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今年、初めて戸建て(千葉)の庭でゴーヤを栽培し、よく実がなったので来年にむけ、今から土作りをしようと思っています。

今年は、ゴーヤの苗を植える直前に、その場所の直径30CMくらいの範囲に腐葉土、油かすを適当にまぜ、育成中は液肥、化成肥料も追肥しました。

来年にむけて、今から土作りをし、来年の苗の植え付けまでにミミズがいるような肥えた土地にし、肥料は、油かすなどの自然有機物をメインにし、化成肥料をあまり使わなくてもすむようにしたい思います。(そのほうがゴーヤの味がよくなるとのことですので)。

そこで、ネットから情報を集め今から、以下のように土作りをする予定です。

1.来年植える場所は、今年植えた場所から50cm以上はなした場所
(ゴーヤには連作障害があるとのことですので)

2.直径30CM×深さ30cmくらいの範囲に、バイオ有機堆肥(ミミズが自然とくるとのこと)を半分くらいの割合でいれる。

3.今年のゴーヤの枯葉を土中にすきこみ、土の表面にも敷き詰める(湿気を保つほうがミミズがきやすい?)

4.石灰や油かすは来年苗を植える1ヶ月くらいまえに施す。

このような感じでミミズがくるような肥えた土地になりますでしょうか?そのほか何かお気づきの点があればご指摘願います。

A 回答 (3件)

こんばんは.



>『来年のゴーヤ栽培のための土作り』
>今年、初めて戸建て(千葉)の庭でゴーヤを栽培、
>来年にむけて、今から土作りをし、
>来年の苗の植え付けまでにミミズがいるような肥えた土地にし、

私はこれまで実行しています.対応策は後述します.

>肥料は、油かすなどの自然有機物をメインにし、
>化成肥料をあまり使わなくてもすむようにしたい思います。

私は基肥えと追肥として,有機入り『福岡野菜』粒状肥料,
含有成分:(窒素)8-(燐)10-(カリ)8を
実のなる野菜(キュウリなど)に合わせ併用して私用しています.

>1.来年植える場所は、今年植えた場所から50cm以上はなした場所
>(ゴーヤには連作障害があるとのことですので)
>2.直径30CM×深さ30cmくらいの範囲に、
>バイオ有機堆肥(ミミズが自然とくるとのこと)を半分くらいの割合でいれる。

多量のミミズの増殖や繁殖には不適だと思います.理由は後述.

>3.今年のゴーヤの枯葉を土中にすきこみ、土の表面にも敷き詰める
>(湿気を保つほうがミミズがきやすい?)

これは止めておくべきです.
堆肥化させる際の発酵微生物が発生する熱で,十分に殺菌する過程を経て,
完全腐熟化させてから畑に戻すのが正解です.

>このような感じでミミズがくるような肥えた土地になりますでしょうか?
>そのほか何かお気づきの点があればご指摘願います。

私は随分昔から自宅敷地内で,
ご質問の様な土作りによる花や野菜の栽培法を行っていますので,
私の家庭菜園の作業予定を,実体験に基づきお話ししたいと思います.

秋も深まり今年の農作業も,トマト・秋茄子・ピーマンに加えて,
生姜と(赤芽)里芋の最も楽しい今年最後の収穫を待っています.

今年も冬の前に収穫を終えると,
例年のように来年の栽培計画に合わせ,
『翌年の耕作のための土作り』に全精力を注ぎます.

毎年収穫後の秋~初冬の期間になると,
北向きで日当たりの良くない山椒とミョウガを植栽している畑の隅を利用して,
一年後に使用する腐葉土作りを実行しています.

落ち葉が散る時期になるとまず広葉樹のある山に車で出掛け,
落ち葉とその下の腐葉土層を土嚢袋に詰め込み持ち帰ります.
採集しやすい場所は舗装された道路横の山側にあるセメントで被った部分の上です.
そこには落ち葉が堆積して下部は完熟した扶養土層があり,
平スコップですくい取る事ができ容易に土嚢袋に詰める事ができます.

多くの落ち葉と腐葉土は,当然畑に使用しますが,
落ち葉の一部は採集地のように地表にたんに堆積し,
腐葉土化を進めるためにその中に少量の油粕・米糠を適当に混入しほうちします.
その後も山に気晴らしを兼ねでかけては採集した落ち葉を適時加え続け,
一年間をかけて腐葉土つくりを行っています.

その腐葉土を掘り取る時は,既に多量のミミズが住み着いていますので,
作業時にミミズを傷つけず増殖用の種ミミズとして確保しておくために,
山椒とミョウガの間(50×50cm)に掘削をしない部分を一部残しておきます.
つまり隣接する収穫済みの畑は,全面で1m下まで掘り下げ天地替えをおこないますので,
掘削作業時に相当数のミミズを切断し,やむなく殺してしまう事になりますから,
整地後の畑に分散させる増殖用の種ミミズの確保の場所と決めているのです.

また収穫が済んだ畑は直ぐに天地替えの作業を行います.
その際,山で採集した大量の『落ち葉・腐葉土』に『籾殻』と,
『有機石灰』を全面に散布し混入しています.

冬前の天地替えは先述のように地下を1m程度掘り起こしますが,
毎年やっている事に合わせ,ミミズのお陰で土深く軟らかくなっていますので,
労力については想像するほどの苦労はありません.
何しろキュウリなどの支柱を地面に手で持って刺すと,
80cmほどは簡単に刺さり込むのですよ.

天地替えをし冬越しした畑では,春の苗の植え付け時期に先立って,
再度苗床を50cmほど掘り下げ,そこに窒素が少ない完熟鶏糞と,
不足する窒素成分をカバーするために菜種油粕を元肥として敷き詰めています.

ご質問者さまご希望の様なミミズの力を借りる,
いわゆる,『土壌生物依存の土壌作り』で『期待する効果』を出すには,
他の回答にあるような一時期の小手先の手法では,
それ相応の効果を生む土壌改良を行うミミズの絶対数は維持~増殖しません.
ミミズが年間を通じ棲息するための餌となる落ち葉などは,
収穫後の秋に十分な量を与えておく必要があるのです.

更にミミズ以外の土壌の微小生物(昆虫類・クモ類・ムカデ・ヤスデ)や,
顕微鏡的視野の微生物(ワムシ・クマムシ)などを含め,
『自然界の食物連鎖』を年間を通し常にほ場で極力保持できるようにしておいて,
各種の土壌生物の世代交代が行われる環境を確保しなければなりません.
そのためには広葉樹の落ち葉を主体にした腐葉土は絶対必要なのです.

苗を一旦植え付けたら収穫終了まで,根の下を掘りミミズたちの餌となる,
追加の落ち葉や腐葉土を与える事はできないのですから.
秋の収穫を済ませた畑の順に,
まず50cmほど表土を堀り上げ,その表土は埋め戻しの際に判るように,
一箇所に積み上げておきます.
続いて掘削した部分を更に1mほどの深さまで堀り下げると,
その部分に先に分別していた表土にまだ腐葉土化が完全に終わっていない
広葉樹の多量な落ち葉と籾殻を梳き込み,
さらに有機石灰を混入して,その上に下部にあった土を被せます.
来季に栽培する植物の根が届く範囲(30~50cm)の土には,
自宅のコンポストで作った有機質(調理残渣・米ヌカ・籾殻・落ち葉など)の,
完熟堆肥を混入しています.

土壌中の有機質堆肥はミミズや土壌細菌の分解により,
長期間をかけ徐々に肥料成分になり初めて栽培植物に吸収されるので,
元肥として最も適した条件を備えているのです.

毎年このサイクルで畑を使用しています.
これによって,連作障害は現在までキュウリ・ナスでも発生しておりません.

また『石灰』を使用せず,『有機石灰』を使用している理由は,
天然の動物質(貝や牡蠣などの粉砕物)を原料としているので,
植物の成長に必要な微量要素までも含まれいますが,それらは徐々に溶解され,
栽培植物に適切な微量成分と土壌のPHを調整してくれます.
消石灰のように使用時期が制限される事はありません.
消石灰等は土壌中で土を硬化させる作用もあり,
長期連用すると畑の底の土壌中で硬化して水捌けに影響を与えます
そのため私は一切使用していません.

先の回答にあるようなわずか2週間前の簡易な作業では,
野菜などの栽培時におけるミミズに対する『土壌改良の効果』は期待できません.
狭い範囲の堆肥投入だけでは自然増殖は100%の確率で不可能と断言できます.

またミミズが増殖すると,天敵がどこからともなく集まり自然に発生します.
いわゆる『コウガイヒル』です.それによってもミミズの数が減少します.

ちなみに私の畑では,先日の話ですが天地替えで一回スコップを垂直に立て掘り起こすと,
10~20匹の数が目撃できました.これは容易に目視できるサイズのミミズの数です.
故に小さなミミズは目に付きませんから,当然目視の数に入ってはいません.

ご質問者さまも,秋の山に行かれ道路の横に自然に堆積された,
広葉樹の落ち葉をかき集め,その下の腐葉土化した土と共に採集されて,
畑つくりに精を出されてみてください.
山の景観と畑つくりを楽しむ事ができ一石二鳥です.
しかも落ち葉や腐葉土は無尽蔵にあり,それは当然無料です.
私は,腐葉土や落ち葉を詰めて持ち帰る土嚢袋を車の中に常備しています.

この回答が,ご質問者さまの疑問解消の一助になれば幸いです.

ご質問に関連した『おしえてGoo』の質問に,
私が回答していますのでぜひ参照してください.

『籾殻の発酵について教えてください。』
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa5185938.html
『なぜミミズは自殺するのか?それを鳥も食わないのはなぜ?』
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa5147487.html
『米ぬかの購入先』
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa5135499.html
『作った油かす液肥に白い膜が…』
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa5122201.html
『竹の葉の特質について(堆肥)』
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa5065133.html
『ナスの花が咲いてから数日で、実になる前に落ちてしまいます』
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa5072951.html
『自然薯の堀ごろについて』
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4983713.html
『ねぎぼうず』
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4913119.html
『家庭菜園のトマトのひび割れについて』
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa5345623.html
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この回答へのお礼

tibikotan様、お礼が遅れ申し訳ありません。見ず知らずの私の質問に対し、これほど長文でかつ詳しく解説していただき、感謝を通り越し、感動すらいたしました。おそらくこの回答文を書くのに30分以上時間をとらせてしまったのではないかと思われ、tibikotan様の誠実さには頭が下がります。さっそくおっしゃた内容で今週末から実行してみようと思います。本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/10/15 22:01

今から出来る土作りは、緑肥を育てることくらいです。


レンゲやクローバーやヘアリーベッチの様なマメ科の窒素固定を
期待するものや、えん麦やマリーゴールドの様なセンチュウ対策をするものがあります。

窒素肥料効果を期待しないのであれば、土壌改良効果はイネ科が
長持ちするので、時期的にもイネ科(麦類)の緑肥がお勧めです。

緑肥はそのまま土にすき込むか、刈り取って乾物にしてからすき込みます。


今から堆肥をすき込むのは早すぎます。
バーク堆肥なら今から入れておいても良いでしょうけど、
牛ふん系なら定植時期には土壌改良効果も半減しているでしょうね。

有機物の腐植がどれだけ土に残っているかが肥えた土の条件の一つです。
無くなって行くわけですから、定植前に補給しなければ栽培中に
土壌改良前に近い状態になります。


2.バイオ有機堆肥って何なんでしょう。
普通の堆肥=有機物で細菌(バイオ)が住んでいる物なので
何が違うんでしょうかね。

ミミズは普通の堆肥にもたくさん集まります。
有機物(エサ)に寄ってくる生き物なので、
枯葉を埋めておいても集まってきます。
エサがあってもバイオ有機堆肥を優先するのでしょうか。
ただの宣伝文句ではないかと思われますが。
(ウソではないわけですし)


3.ゴーヤの葉をすき込むのはやめた方が良いと思います。
連作障害の素になる残渣をすき込むのは連作と変わりません。

作物が出した化学物質や、その作物に有害な微生物が増えるので
連作障害が起こると言われています。
今年のゴーヤの葉にいる有害な微生物を新しい土に入れる事になります。
病原菌の密度から考えて、影響は出てこないでしょうけど、
入れること自体が理解できません。


4.石灰を入れるとアルカリ性と酸性(窒素)が混ざって、化学反応を起こします。
窒素が気体になって抜けていくので、同時に入れるのは誤りです。

有機質の肥料なので、全部は無くならないでしょうけど、
無駄に効果を減らすのは、施肥量の把握の面からも避けるべきです。
石灰が土になじんでから肥料を入れます。


よく実って成功したから、さらに上を目指すと言うのはすばらしいことです。
しかし基本的な事が不足しておられるような気がします。
農業の学校で使用しているような作物の栽培の基礎的な本を
1冊お読みになってはいかがでしょうか。

家庭菜園の本レベルより高度な事を始めようとなさっています。
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この回答へのお礼

zolaa様、お礼が遅れ申し訳ありませんでした。大変丁寧かつ詳しく教えていただき参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2009/10/15 21:53

気の早い方ですね。

結論からすると今の時期から土壌改良をする必要は
ありません。土壌改良をする時期は、植え付ける2週間前からです。
今から土壌改良をしたって、養分を含む土壌に生えるのは雑草だけで、
ゴーヤを植える頃には養分は含まれていない事になりますよ。
植え付け時期は5月中旬頃が目安ですから、5月に入ってから土壌改良
を開始されれば十分に間に合うはずです。

苗を植え付ける2週間前に、1m2当たり100gの石灰を施して十分に
耕します。植え付ける1週間前になったら、1m2当たり堆肥を2kgと
化成肥料を100gほど施して更に耕します。植え付け当日に畝を作っ
て苗を30~40cm間隔で植え付けます。
ゴーヤはツルで伸びますから、苗を植え付けたら支柱を立ててネットを
張っておきます。ツルが伸びてネットを張ったのでは遅いので、最初か
らネットを張るようにします。

実が付き始めたら追い肥をします。1m2当たり30gが目安です。この
追い肥は1カ月に1~2回ほど行い、収穫までの間に行います。

何でも与えれば良く育つと言う事はありません。与えれば与えた分だけ
喜びは大きくなるのではなく、逆に土壌を悪くさせて生育を悪くさせて
しまう事があります。また与える肥料も良く考えましょう。
ゴーヤは草花や観葉植物ではありませんから、液肥を与えても効果はあ
りません。液肥は即効性ですから、1週間程度しか効力はありません。
そのため何度も与える事になり、場合によっては与えすぎによる不作に
なる恐れもあります。
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この回答へのお礼

cactus48様、お礼が遅くなりすいません。丁寧なアドバイスありがとうございました。

お礼日時:2009/10/15 21:49

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