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ピアノとフルートを一緒に演奏するときのピッチのあわせ方を教えて下さい。

A 回答 (2件)

ピアノ奏者に中央の「a」を2秒に1回くらいの割合で、繰り返し弾いてもらって、それに合わせて、ジョイントを抜き差しすればよいのですが、問題は、フルートのピッチがa=440HZを前提にして作られている場合です。


国際標準ピッチというのがあり、「a=440HZとする」と決められ、アメリカのオケなどはすべてこれを遵守していますが、日本は守っていません。そのため、ピアノのチューニングは、a=442になっている場合が多いです。特に関東ではその傾向が強いです。
ピアノはギターと違い、その場で自由自在にチューニングできませんので、ピアノがかかわるアンサンブルでは、ピアノに合わせるほかはありません。もし、ジョイントを目一杯突っ込んで、442まで上がらないときは、楽器を借りてくるほかはありません。
ここで質問されるということは、「通常の音あわせの方法で音が合わない!」ということかもしれません。
本来はa=440であるべきですが、ピッチを上げると響きが輝かしくなるので、コンテストで上位入賞を図って、少しピッチを上げた団体が出てきたこと、また、某管楽器メーカーが、既存の管楽器をすべて使えなくして、新しい楽器に買い換えさせるための経営戦略としてピッチを上げたのを切っ掛けとして、「ピッチインフレ」が始まったといわれています。
その結果、ひと昔前に作られた多くの「名器」が、ガラクタと化し、親や兄・姉の使っていた楽器の大半がピッチが合わないということで使えなくなったのです。バッハの時代からA音は、すでに半音ほども上がってしまい、「キー」の概念が崩れ、当時の作曲者がイメージした「原曲の響き」が味わえなくなってしまっています。買い換えれば何とかなる管楽器奏者はともかく、生身の歌手はたまったものではありません。
「ピッチインフレ」、本当に困ったものです。
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質問者さんがフルート奏者さんだと言う前提で書きます。

ピアニストさんの場合は、相棒のフルート奏者さんにここに書かれているようにやってもらってください。

・耳で合わせる場合

普段吹奏楽でやっているならB♭、オーケストラでやっているならAの音でチューニングしているはずなので、慣れている方で構わないのでピアノを1音鳴らしてもらって、それを聴いて合わせてください。

・チューナーで合わせる場合

ピアノの調律が何Hzになっているかは会場によって異なります(A=440HzかA=442Hzが多いです)。あらかじめ会場のピアノの調律周波数を会場の方から聞いておいて、そのピッチに合わせます。但し、会場によってはよくわからないというところもあると思います(学校や小規模な場所など)ので、その場合はあらかじめピアノを使わせて貰い、Aの音をチューナーで拾って周波数を調べておきます。
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