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毎日届くスパムメールの中に、そのメールのヘッダーに自分(受信者)のメールアドレスが全く含まれていないものがあります。

どうして、ヘッダー情報の中に全く現れないメアド宛にメールが届くのでしょうか。

プロバイダに問い合わせてみたところ、私のメアドをBccに設定しているのではないか、との回答でした。
早速フリーメールを使って試してみました。
aaa@aaa.com から To を bbb@bbb.com、Bcc を ccc@ccc.com に送ってみたのですが、ccc@ccc.comで受信したヘッダーには for <ccc@ccc.com>が含まれていました。
この結果からは、プロバイダの回答の Bcc云々は間違いということになると思うのですが、どうなんでしょう。

A 回答 (2件)

結論から言いますと、問い合わせたプロバイダが言っていたという「Bcc云々」の回答は特に


間違いではありません。但しちょっと解説が必要だろうと思いますので、そこは後で説明します。

そこで言っている「ヘッダー情報」というのはどうやらReceived:行のことを指しているようですが、
そのReceived:行というのは、メールの配送に関与したサーバーの管理者(プロバイダ等)の考え方に
よってスタンプする内容を自由に変えられます。
ですので、"for <ccc@ccc.com>"という内容もサーバーによってスタンプしていたりしていなかったり
します。
こういう配送先メールアドレスをスタンプするとヘッダが肥大化しやすいこともあって、
そういう情報をスタンプするのを嫌う管理者というのもいますし、何も考えずにサーバーを作った場合
そういう情報をスタンプしない設定になっていて、それがそのまま運用されている場合も珍しくないですね。

ですので、「To:やCc:に指定されていないメールアドレス宛」であっても、Received:行にそういった
配送先メールアドレスをスタンプしてくれないメールサーバーばかりがそのメールの配送に介在して
いる場合で、かつ宛先がBcc指定されていた…といったような場合ですと、結果的に「ヘッダの中に
全く現れないメアド宛にメールが届く」ことは往々にして起こりますよ。

で、何でそういうことが起こるのか? というと、SMTPメールの配送の仕組みでは、メール中に
記載される「To:」とか「Cc:」等のメールの宛先とは別に、「envelope-To」と呼ばれる「実際の
メールの配送先」の情報がメールサーバー間でやり取りされています。(通常、上記の「Received:行に
スタンプされるメールアドレス」というのは、この「envelope-To」であることが殆どです)
この仕組みがないと、Bcc: だけではなく、いわゆる「メーリングリスト」という仕組みも
成立しなくなってしまうのです。
この部分、言い方を変えると、メール中に記載される「To:」とか「Cc:」等の「宛先」というのは、
メールの配送上は「飾り」に過ぎません。
今回のご質問にあるスパムの「ヘッダー情報の中に全く現れないメアド宛にメールが届く」というのは、
そういうカラクリを悪用している…と言えるでしょうね。

…ということで、その観点から言うと、最初に書いた「プロバイダの回答は間違いではない」のですが、
これは「一般的に使われているメールソフト(ThunderbirdとかOutlook Expressとかmailとか)を使った
場合」を多分に想定している筈です。
ただ、実際には今時のスパム業者は数百万通~数千万通というレベルで大量にメールを送信する都合上、
「メールソフトを使ってチマチマと1通ずつ宛先を(Bccに)指定してメールを手作業で送信する」などと
いうことはやっていないと思います。スパム大量送信用のソフトウェアを使えば、envelope-Toを自前で
制御できますので、まさしく「To:やCc:はお飾り」でしょうし、そもそも「Bcc?何それ」みたいな
世界になってるのではないかと思います。
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この回答へのお礼

詳しい説明ありがとうございました。
プロバイダーの説明が「一般的に使われているメールソフトを使った
場合」を想定しているはず、という点ですが、自分も同じ範囲で考えていました。

お礼日時:2009/07/26 19:20

>この結果からは、プロバイダの回答の Bcc云々は間違いということになると思うのですが、どうなんでしょう。



相手が一般的なメーラーを使っていたり、いくらかRFCに沿ったメール配信ソフトを使用している場合は間違いではありません。

spamメールはとにかく配信できればいいのです。
相手先のメールアドレスが不正だったり受け取り拒否されているからとエラーメールを受け取りたくはありません。
何億通ばらまくことができるか。が至上命題です。
# エラーメール一応受け取って、メーリアドレスリストの商品価値を高めたうえで転売する。というビジネスモデルもあります。
# 配信できないけど1000万個のメールアドレスのリストと、ほぼ確実に配信される1万個のメールアドレス、どちらが魅力かは買い取る業者次第。

>どうして、ヘッダー情報の中に全く現れないメアド宛にメールが届くのでしょうか。

脇道にそれましたが…メール『配信の仕組み』ではBCCヘッダは無くても問題ありません。
郵便屋さんが配達するのに必要な情報は封筒の表に書かれた宛先の住所だけです。
# 宛名の人が明らかに誤りでも…実在する住所なら届くようです。
差出人の住所や名前が無くてもとりあえずは配達されます。
# 無効な住所だったりした場合に返送はどうなるのか不明ですが。
そして、電子メールの配信もほとんど同じような仕組みで行われます。
最低限の決まり事さえ守れば届くのですから、封筒の中の便せんに送信先の名前を正しく記述する必要性はありません。

ということからDM配信ソフト、広告配信ソフトなどではその辺の処理を端折っているモノもあります。
# 作成者が知らなくて入れていないだけなのか、意図的に入れていないのかは……

なお、中継するサーバでは便せんの先頭に消印のようにReceivedヘッダに情報を残します。
サーバソフトによってはココに宛先のメールアドレスが記録されている場合があります。
そして、広告配信ソフトなどもココに嘘の情報を書き込むことも可能です。
# ある程度までなら嘘かどうかを見分ける手段があるみたいですが。
# 「Receivedヘッダ 追跡」あたりで検索すると情報見つかるでしょう。
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この回答へのお礼

詳しい説明ありがとうございました。
Wr5さんにも20ポイントつけたいのですがお一人しか選べないのですみません。
「DM配信ソフト、広告配信ソフトなどではその辺の処理を端折っているモノもあります。」っていうのも考え物ですね。

お礼日時:2009/07/26 19:23

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