心に余計な重しがない人になりたい

ＮＹへ渡った時のマドンナの所持金は３５ドルでしたが、

それに加えて、１００万ドル相当の夢や希望を持っていたはずです。
わざと危険な冒険をしようとしたのではなく、
自分の夢を叶えようとしただけのはずです。
人の強い情熱とは本来無形のものですが、
財産を築かせることすらできる強力なものです。

仰るように、現状維持が目標の人であれば、
所持しているものを失うことを恐れます。
そうではなくて、何かを手に入れることが目標の人であれば、
失うことよりも、手に入れることのほうに集中するはずです。
「自分は何を（or どういう状態を）目標としているか」
というところが重要なポイントです。

かく言う私ですが、昔は全てがうまくいっており、
欲しいものを手に入れるのに積極的で、
それが当然の生き方だと思っていました。
ところが、年を重ねるにつれ、失敗経験をしたり、
無収入期間が長く続いたりしたせいもあり、
かなりの部分、現状維持志向になっていることに気が付きます。
スーパーでいつも買う野菜が９９円ではなく１５０円になっていると、
ぞっとします（笑）。

でも、資格をとるという目標を掲げると、けっこうお金をつぎ込みます（万単位）。
ときどき役に立たない本なんかも買ってしまうのですが、それが致命的でもなく、
本当は、ごく僅かな損得なんて案外どちらでもいいことに気がつきます。
そんなことよりも、自己投資や自己啓発をするなどして、
少しでも稼げるように、人生を楽しめるようになるほうが建設的なはずです。

確かに現状維持も大事ですし、現状を維持することで最低限の安心が得られます。
でも、そういう中で「現状維持」以上の目標を持てるかが、
人生をより豊かで味わい深いものにできるかを分けるのだと思います。

夢や希望が人を強くします。
人を建設的な行動に駆り立て、破れない壁をも破らせます。
どうでもいいことやつまらないことをから、目をそむけさせ、
人生の中の好ましいものや、美しいもの、
より価値があるものに注目させてくれます。

以下の詩は、私に忘れていたことを思い出させてくれます。

あなたができること、
あるいは夢見られることは何でも始めよ。
毎日を生きよ。
あなたの人生が始まったときのように。　　　ゲーテ

マドンナのような行動を取った人を多少軽率な行動とかギリギリの冒険と言っている限り無理だと思います。

自分がしたいことは何なのか、自分の本当の目的はなんなのか。
それを叶える為にはどうしなくてはいけないのか。

歌手になって大勢の人に感動を与えたいのか、
有名になってどこに行っても騒がれるような存在になりたいのか、
大金を稼ぎたいのか、
・・・・
本当にマドンナがなりたかったことはわかりませんが、彼女が自分の目的を叶える為にはＮＹに向かうのがベストだと判断したから彼女は向かったんです。
それは軽率な行動でもギリギリの冒険でも無くちゃんと考えて計算した上での行動でしょう。

>ついつい先々のことまで考えてしまう私は、貯金が減ること、お金を使うことが怖くて仕方ありません。

先のことを考えるとなぜお金が使えないのでしょうか？
お金とは何でしょうか？
何かを買ったり、何かをするために必要なものでしかなく、お金が有るだけでは何の価値もありません。
自分がしたい事の為にいつまでにいくらのお金をためていないといけないというのであれば、確かに使えないでしょう。
しかしそれは使うことが怖いのでなく、もうすでに使う目的が決まっているお金だから使えないだけです。
怖いという表現になるということは、実際にそのお金の使い道は決まってないのだと思います。
そして、自分のしたいことも無い為に、その手段であるお金をどう使えば良いのかも分からないのだと思います。

自分が何をしたいのか、どうなりたいのか、そういう目的としての夢があれば、その目的のためにお金を使うことを含めさまざまな行動は迷い無く出来ます。(考えはしますが。)

軽率でもないし、冒険でもなく、ひらめきでもない。
自分の目的のためにちゃんと考えた末に決断した行動ですよ。

自分が何をしたい、こうなりたいという目的がある人はその目的に向かって考え進める為に行動に理論も一貫性もあります。
（人によっては凡人には理解できない、目的に達したときに初めてわかるような理論や一貫性を作り上げる人もいますが)
そういうものがない人は行き当たりばったりの人生になるため、無駄や空回りの努力が多くなり、何を守り何を手放して良いのかの判断基準がないために決断できなかったり遅れたりし、結局何も手にできないということになりやすいですね。

小心かもしれないけれど慎重で真面目なご性格はそうでない人から見たら恵まれたご性格と言えないこともないと思います。

>たとえ安い物でも「本当に必要な物か、無駄な買い物なのか」あれこれと考えてしまい、万単位の買い物となれば、かなり考え込んでしまいます。

これは堅実なものの考え方で好感が持てます。ご自分では思いきったぱあっとした性格に憧れられるかもしれませんが、それにはそれのリスクが伴います。これと反対の考え方をする人を伴侶にしたいと思う人は少ないでしょう。

どんなに地味で平凡な人生だと思いこまれていたとしても必ずそれを揺り動かす転機というものはどんな人にも用意されているものだと思います。その時、一か八かで賭けをするような真似をして身の破滅を招いてしまうのは後先のことが考えられない性質の人のように思えます。

現状に執着するというのでなく、地道に守って来たのだという誇りを持てないでしょうか。目新しい未来というのも普段は花火が散るような行動をする人には傍目には華やかに見えるだけで実情は危険そのもの、未来をつかんでそれにアタックして実りのあるものに変えられる力を持つのは実は普段は地味な人ではないかと思うのです。

何か派手なことをするのが人生を楽しむことになるのではなく、日常の何でもないことから新しい喜びを見出していけることが人生を楽しむ才能というものではないか、そのように思います。

＞心に余計な重しがない人になりたい

わたしのことでしょうか。
まぁ心に重しが無いと言うよりは人間に重みが無いです。

＞私はそんな器の小さい人間で、思いっきりのいい人に憧れています。
＞軽快に、ひらめき通りに行動してみたいです。
ちょっと照れますが、これって頭がパーと紙一重ですよ。
行き当たりバッタリ倒れますし、その場の思い付きだけです。

＞どうしたら変われるでしょうか？
コッチの世界に来るのは・・・
まずは「言葉に出してみる」ですね。
出来る出来ないとか関係ナシに、根拠も理由もありません。
言葉にしたら取り返しが付かないからです。

変わるのに憧れるのはとても良い事ですが、軽率さが故失敗した人の話を聞いた事はありませんか？

マドンナは成功者です。
もちろん冒険する事はとても凄い事だと私も思います。
特に日本人でアメリカにショルダーバック一つで旅をして永住した人の話など聞くと「昔なんて英会話教室もないってのに会話はどうしたんだろう」とか「お金はどうしたんだろう」とか自分では信じられない考えをする人だな…と思います。

ですが、逆にその軽率さのおかげで沢山失敗した人もいますよ。

質問者さんはお金を使う事が怖い。
では軽率な人で借金もなんとも思わず思ったように好きなだけ物を買ったらどうなりますか？
借金地獄になりますよね。

石橋を叩かず渡る人＝軽率な人。
石橋を叩き過ぎる人＝質問者さん。
こう考えると分かり易いかもしれません。

どちらも問題があり、でもどちらも良い部分があります。

考え込んだ挙句質問者さんは結局お買い物をしないのでしょうか？
それならそれで良いのです。
きっとそれは死ぬほど必要な物ではなかったんです。

死ぬほど必要な物であれば考える間もなく買いますよ。
それをしないと言う事は質問者さんが考えすぎる性格なわけではなく、買う必要のない物で悩んでいたからです。

思い切りの良い人になるのも時には必要ですが、時と場合の使い分けが一番大事です。
ようはマドンナと質問者さんの性格を足して２で割った感じです。
どちらに偏りすぎても良い結果にはなりません。

バランス良く判断が出来る人を目指して頑張ってみてください。

隣の芝生は本当に青く見えるものなのですね！

マドンナがヌード女優だったこと（マドンナが成功者？　性交者じゃなくて？）、これまで多くの人間に虐げられてきたことは、まったくお構いなし、という感じですかね。

常識をもった普通の人は、そういうことがあったり、しなければならないとわかった時点で、辞めると思いますけどね。