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濾過バクテリアを繁殖させるには結構な
時間がかかるみたいですが、

熱帯魚屋さんに行くと濃縮された
濾過バクテリアが売ってます。

2日~7日という短期間で生物濾過が
完成するみたいです。

こんだけ早く水槽が立ち上げられるなら
濾過バクテリアを買ったほうが良いと
思うんですが

インターネットを見ていると

多くの人が1~2ヶ月ぐらいかけて濾過バクテリア
を繁殖させて水槽を立ち上げています。

売っている濾過バクテリアには何か欠点があるんですか?

また、濾過バクテリアを時間をかけて繁殖させるメリットはなんですか?

長くなりましたが回答よろしくおねがいします。

A 回答 (6件)

アンモニア→→亜硝酸→→硝酸塩となる過程は、一般的にはニトロソモナス属やニトロバクター属の細菌による硝化作用である事はご存知だと思います。



しかし、ニトロソモナス属やニトロバクター属の細菌は2種類ではありません。
ニトロソモナス属だけでも10種類以上発見されています。
ニトロバクター属も5種類以上発見されています。

=アンモニア硝化菌について、ご説明しますが、亜硝酸硝化菌も同様です。=
10種類以上発見されているアンモニア硝化菌は、ソレゾレの菌毎にアンモニアの硝化方法は微妙に異なっています。
水槽立ち上げ初期のアンモニア濃度が高い時に活性する(Nitrosococcus mobilis)。
中程度のアンモニア濃度の際に活性する(Nitrosomonas europaea)や(Nitrosospira tenuis)。
低濃度のアンモニア濃度で活性する(Nitrosomonas marina)。
そして、低濃度のアンモニア濃度で活性する(Nitrosomonas marina)は、アンモニア濃度が高い時期には、全く繁殖することも出来ません。

「アンモニア>亜硝酸」だけを例にとっても、温度、pH、二酸化炭素濃度、酸素濃度、窒素濃度、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウムなどなど、、、により、活性する硝化菌は数種に分かれます。

> 売っている濾過バクテリアには何か欠点があるんですか?
・以上のような、様々な濾過バクテリアを一本のボトルにすべて一緒に詰め込むことは出来ません。
仲良く混在できる菌もあれば、一緒には生きられない菌もあります。
市販の濾過バクテリアは、主にアンモニアが高濃度、中濃度で作用するバクテリア株が主体です。
市販の濾過バクテリアを使用すれば、一時的な硝化作用は確かに認められますが、市販の濾過バクテリアに、生物濾過の真打である(Nitrosomonas marina)は含まれません。
結局、安定した水槽の硝化作用の主役である(Nitrosomonas marina)は、どんな水槽でも自然発生を待つ意外に方法は無いのです。
この(Nitrosomonas marina)の水槽内での繁殖(分裂)速度ですが、(Nitrosomonas marina)の分裂時間は、約48時間に1回と非常にゆっくりした分裂速度です。
このため、生物濾過が完成するには、市販のバクテリアを使用しても、しなくても、(Nitrosomonas marina)が繁殖定着するまでの時間に大差無いことを、ベテランのアクアリストたちは経験則から知っているのです。
だから、ベテランほど新しい水槽へ、市販の濾過バクテリアなどは使用せず、自分の他の水槽の濾過器などからヘドロ状のスラッジなどを少量移し、3~4週間は極少量の生体を飼育し、アンモニアや亜硝酸が急上昇しないように、(Nitrosomonas marina)早く繁殖するように立ち上げるのです。

アンモニアや亜硝酸の濃度に無頓着な、イキナリ沢山の魚を飼育したりする新人さんには、市販の濾過バクテリアは、高濃度のアンモニアや亜硝酸を硝化することが期待できるので、魚の命を守るという意味で多少効果は期待できると思います。
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この回答へのお礼

いつも回答ありがとうございます。

濾過バクテリアにも種類があることが分かりました。

Nitoromonas marinaが大切で繁殖に時間がかかる

だから、水槽の立ち上げには時間がかかるんですね。

ただ、Nitoromonas marinaが市販化されることはないのでしょうか?

もし流通しても、やはりみなさんの意見のように

自分の水槽に合ったバクテリアを自然に発生繁殖させることが
魚たちにとって良いことなのでしょうか。

お礼日時:2009/09/25 23:12

No.2です。


> Nitoromonas marinaが市販化されることはないのでしょうか?
・このアンモニア硝化バクテリアは、水槽内がある程度落ち着いた、アンモニア濃度が下がった環境で繁殖するバクテリアです。
そして、水槽立ち上げ初期のアンモニアが高濃度の環境では、繁殖できない種類のアンモニア硝化バクテリアです。
魚を飼育し始めたばかりの方は、30cm程度の小型水槽にネオンテトラなどを、イキナリ10匹程度飼育する方が多数います。(観賞魚店も経営優先ですから、無理と承知で販売します。)
で、、、急激に大量発生するアンモニアの硝化には、(Nitrosococcus mobilis)などの方が向いている事になります。

> 自分の水槽に合ったバクテリアを自然に発生繁殖させることが魚たちにとって良いことなのでしょうか。
・濾過バクテリアは、実は、地球上の全域に存在する「腐敗菌」の仲間です。
土の上にも、テーブルの上にも、私の顔面、aokori様の手の平にも、存在する常在菌です。
そして、水槽へ手を入れたり、大気中からホコリなどと共に水槽にはやってきます。
水槽内に、有機物(魚の排泄物、残り餌、枯れた水草など)が存在する限り、濾過バクテリアも自然に繁殖します。
この様な性格のバクテリアですから、本来、購入する必要の無いバクテリアです。
円滑に水槽を立ち上げるには、急激に、アンモニア濃度(&亜硝酸濃度)を高めない飼育方法が一番になるわけです。
すなわち、飼育開始後3~4週間は、極少数の魚を飼育し、水槽内へ投入する有機物の量を、極力、押えることにより、極端にアンモニア濃度を高めないことが可能です。
アンモニア濃度が高すぎなければ、本命の(Nitrosomonas marina)を早期に繁殖定着させることが可能になるわけです。

話は少し脱線しますが、、、
観賞魚店で販売されている水質改善剤(魚体の保護剤など)のほとんどが、本来は必要の無いモノです。
水質改善剤類のほとんどが「信じるものは救われる」的な商品です。
ですが、観賞魚店の経営を支える重要なアイテムですから、観賞魚店は熱心に客に勧めたりします。
ベテランの飼育者ほど、水質改善剤などを一切、不使用だったりします。
私は、どうせお金を使うのならば、水質改善剤類に使うのではなく「水温やpH、アンモニア、亜硝酸、硝酸塩、硬度など」の検査薬類に使うことをオススメしています。
週に一度程度、定期的に、水槽水の水質を測定し、エクセルなどに記録することにより、病気の発生などのトラブルの解決に必ず役立ちます。
また、換水を行う時期も把握できます。(硝酸塩が溜まってくると、pHは酸性に傾いてきます。)
同じトラブルを未然に防ぐ(繰り返さないための)手立てに、必ず役立つ事でしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

先日、ドブ川をバクテリアで浄化する話題のテレビで見ました。

その実験でも自然にバクテリアが繁殖しやすい環境を作る
ところから始まりました。

また、みなさんの意見を参考にさせて頂くと

単にバクテリアを発生させるだけではなく、

水質を管理していくということが重要であることが分かりました。

ネットでベテランの方々の飼育日記なんかを参考にしながら

熱帯魚飼育の勉強や観察を楽しめればと思います。

お礼日時:2009/09/29 00:58

こんにちは。


生物濾過を司るバクテリアには、猛毒アンモニア(NH3/NH4)を有害な亜硝酸(NO2)に分解する亜硝酸菌類と亜硝酸を硝酸塩に分解する硝酸菌類の2種群が必要という事をご存じですか?
これらは餌となるアンモニアや亜硝酸水槽内に存在しないと繁殖できません。

>時間がかかるみたいですが、
時間をかけない方法もあります。
特に各バクテリアのが快適に繁殖して殖える棲家である濾材の種類によって効率は全然違います。最適な形は表面がデコボコ、ゴツゴツ、ザラザラしたリング濾材が良く、水温は27~31℃、水質pHは7前後で亜硝酸菌類は22~26時間、硝酸菌類は28~32時間と遅く、各細胞分裂をして殖えると、遠い昔に環境微生物学の本で読んだ記憶があります。

>濃縮された濾過バクテリアが売ってます。
販売されている容器に、バクテリアの名前や濃度が明記されていますか?そのことが本当に確認できない製品が多すぎて、買われた方は知識の乏しい方が気休めで使われているようです。

>多くの人が1~2ヶ月ぐらいかけて
これは使用した濾過器や濾材、濾過槽を通過する水流、アンモニアの元となる有機体窒素の量によってまったく違いますので、市販の濾過器や濾材を使用した場合で有機体窒素を入れない場合のことで、リング濾材使用してゆったりした水流と生アサリをつぶして入れると20~30日で充分濾過は立ち上がり、徐々に飼育数を増やす事と、水を換えないことが基本です。但し亜硝酸の水質検査は必須です。

>濾過バクテリアには何か欠点があるんですか?
個人的には欠点というより何が入っているか分からないものにお金を使いたくないし、これにお金をかけるより濾材や濾過機にかけた方が長期的には絶対に得と経験上感じています。

>時間をかけて繁殖させるメリットはなんですか?
繁殖するかしないか分からないものにお金を使うより、時間さえかければその飼育環境で繁殖するバクテリアが確実に殖えることを考えれば、その方が間違いなく良いと思います。
参考まで。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

たしかに販売しているバクテリアは怪しく感じます。

でも、それらは長期的な濾過実験はなされていないんでしょうか?

みなさんの意見を参考にさせて頂くと

定期的な水質検査は必要不可欠であることがわかりました。

お礼日時:2009/09/29 00:30

ろ過バクテリア


「の素」って書いてある場合は
アンモニア又は亜硝酸塩を
濃縮させている場合が多いので
お気お付け
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この回答へのお礼

いつも回答ありがとうございます。

濾過バクテリアの素ってゆうのも市販されて
いるんですね。

購入する時は用途に応じて気をつけます。

お礼日時:2009/09/25 23:19

ご存知の事とは思いますが濾過バクテリアは


「アンモニア」「亜硝酸塩」を餌として繁殖します。
その餌がない状態で多くのバクテリアを入れてしまうとバクテリアが死滅してしまいます。
市販のバクテリアを投入するのであれば、最低アンモニア濃度が上がった状態で投入した方が良いですね。
その点、自然繁殖のバクテリアは、アンモニアが上昇する頃に徐々に増えて生きます。やがて飽和(安定)してきます。
しかし1ヶ月程度かかりますね。
私は、立ち上げ時には市販バクテリアを使用します。魚に有害な亜硝酸塩上昇を抑えたい為です。ただし、水質チェックを行い、亜硝酸塩の値を見ながら使用しています。結構面倒ですよ。
どちらが良いかと言われると、簡単な自然繁殖ですかね?
ただし、テストフィッシュ(☆になる可能性の低い丈夫な魚)を入れておく方が良いですね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

アンモニアや亜硝酸塩というエサが無い状態だと

濾過バクテリアが死んでしまうことが分かりました。

自然にバクテリアの繁殖を促すことが一番効率の良い
濾過バクテリア繁殖方法であることが分かりました。

お礼日時:2009/09/25 23:17

私の勝手な想像ですが。



1.自然に繁殖させた方が各環境に合った濾過環境ができるから。
 購入した濾過バクテリアが全ての飼育者の環境に合うとは思えません。
 水質や温度などで、購入した濾過バクテリアだと全て死滅してしまう可能性もないとは言えません。

2.水槽関連商品には効果の程が怪しい商品が多々あるから。
 熱帯魚ショップに行くと怪しい商品がいっぱい売ってます。
 そういう怪しい商品を色々買って回り道するより、王道を進んだ方が近道です。
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この回答へのお礼

すばやい回答ありがとうございます。

飼っている魚たちによって発生するバクテリアが
違うんですね。

確かにショップやネットでは怪しい商品がたくさん
売っているような気がします。

お礼日時:2009/09/25 22:41

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