前原は岩手のダムを中止できる？

「岩手のダム」とは、具体的に何ダムのことでしょうか。

ダムはすべて国土交通大臣に権限があるとでも、思っていらっしゃるのでしょうか。しかし、親切な回答者（単なるひま人？）である私は、岩手県ダム一覧を調べることから始めたのだった。

いわてのダム（岩手県県土整備部河川課）
http://www.pref.iwate.jp/~hp0605/hp0605/mizuumi/ …
岩手県ダム一覧表（岩手県県土整備部河川課）
http://www.pref.iwate.jp/~hp0605/hp0605/mizuumi/ …

ご覧の通り、設置者が国交相で、かつ工事中のダムは胆沢（いさわ）ダムしかない。つまり、「前原は岩手のダムを中止できる？」というご質問は、「前原は胆沢ダムを中止できる？」と読み変えられる。
しかし、この質問はほとんど意味がないであろう。というのは、第一に胆沢ダムは計画が発表されて以降、これといった反対運動もなく順調に進行しているからである。
ルポ・胆沢ダム建設現場
http://www.rnac.ne.jp/~oshu/naruse-dam/isawa-dam …

上記のサイトは（成瀬）ダム反対の立場なのだが、隣の胆沢ダムに関しては反対運動らしき運動も起きてないので、拍子抜けしている様子だ。移転世帯に対する補償交渉も、きわめて円満に済んだという。
これに対し、問題の八ッ場ダムは激烈な反対運動の歴史がある。今も続いている。
八ッ場（やんば）あしたの会
http://yamba-net.org/
八ッ場ダム訴訟
http://www.yamba.sakura.ne.jp/index.html

現在は、ダム本体の群馬県長野原町よりも、広くダムの受益者にあたる都県の住民などが、反対運動をしているらしい。受益者が「要らない」と言ってるダムを、なぜ造るのかと。これらの都県の知事らは「要る」と言ってるのだろうが、「それは私たち住民の声を聞いていない」というのが反対派の主張だろう。なるほど、ダムの関係住民というのは、ダム本体の住民だけではないわけだ。
第二に、胆沢ダムはダム本体がほぼ完成に近づいている。ウィキペディアなどに最近の写真が載っている。これに対し、八ッ場ダムはまだ本体の工事に着工していない。業者さえ決まっていない（本体工事の入札は直前に取り止められて今に至る）。
それでも、むきになって胆沢ダムを中止するという手もあるのかも知れないが、「前原が岩手のダムを中止できるかが試金石」という（ご質問者の）思いつきは、無理があるのではないでしょうか。また、津軽ダムは岩手のダムじゃねーし。小沢一郎と関係あるのだろうか？ なお、胆沢ダムの施工業者の中には西松建設もいて、小沢の秘書が口利きをしたとして逮捕された。確かまだ裁判中だったと思う。
それにしても、八ッ場ダム計画を推進してきた自民党の、群馬県の代議士はどうして今こそ中止反対を叫ばないのか。公明党の山口代表はさっそく現地を訪れたが、自民党の地元代議士は何を逃げ隠れしているのか。と思ってたら、群馬5区は小渕優子さんで、今は産休中なのだった。責めるわけにはいかない。では、隣の群馬4区あたりが応援してやれよ、と調べたら、これが福田康夫・元首相なのだった。ご老体に鞭打つのも可哀想である。
このことも、そしてまた八ッ場ダムが本体未着工で、何とか中止が間に合いそうなのも、民主党にとって有利なタイミングのめぐり合わせというか、運命なのであろう。運にも見放されたのが自民党である。

すでに文章が長くなってしまったが、付け足しを書いておきます。「岩手のダム」とやらは試金石ではないが、「八ッ場ダムをどのように中止するか」は、確かに前原の試金石だと考えられる。
「特定多目的ダム法」などを読むと、大臣は知事らから意見をきく義務があることが分かる。ただし、合意を取り付けないと中止できないということはないらしい。
前原はいずれ首相の座を狙う男だと目されている。もし、弱腰をさらして、ダム中止政策のいの一番の八ッ場ダムを中止できなかったら、彼の指導力には疑問符が付いてしまうだろう。
逆に、冷酷無慈悲な態度をとったら、その強引さが嫌悪されて、「将来首相になるような器ではない」と言われてしまうだろう。どちらもまずい。まさに試金石である。「やがては首相をめざそうか」という男を国交相に据えた民主党は、賢いと思う。

岩手に手をつける前に前原はつぶれる。

そう仕向けてる。

普通に考えて、八つ場ダム一つをどうこうするなんて事は意味がない。嫌がらせという矮小な人格の表れだもの。
事業を完成させる方がコストが安くても、絶対に中止するとコメントするなど、本来の意義すらゴミ箱へだ。
143のダムの総点検という作業をするならば、かなりの時間がかかる。
そうしている間に、後から後から中止反対！や中止反対に反対！反対の反対は反対なのだ！ってなことになる。

それよりもJALの問題が大きい。年内にまとまった対策をしなければアメリカの航空会社に泣きつかないといけないらしい。
それを担当するのが、辻本副大臣しかいないというのが罠だ。
もう一人の民主党の副大臣は高速道路無料化へのこじつけで精一杯。

八つ場ダムは、さっそくの中止宣言という失政で反発、目を真っ赤にして文字通り涙目。
日本にとっての重大な問題であるJALの問題が、7議席の社民党が担当。ふざけんな、という話。
高速道路無料化は、いまだ反対意見が国民に多く、無料化予定の道路はど田舎しかないという詐欺が露見する。

この三重苦でどれひとつ解決せずに前原は潰れるだろう。
鳩山・小沢の目的のひとつが前原の排除・凋落にあるのだから手抜かりはない。
あなたも、こんなどうでもいい問題に関心を抱く必要はない。
前原がいようがいまいが、日本は組閣から10日で瀕死にまで追い詰められているのに変わりがないのだから。

＞やめた方が安くつく、いいや高くつく、と両論ありますね。

どっちが正しいのでしょうかね。

経済のことを考えれば、どのダムも施行を継続した方がいいでしょう。

民主党がマニュフェストを守るためだけなら、中止して、後先考えず、浮いた資金を民主党政権が約束を守ったという証拠を作るために使うことになるでしょう。

国民の多くは民主党に政権は任せた一方で、マニュフェストを認めたわけではないのですが、民主党に投票したということは、それが国民の嫌がることでも、認めたと民主党に受け取られても仕方ないと思います。

ただ、一つだけわかっていることは、国民が必要だと思っている工事でも、民主党はマニュフェストのために削ることがあるということです。そして、どうせ削るなら、自民党が強いところから削ろうとしているのではないか？ということです。だって、ダムをやめる客観的基準というものを民主党は示さず削ろうとしているのですからね。

民主党の無駄というのは、民主党のマニュフェストを実行するにあたっての無駄ということで、これは国民が言うところの無駄とは必ずしも一致していないと思います。

やるわけないじゃんｗ

川辺川ダムも八ツ場ダムも自民党が勝った場所
無駄遣いという旗を振って自民党支持者に嫌がらせしてるだけですからｗｗ

前原はまともかと思いましたが、クズであることを証明しただけです

出来るわけがありません。

もし環境保全のためにダムはすべて廃止の方向で検討というなら、
真っ先に（小沢の地元の）岩手のダムを廃止にするはずです。

八ツ場ダム中止は、福田元首相の群馬県へのあてつけに過ぎません。

小心者の前原に、小沢の前で筋を通す度胸はありません。

自然環境保存の重要性、回復の困難さを重視する時代、対処は気ずかせ的な意味合いを持っています。

＞できます。

それは、民主党が政権を取った国民の声なのです。（無駄なお金は使わない）

津軽ダム（西松建設受注）などは、工事の進行は止まっていないようです。八ツ場と時期を同じくして止めるべきだと思います。

本体工事は２００億円にも満たない工事ですから、違約金の倍返しと地元への補償でも１０００億円以内の追加支出で工事は中止できるんじゃありませんか？少なくとも、津軽ダムは精査のための工事停止の要請がなされているのでしょうか？良くわかりません。

八ツ場ダムは、単純な計算ですが、中止した場合は２２００億円以上の支払い。続行なら国・地方の支払いは１４００億円弱の支払いだそうです。八ツ場の例を見れば金にいとめはつけず、無駄な？？工事はやめるのですよね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090923-00000 …

「特定多目的ダム法では、建設を中止した場合に、水供給を目的に事業費を拠出してきた下流の１都５県に対し、費用を返還しなければならなくなる。その額は、実に１４６０億円。さらに、地元住民に対する今年度以降の生活再建関連費７７０億円も必要で、合わせれば２２３０億円にもなるのだ。（抜粋）」

はじめまして、よろしくお願い致します。

できます。それは、民主党が政権を取った国民の声なのです。
（無駄なお金は使わない）

マニフェストの第一番にも記載してあります。
もし、中止できない場合は民主党の明日はありません。

強行突破です。
テレビで聞いたことですが、前原大臣が無駄なダム工事を着工中止に着手したのは今から１０年前だそうです。

ご参考まで。