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冬にチェコへ行くので日本で日本円からコルナに両替して
もっていきたいと思います。
銀行、外貨両替所で普通に両替できるのでしょうか。
経験のある方お教えください。

A 回答 (2件)

 チェココルナの両替を扱っている銀行・両替商は日本では極めて少ないのですが、扱いのある両替商として参考ページ[1]の"Travelex"を挙げておきます。

成田空港、関西空港、中部空港のいずれにも店舗を持っています。外貨宅配サービスの「マネーポート」[2]でもチェココルナを扱っています。
 ただしチェココルナは需要が少ないこともあり、日本での両替レートは決してよくありません。例えば上記のTravelexですと、10月26日の日本円→チェココルナの両替レートは6円10銭→1コルナです[3]。これに対し逆のチェココルナ→日本円の両替は1コルナ→4円58銭ですので、円→コルナ→円の一往復で25%も目減りしてしまう計算です。円→コルナの片道では13%が手数料で消えることになります。13%という数字は両替のマージンとしてはかなり大きいので、現地到着後の当座の現金だけ用意するならともかく、旅費の全額を日本で両替することは避けたいです。「マネーポート」も10月26日のレートで6円08銭→1コルナ[4]ですので似たようなものです。

 というわけで両替はチェコに着いてから行った方が有利なのですが、一方でチェコの両替はなかなか曲者でして、いくつか注意が必要です。

1. プラハ・ルズニェ空港の両替
 ルズニェ空港の両替はこれまた"Travelex"が担当していますがレートは決してよくありません。日本円からの両替レートは銀行間レート(回答の最後の為替用語説明参照)から7%ほどマージンを取っており、さらには両替1回ごとに5%を手数料として差し引きます。合計すればマージンは12%にもなり、これでは日本での両替(13%目減り)と変わりません。

2. プラハ市内の両替商
 プラハ市内には至る所に両替商がありますがその9割は悪徳店です。悪徳とはいっても渡す紙幣の枚数をごまかしたりするのではなく、堂々と低レートを掲出して営業しています。手口は以下の通りです。
(1) 店の外には「チェココルナ→外貨」のレートの看板だけ出しています。その数字は実勢と懸け離れた、極端な「外貨高コルナ安」になっています。
(2) それにつられて客が「ならば外貨→コルナの両替も外貨高コルナ安のお得な設定だろう」と思って両替すると、こちらは一転して外貨安コルナ高の設定で客が大損する仕組みになっています。
(3) レート表自体はちゃんと屋内に掲出されていて、その低レートもしっかりと記されているので、抗議しても「レート表通りです」とかわされてしまいます。
(4) 「4万コルナ以下は別レート(20%ほど悪い)」といった2段階設定にし、さらにむしり取る悪質店すらあります。1週間程度の旅行者が現金を4万コルナも必要とすることはまずないので、「気付かずに両替する客からボッタクる」ことが目的なのは明らかです。

 悪徳店を回避するのはそう難しいことではありません。両替の前に必ず買い(日本円→コルナ)と売り(コルナ→日本円)の双方のレートを見比べてください。二つの数字が20%や30%も離れていたらそこは悪徳店です。そのほかにも「チェココルナ→外貨」の両替レートだけ大々的に宣伝している両替商、"No Comission"をやたらに強調する両替商には用心してください。

3. 防衛策
 プラハでも一部には良心的な両替商があり、日本円からでも好レート(銀行間レートからのマージン2.5~5%)で両替可能です。ただし探しすぎて観光の時間が減ってはもったいないので、妥協するなら市中の銀行で両替するとよいでしょう。銀行は必ずしもベストレートではないのですが、前出の悪徳両替商のようなボッタクリはありません。
 地方に行けば悪徳店の割合は少なくなります。私はチェスケー・ブディヨヴィツェとチェスキー・クルムロフを回ってからプラハに入りましたが、先にこれらの都市で多めに両替しておいて結果的に正解でした。ただしこれらの都市でも一つ二つは悪徳店が混じっていますので、両替前にはレートの確認をお忘れなく。
 もしクレジットカードによるキャッシングをご存じなら、無理に両替をせずキャッシングで済ませてしまうのが賢明です。キャッシングで適用されるレートは「クレジットカード会社が定めるレート」(回答の最後の為替用語説明参照)で、これに利用日から引落し日までの利息が加算されます。利率は年利で15~20%ほど、利用日から引落し日まではだいたい25~55日ですので、利用額の1.0~3.8%を上乗せして支払うことになります。これなら両替で支払うマージンより安上がりです。私はプラハでのチェココルナ調達には、専らクレジットカードでのキャッシングを利用しました。
 もちろんクレジットカードで直接支払えるものは、キャッシングなどせずにそのままクレジットカード払いにするのが簡単で有利です。

参考ページ
[1] http://www.travelex.jp/index.html
[2] http://www.moneyport.co.jp/
[3] http://www.travelex.jp/currency/index.html
[4] https://www.moneyport.co.jp/script/moneypt/rate. …

【為替用語説明】
・銀行間レート 外国為替市場において文字通り金融機関間の取引に使われるレートで、新聞やテレビが「今日の東京外国為替市場、終値は1ドル=91円80銭でした」と報じているレートは通常この銀行間レートです。なお銀行間レートは世界の為替市場で連動しているため、日本と他の国とで懸け離れた値になることはありません。
・公示仲値(TTM) 銀行間レートは常時変動しているため、これを両替の基準レートとすると処理が煩雑になります。そこで各金融機関は銀行間レートを参照しながら、銀行間レートに代わる数字として「公示仲値」というレートを定め、その日の取引の基準レートに用います。公示仲値と銀行間レートは厳密には一致しませんが、両替の有利不利を考える上では同一視して差し支えありません。また公示仲値は各金融機関が独立に定めるため若干のばらつきがありますが、差異はあっても0.1%かせいぜい0.2%です。
・対顧客電信売レート(TTS) 外貨現金のやり取りを伴わずに、銀行が外貨を売る(顧客が買う)取引きで適用されるレートです。外貨預金、外貨建てTC購入、外貨建て送金などで使われます。TTSは決まった幅の手数料(為替手数料)を公示仲値に上乗せすることで機械的に設定されます。
・対顧客電信買レート(TTB) TTSの逆で、外貨現金のやり取りを伴わずに銀行が外貨を買う(顧客が売る)取引きで適用されるレートです。TTBはTTMから為替手数料分を差引いた値です。
・外貨現金取扱手数料 外貨現金を扱うとその国からの輸送コスト、運用に回せないことによる死蔵コスト、為替変動によるリスクが発生します。そこで外貨現金のやり取りを伴う取り引きには「外貨現金取扱手数料」を課してコスト/リスクを埋め合わせます。TTSにさらに外貨現金取扱手数料を上乗せした数字が「外貨現金売レート」、TTBから外貨現金取扱手数料を差引いた数字が「外貨現金買レート」です。
・クレジットカード会社が定めるレート クレジットカード会社も異なる通貨間の決済を扱う関係上、通貨間の換算レートを毎日定めます。この換算レートは外国為替市場の銀行間レートに準じて決められます。

 両替の有利不利を比較するには、銀行間レート/公示仲値/クレジットカード会社が定めるレートのいずれかを基準とし、そこからの上乗せ分(マージン)の大小を調べると一目瞭然です。

参考URL:http://www.travelex.jp/index.html, http://www.moneyport.co.jp/
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この回答へのお礼

丁寧な解説をありがとうございます。
クレジットカードを使用することにします。

お礼日時:2009/10/31 00:31

日本でチェココルナを取り扱っている場所は少ないし、レートも良くないみたいです。


http://bbs.arukikata.co.jp/bbs/tree2.php/id/2999 …

私は、ユーロと日本円とカードを持って行きました。
コルナとユーロどちらも使えるお店が多かったので、ユーロとカードがあれば大体は大丈夫です。
ちょっとした買い物用に、現地で円を両替しました。
両替所がみつからなくて困ることはありませんでした。
ただ、場所によっては手数料がずいぶん高かったりするようなので、気をつけてください。
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この回答へのお礼

貴重なアドバイスありがとうございます。
ユーロもカードも持っていくことにします。
なんだか安心しました。

お礼日時:2009/10/31 00:33

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