におけるスタッフの方が職種が多いです。
山ほどあるのでちょっと書き切れませんが、主要な職種やあまり知られていない職種を挙げておきます。
・ストーリーアナリスト:シナリオを読んでヒットするかしないかなど判断するような仕事です。映画製作以前の仕事なので、スタッフのクレジットには載りません。
・プロダクションデザイナー:映画全体の美術監督です。
・衣装デザイン:名前の通りです。
・メイクアップ:日本人でカオリ・ナラ・ターナーさんが有名です。
・編集:撮影済みのフィルムを切ったり繋いだりします。最近はみなコンピュータですけど。
・サウンドデザイン:映画全体の音に関して”デザイン”する仕事です。日本だと整音にあたります。
・フォーリーアーチスト:効果音のスタッフをこう呼びます。
各スタッフの仕事内容はこの本で。
「実録!スーパー映画人」
http://www.amazon.co.jp/%E5%AE%9F%E9%8C%B2-%E3%8 …

質問4。
映画によってはスタッフの人数は数千人なります。ハリポタなんかで2000人以上がクレジットされています。
アメリカやヨーロッパで撮影監督をしている日本人も数名いますが、エンドロールにでる日本人の多くはマットペインティングやCG関係です。
「ダイハード2」や「2012」はマットペインティングやCGで日本人の名前が出てますよ。

ハリウッドの映画産業はとにかくいろんな職種があります。ただ人数が多すぎていわゆる下っ端のスタッフは台本さえもらえないことも多いです(日本ではこれはありません)。それに慣れちゃってか、低予算で主要なパートなのに台本を渡しても読まないスタッフも居て、これには驚きましたけど。
映画製作の全行程を知るともっと興味も湧き、自分に合っているのは何かと仕事の選別にもいいと思います。
推薦できる本を紹介したいのですが、実はありません。それぞれ職種がぜんぜん違うので、全行程を把握している方がいないのだと思いますが、デベロップに関する本、撮影の本、編集の本、美術の本、特撮関係の本、と言った具合にそれぞれあるので、図書館などで探して読んでみるといいと思います。
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この回答へのお礼

是非とも参考にさせていただきます。
台本が渡されないって、酷いですね・・・。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/03/14 01:50

4)に関して。


各国の映画で以前から活躍している名の知れた日本人としては、
衣装デザイナーのワダ・エミさん
特殊メイクのSCREAMING MAD GEORGEさん
などが思い浮かびます。

お書きになっているとおり、「アメリカ映画のクレジットを見ていると日本人が最低1人はいる」と言っても過言ではないので、映画界を目指すほど映画がお好きなら、ぜひ、劇場でもDVDでも何でもいいので、お好きな映画を見返してみて、クレジットからそれらしい名前を見つけ出し、その名前を、役割名と併せてインターネットで検索してみるといいでしょう。いずれにしても、映画界に携わるには、映画に詳しくなければなりません。とりわけ中高生時代に映画や音楽に触れまくるのは、将来、エンタメ系の分野に携わるうえで大きな財産となります。

ただし、ハリウッドは映画界の王様ですから、クレジットされるほどになるには、かなり難しいです。しかし、不可能ではありません。例えば、脚本家はさすがに言葉のバリアがあって無理だろうと思いながら、以前に「日本人脚本家」を検索したところ、一人、ハリウッドで活躍している人がいました(残念ながら、今はそのサイトがうまく見られなくなりました)。また、たとえ難しくとも、そこを目指していく過程で、さまざまな発見があり、より適した職業にめぐり合う可能性が大いにあるので、がんばってくださいね。

とりあえず、中3なら、以下のデータベースを使いこなせるようになることを目指すといいでしょう。

参考URL:http://www.imdb.com/
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この回答へのお礼

自分もハリウッドで活躍して見たいものです。
かなり厳しいでしょうけど・・・。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/03/14 01:48

1) アメリカでは製作であり、配給会社です。

スタジオも所有しています。主な業務はヒットしそうな映画を製作し、配給することです・

2) 通常は、ギルドやユニオンに所属します。カメラマンの場合、有名なのはASCやBSCです。監督も監督協会(ATG)に所属しています。もっとも、所属していると言っても、ギルドの場合は個人事業者の集まりになります。ギルドやユニオンに所属していない場合は、仕事がありません(アシスタント程度しかない)。

3) ちょっとしたアメリカ映画のスタッフロールを見ればわかりますから、何か一枚DVDでも購入してください。
http://www.jamps.tv/glossary.html

4) クレジットに出ているのは、少なくとも、現地人と同等に英語の話せるクラスの日本人です。日本名でも、日本人と日系人の区別は簡単には付きません。
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この回答へのお礼

そうだったんですか。
色々と参考になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/03/14 01:48

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