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have to 、has to を習ったんですけど発音がハブトウー、ハズトウーではなくハフトウー、ハストウーにどうしてなるのかおしえてください。動詞、助動詞のちがいというのは何となくわかるんだけど・・・おねがいします!

A 回答 (7件)

あなたが考えた通り,動詞と助動詞の違いによるところが大きいといってよいでしょう。


I have a book.のhaveは「持っている」という意味がある動詞で,いわば本物の動詞です。(本動詞,ということもあります。)
これに対して,I have to go now.のhave toは,「しないといけない」の意味で,mustやshouldなどと入れ換えられる(多少ニュアンスは変わるけど)ことからも分かるように,助動詞として働いていますね。
本動詞は,そのあとにあるgoです。
(形の上では,haveが本動詞で,to goはそれを修飾する不定詞句ですが,意味の上ではgoが本動詞と考えたほうがよいでしょう。←ここ,もしまだ不定詞とか習っていなかったら無視してください。)

で,本動詞と助動詞とでは,通常,本動詞のほうが重要なので,はっきりと発音されます。
「今しなくっちゃ」といきなり言われても,「は?」って感じですよね。もちろん,それまでの会話の内容から,何をしなくっちゃなのかがハッキリしていれば別ですが。
行かなくちゃ,なのか,食べなくちゃ,なのか,寝なくちゃ,なのか。
そこで,I have to go now.ですと,goのほうがhave toよりもはっきり発音されます。
それに比べてhave toは弱めに(力を抜いて)発音されます。そのときに,haveの[v]の音が無声化して(のどの奥の声帯を振動させないで発音すること),[f]になるわけです。
has toの[z]も同様に[s]になります。
声帯を振動させるのには力が必要です。また,そうやって発音される音(有声音)のほうが力強く響きます。
それに,[hav tu]と発音するより,[haftu]と発音するほうが,ほんの少し早く発音できます。(vだと声帯を振動させる準備の時間がかかる)
日本語でも,人の名前とか商品の名前に,ガ・ザ・ダ・バ行の音が多く含まれていると,力強い印象をうけます。
これにたいして,カ・サ・タ・パ行が多いと,やさしい感じになりませんか。
逆に,[hav tu]と発音してしまうと,一瞬「私は持っている」と言おうとしたのかな,という感じになりそうです。

後半の説明はちょっとこじつけっぽいところもあったかもしれません。
要は,「本動詞ははっきり,助動詞は力を抜いて」ということです。

No.1:
>このような物に理由はありますか?
>そういう物だという事で覚えていますよね。

という回答がありましたが,質問された方は中学生だと思いますので,学習のしかたについて少しアドバイスをしておきましょう。

「そういうものだ」と割り切って覚えているのは,私たちが日本語のネイティブ・スピーカーだからです。
小さい頃から毎日毎日,日本語を聞いて,話しているうちに,「なぜだろう」という理屈を意識する以前に,すでにそういう言い方として自然に身についてしまうのですね。
しかし,英語は外国語です。多くの日本人にとっては,日本語と同じぐらい日常的に英語に触れているわけではないと思います。
そうなれば,学習していく課程で,「これはなぜなんだろう」と様々な疑問が出てくるのは当然のことです。

よく,文法とか法則とかは後から作ったもので,最初に英語という言葉があったわけだから,文法とか規則にこだわるな,という人がいます。
確かに前半はその通りですし,文法ばかりに「こだわりすぎた」学習はかえってアンバランスでしょう。
しかし,かといって文法や規則など不要,というわけではありません。
日本語に接する時間に比べると,英語に接する時間は非常に限られています。そのなかで英語を学ぼうとしたら,やはり文法をうまく使って学習していくしかないと思うのですが。
発音の変化は文法とは違いますが,これも一種の法則と考えていいでしょう。

逆に日本語を外国人が学ぶ場合,私たちは日本語をしゃべっているのだから誰だって先生になれるか,というとNo!です。
外国人に教えようと思ったら,日本語のことをよく知らなくてはなりません。
(そして,その実力をはかるための日本語教師の検定試験もあるくらいです。)
「1本・2本・3本,1匹・2匹・3匹」の音変化もよくきかれる質問らしいです。
>このような物に理由はありますか?
と書かれましたが,あります。
ただ,これをきちんと説明しようと思ったら,漢字の発音(特に音読みや,そのもとになった昔の中国語の発音など)の知識が必要になるので,ここではこれ以上詳しくは書きません。
(興味があったらいろいろな本などで調べてみると面白いでしょう。)

何が言いたいかというと,こういうちょっとした疑問を大事にしてくださいね,ということです。
もちろん,疑問の内容によっては,理由は考えずにとりあえずそういうものだと思って覚えるしかない,というものもあるでしょう。
また,もっと先まで学習しないと回答できない(たとえば,古代英語だとかドイツ語だとかラテン語などの知識が必要)疑問もあるでしょう。
それはそれでいいのです。
最初から,「余計なこと考えずにとにかく覚え込めばいいんだ」という学習法は,かえって能率が悪いことが多いのです。

長々と書いてしまいましたが,ちょっとおせっかいだったかな。でも大事なことだと思いますよ。
古舘伊知郎さんが「クイズ日本人の質問」というテレビ番組で,「いつも心にクエスチョンマークを!」と言っていました。
この教え,万事にわたるべし。(←「徒然草(つれづれぐさ)」の中の一節。まだ習っていないかもしれませんね。「この教えはどんなことにもあてはまる」ぐらいの意味です。)
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 言語の発音を扱う音声学の用語に「同化」というものがあります。


隣り合った音(または近くにある音)が、影響して、似た音色になる、または完全に同じ音になることです。

以下、発音を[ ]に入れて表します:

have to, has toのtoの[t]は清音(無声音)です。
haveの末尾の[v]とhasの末尾の[z]は濁音(有声音)です。

haveやhasを、「もっている」という意味の本動詞で使う場合、当然ながらhaveやhasの後に来る単語はマチマチですよね。

 ところが、have toやhas toは、助動詞的な役割をもつ組み合わせとして、常にセットで使われます。つまり、[v]や[z]が常に[t]と隣り合っていることになります。

 ここで、同化作用が起こり、[v][z]が、清音の[t]の影響を受けて、同じように清音(無声音)となり、[f][s]と発音されるようになったわけです。
――[f]と[v]、また[s]と[z]は、それぞれ同じ口の構えで発音されます。違うのは、清音か濁音かです。

 ただし、どういった環境なら同化作用が起こり、またどういった環境なら起こらないかなどは、その言語や、使われる条件により変わります。

 ほかに同化作用の例を挙げると、例えば、knifeの複数形は、knivesです。[f]→[v]となっているのも、同化作用が起こったものです。こちらは、濁音(有声音)に変わったものです。英語の発展の長い歴史のなかで起こったことなので、スペルも変わりました。

 何世紀もたてば、もしかすると、have toもhafe toと書かれるかも知れません。

 なお、この場合、古い発音が残っているという説は、あてはまりません。
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少しつけ足しますと,日本語でも同じような現象があります。


例えば,あらたまった言い方ですと「もう帰らなくてはなりません(いけません)」となるのが,ある程度親しい相手なら「もう帰らなくちゃなりません(いけません)」になったりしますよね。
もっと親しい間柄だと「もう帰らなくっちゃ」で切ったりします。
しかし,「帰ら」の部分はそのままです。(江戸っ子なら「けえんなくっちゃ」などとなるかも知れませんが。)

英語の助動詞に相当する部分は,日本語でも,いわば「決まり切った言い方」なので,よく使われているうちに省略形が普通になってくる。
一方,英語の本動詞に相当する部分は,「帰る」「行く」「寝る」などなど,膨大な数があるので,へたに略すとかえって分かりにくくなることもある。
ということがあるのだろうと思います。

もう一例をあげると,be going toという言い回しがあります。
これもhave toなどと同様,助動詞的に使われ,「~するつもり」とか「~しそうだ」などの意味を表します。
丁寧に発音すればI am going to leaveとそのまま読みますが,会話ではしばしばI'm gonna leaveのように発音されます。

よく使われる語句ほど,簡略な形になる(でも略しすぎると分からなくなるのでほどほどに)というのは,たぶんどの言語でも一般的に見られる現象ではないでしょうか。
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この回答へのお礼

puni2さんへ ていねいでわかりやすい回答ありがとうございますね。(^o^) いろいろかばっていただいて・・・うれしいです。また機会がありましたら教えてくださいね!

お礼日時:2003/05/12 20:11

発音の「慣習化」という現象だと思います。



発音しにくい音は、代わりの音または近い音に変わる現象ですね。時代の中で、言葉というものは、常に変わっています。生き物のようなものなんですね。その過程の中で、「無声音化」が定着し、現在に至ったのです。
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カエルの子供に尻尾があるように、言葉も昔へ溯ると、英語として完成する前の尻尾をたくさん持っています(例。

三単現のS)

have toの発音は古い時代の発音の影響ではないかと思います。ドイツ系の人はVをFと発音します。また関係あるかどうか分かりませんが単数はfで 複数形はVに変る単語があります。
half、life,wife, knife、etc.
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haveは、「ふ」って言いながら下唇をかんで発音するので


「ぶ」って聞こえてしまうんですね・・・。
has to は、できるだけ短めに発音するようになるので
「ず」ではなく「す」になってしまうんですね VV

そんなふうに教えてくれる先生って、なかなかいないですよ。羨ましいです!きっと生きた英語を身につけられると思います(>(エ)<)/
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そういうものだと思った方がいいと思います。


日本語でも同じような物があります。
例えば
一本 いっぽん
二本 にほん
三本 さんぼん
一匹 いっぴき
二匹 にひき
三匹 さんびき
このような物に理由はありますか?
そういう物だという事で覚えていますよね。
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