腹痛のない下痢

下痢は大別して2種類有ると思います。

1つは、いわゆる食中毒。
もう一つは、内臓の病気で消化・吸収が不完全な状態。

食中毒は体内の毒を速く排出するために、
腸が脳に痛みの信号を送り、排便を促します。
これが腹痛の原因です。
体内の毒素を排出すれば、直に腹痛は治まり、その後は普通に食事できます。

一方、腸自体の病気の場合は、何かの病気で働きが弱くなり、
傷みの信号を発生しないまま、食べ物が腸を通過し、肛門へ到達します。
腸の働きが低下しているため、消化・吸収が不十分で水分の多い軟便になります。
これが腹痛の無い(弱い)下痢になります。
腸の働きが低下しているので、腸が回復するまでは何日も軟便が続きます。

ちなみに、腸炎の場合は私は絶食します。
絶食といっても完全絶食ではなく、
片栗粉+砂糖に水(またはダシ)を足し、鍋でスープを作ります。
いわゆる中華料理に使うあんかけの「あん」のスープです。

これは水分と最低必要カロリーを得るためで、
消化が良く胃腸の負担も少ないです。
ただし食べ過ぎると、また下痢を起こしますので、
1食で200ccほどだけ食べます。

腸炎になると、回復するまで3日～10日程度かかります。
普通の食事を沢山食べて下痢を起こすと回復が遅れます。
今回はダイエットと思い食事量を減らして気長に治して下さい。