プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

米軍普天間基地問題でニュースを見ても意味がわかりません。

米軍は:
(1)日本から撤退したいが、思い遣り予算がほしいから残っている
(2)日本から撤退したいし、思い遣り予算も欲しくない
(3)日本に残りたいが、基地問題があるので移転せざるを得ない
(4)日本から今後も永続的に駐留したい
(5)その他
日本は:
(1)米軍に思い遣り予算をはらってでも残ってもらいたい
(2)米軍には残ってもらいたいが、お金ははらいたくない。
(3)米軍には出て行ってもらいたい
(4)その他

のどの立場なのかを誰かおしえてくださいませんか。

A 回答 (15件中1~10件)

  この質問に対して回答する為には一つの前提が必要と思います。

即ち、ご質問者が「なぜ日本の領土である沖縄に、外国の軍隊である米軍の基地があり、戦闘力が駐在しているのか、ということの歴史的な意味を理解していること」という前提です。ご質問の文面から拝察する限り、ご質問者はこの意味を殆どご存じないように感じますが、これを詳しく書けばとても紙面が足りませんので、超簡単にご紹介しておきます。
 1.敗戦後日本が独立を回復する1951年9月8日、「サンフランシスコ講和条約」と「日米安全保障条約」の二つの条約が結ばれました。全ての原点はここにあります。この二つの条約によって戦後の日本の国家としての形が規定されました。
 2.マッカーサーの敷いた平和路線「戦争放棄」「戦力不保持」の原則により、日本は丸腰独立の代償としてアメリカの軍事力で日本の独立を保証する、という、非現実的な非武装中立論でスタートすることになります。しかし、アメリカ自身、この夢想的平和主義で日本を再出発させた事をすぐに後悔する事態が発生します。
 3.いわゆる朝鮮戦争の勃発(1956年6月5日)です。ソ連、中共の強力な支援を得た北の勢力をかろうじて食い止めたのが日本に基地を置いていたアメリカの戦闘力でした。
 4.歴史に"IF"は無いと言われますが、「もし、このとき日本にアメリカの基地無かりせば」を前提に、その結果を想定することは、日本の現状を考える上で許されて良いことと私は思います。アメリカの極近距離からの強力な戦闘力を欠けば、朝鮮半島は共産勢力の手に落ちていたであろうとは多くの歴史家が認めるところでしょう。そして、そうなれば日本は狭い日本海峡を挟んで強力な共産軍の矛先に丸腰の無防備を晒すことになります。当時このような状況に置かれたとすれば、日本の恐怖がどのようなものになったか、おそらくご質問者には想像も付かないことと思います。そして、現実に半島からソ連、中共軍の侵攻があり得たと想定も可能です。朝鮮戦争の現実に遭遇して、アメリカは日本に非武装を要求したのを後悔したと言われます。

 上のことで、日本にアメリカの基地があることの歴史的必然はご理解されたことと思いますが、日本に基地を置くとすれば「沖縄」が戦略的に必然の地であると言うことになると思います(詳しくは省略)。
 さて、沖縄問題に関しての質問にいろいろな回答を拝見しますが、殆どの方が、沖縄の人たちの気持ち(もちろん、これも大事です)、日本とアメリカの利害、など目先の細かしい事柄ばかりを論じていて、安全保障の本質的なことに目が向いていないように感じます。
 
 日本は今、本当にアメリカの軍事力を頼らずして安心できるでしょうか?
 中国はなぜ尖閣諸島に軍艦を乗り付けずに我慢しているのでしょうか? 春暁その他の東シナ海のガス田に対して、中国は自己の主張する大陸棚領海説を当てはめた領有を強行せずに済んでいるのでしょうか? なぜ韓国は竹島に軍艦を横付けせずに我慢しているのでしょうか?
 私は、アメリカが軍事力を日本に駐留させることにより、日本との強い同盟関係を「態度で明確に」示している事によってかろうじて中国、韓国が理不尽な行動に移る事を抑止していると感じます。もし、自衛隊だけの抑止力ならば、日本は互角以上に戦えるとしても、日本だけの意志でその理不尽を排除する為の軍事力行使は決断出来ないと、彼等は考えると思います。つまり、自衛隊はあれども抑止力にはならないように思います。中国が現実に南沙諸島などで行っている傍若無人の振る舞いを直視し、そこから教訓を得る事が必要でしょう。このことについて、あつらえ向きの新聞論説がありますので添付します。日本経済新聞2009年12月16日の1,2面です。熟読の価値有りと思います。
 一国の安全保障などという問題は大局的に見ることが何より大事でしょう。こせこせと足下ばかり見ていては大事を誤ります。
 ウイキペディア(参考URL参照)で「朝鮮戦争」も参照してください。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/
    • good
    • 0
この回答へのお礼

大変丁寧な解答ありがとうございました。

お礼日時:2010/04/03 19:11

こんにちは



米軍は、というよりは「海兵隊は」で、日本からといよりは「沖縄から」と
誠に勝手ながら言い換えさせて頂きます。

で一番近いのは4)でしょうか、「今後も海兵隊は沖縄に駐留し続けたい」と。

その理由は他の回答者の方も触れているように「沖縄の位置、つまり地政学
的な見地」からによります。
東アジア地域での紛争地帯、あるいは紛争が勃発しそうな地帯、具体的には
朝鮮半島、台湾海峡、政情不安定な東南アジア諸国、などから 近すぎず、
さりとて遠すぎず、かつある程度の規模の部隊を置いておける、それが沖縄
の戦略的な価値です。

もちろん 同盟国(つまり我が国ですね)の強力なバックアップを受けられる
ことも 大きなメリットのひとつです。

但し今の在沖海兵隊は
「迅速に展開する能力を強化する」
「数ではなくて能力を重視する」
というGPRで掲げられた目標に向けて、その編制を大幅に見直すことになり
ます。

グァムに8,000人を移転云々とか言っているのはその一環ですね。(まぁ必
ずしも、実戦部隊の兵隊さんばかりが ごっそり居なくなるワケでは なさ
そうですが・・・)


さて、他方 我が国の場合ですが

実際のところ「在沖海兵隊は我が国の防衛、という目的が一義ではない」
ことはみんな充分承知しているものの、東アジアの軍事バランスを考えて、
表向きは(1)の立場をこれまでとってきました。
しかしながら最近の財政事情等から、だんだんと(2)の立場も考慮せねば
ならなくなっています。なんだかんだ言っても背に腹は代えられません
から・・・。とは言え(3)の立場は今後ともとらないでしょう、というか
"とれない"でしょうね。

そうやって考えると、日米の基本的な利害は一致しており、普天間という
あるひとつの基地を どうするこうする と揉めても、日米安保体制全体から
見てみれば、そう深刻な話では無い、ということになります。

ただ、地元の方々にとっては そうも言ってはいられないですね、もちろん。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

解答ありがとうございました。

お礼日時:2010/04/03 19:09
    • good
    • 0

徴兵の者は全て陸軍に配属されます。

  その中に特殊な技能の習得が可能な者が、空軍や海軍に配置替えがされるでしょう。
日本が正式の軍隊を持てば、今のような専守防衛を基準にした装備ではなく、国民や国土を守るために攻める装備が必要になります。
たとえば、空母、原子力潜水艦など高価なものばかりをはじめ、徴兵制により人件費や生活費も膨大になります。
したがってGDP比が増えるという事です。

韓国を調べてごらん。
    • good
    • 0

米軍は:


(4)日本から今後も永続的に駐留したい
世界中に基地を効率的に置くには沖縄が良い。

日本は:
(4)その他
居て欲しいが、悪さするし危ないので民家の近くに居て欲しくない。
沖縄は負担が多すぎる。

そこで提案 基地は、沖縄から <対 馬> に変える。
    • good
    • 0

No.6です。


No.5さんは10%もありうるという話なので矛盾はしません。
北朝鮮が通常兵力だけで攻めてくるなら今の自衛隊の「軍備」で十分です。日本海がわの都市が一つぐらい占領されるかもしれませんが数日中に全滅させられます。
ちょっとした戦時国債が必要となるかもしれませんが徴兵制などはやらずに済むはずです。・・徴兵制をやるには多分憲法改正が必要ですからここで頑張ればあなたが兵隊に行くこともないでしょう。
ただ、北朝鮮が東京や大阪に原子力兵器を用いた場合は日本に報復する手段がありませんからアメリカに頼んで北朝鮮を攻撃してもらうしかありません。これはアメリカの義務なのですがアメリカに何の得もないのでやってもらえない可能性が高いです。
そこで、日本の核武装ということになるのですが、これはやろうとした途端にアメリカは日本の核武装論者を物理的にでも抹消しようとします。経済封鎖はもちろんです。アメリカは軍事的に日本の核武装をもっとも恐れています。国連の「敵国条項」がまだなくならないのもそのためなのです。
もう一度日米戦争をやらないためにも・・お互いに・・「日米安保は最重要である」・・という立場をとらざるを得ないのです。
鳩山さんも小沢さんもこのことはもちろん理解しながらの行動なのです。
まもなく日米間の新しい時代が来ることを期待したいと思います。
    • good
    • 0

アメリカは今回、下手な外交してます^^;



駐米大使ごときが、岡田外務大臣を怒鳴りつけたなどという記事がでるようでは明らかな交渉ミスです。このことが意味することは、米国は(4)であるということを明言したも同じです。

今までのアメリカのスタンスは、その巧妙な言い回しで日本の安全は米軍が守っている、日本政府はそれを望んでいるので駐留している、よって思いやり予算を受け取って当然というものでした。しかし、今回の交渉経緯で明らかになったのは、結局、アメリカは日本に駐留し、極東での影響力を維持したいが、お家の事情でぜにがないんで負担してよっていうものであることがはっきりしたわけです。

外交で怒るということは、自分が不利であることを証明するだけなのです。まあ、本気で戦争する気なら別ですが、こんな問題で戦争までするわけがありません。

日本は、今までは(2)です。鳩山さんは(3)です。ただし、今回の経緯でその考えを首相在任中は封印するとアメリカに伝えたそうです。それで、年内解決しないことをアメリカは了解したようです。

結果、現実には(1)だった内容が、(2)になる可能性があり、外交上は日本のポイントかな^^、ただし、何か外のことでバーターすることになるでしょうね。アフガンか北朝鮮問題でだろうけど^^;
    • good
    • 0
この回答へのお礼

解答ありがとうございました。

お礼日時:2010/04/03 19:08

米軍は:(4)日本から今後も永続的に駐留したい だな



別に日本を守る為に米軍が居るワケではない
米国の都合で 米国民を優先的に守る為に居るだけのことです

日本は:(4)その他
様々な思惑があるワケで 個人で違うということだろう
鳩山総理に限定するなら (3)米軍には出て行ってもらいたい だろうね
俺も (3)だね
安全保障が不安だというなら それを自衛隊で補うように拡大するだけ
必要に迫らなければ 社会は変わらないのだ
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2009/12/19 15:41

日本にとって何が良いか


(3)米軍には出て行ってもらいたい
米軍が出て行ったら軍事費が増えるという意見がありますが、現実を見た判断ではありません。日本は現状でも世界7位の軍事費を使っています。米軍駐留に掛けている金額を加算すれば世界6位です。
勘違いしている人はいないでしょうが軍事費と軍事力は違いますのであくまでも参考です。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2009/12/19 15:40

アメリカは・・矛盾するようだけど・・(1)と(3)の中間ぐらい。



米軍は中国、韓国、日本、フィリピンで暴動や内戦が起こった時の「米国民」の救出のための少数の海兵隊は「沖縄」か「九州」に確保しておきたいのです。従って「代替基地」を要求しています。しかし基地問題・・特に普天間などの都市隣接の基地は米軍も困っている事は確かです。・・(3)
アメリカの政府はとにかく予算がないので(実際は国債を日本・中国に買ってもらっているのですが)日本から借金にならないお金・・つまり日本国民の税金・・を欲しくて仕方がないのです。・・(1)

日本は民主等の多数は(2)、社民党は(3)、沖縄県民は(1)と(3)のはざまで苦闘しています。
鳩山・小沢の本心は(3)・・最近ようやく本心の一部が出てきましたが、まともに出すと・・昔のアメリカなら・・官僚・検察・マスコミなどを通して抹殺したのですがね。時代も大きく変わったものですね。(田中真紀子さんのお父さん、橋本大二郎さんのお兄さんなどの前例があります・・。)

私は沖縄県民の皆様の立場を解決することが一番大切だと思います。・・基地はいらない・・けど基地がないとお金が入らない・・というジレンマは沖縄以外の国民が沖縄のことを本気で手助け出来ない限り解決しないでしょう。実はこれは地方の疲弊という意味で全国的な問題です。

ちなみに日本の防衛は「核の傘」以外はすべて自衛隊の責任となっており、アメリカに日本を守る義務はありません。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
日本の防衛は「核の傘」以外はすべて自衛隊の責任となっており、アメリカに日本を守る義務はありません。
は回答番号5番さまとの、国防費10倍もありうるとの話と矛盾するように聞こえてしまいますが…

お礼日時:2009/12/19 15:40

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!