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私は長年強迫性障害で苦しんでいます。

強迫性障害が直った方にお聞きしたいのですが、どのような方法で直りましたでしょうか。

精神科へ通っていてもよくならないので、アドバイスを頂けたらと思います。

A 回答 (3件)

素晴らしい体験談ですね。

私にとっても森田療法は大変に大きなものでした。

巷には薬づけになっている人が随分と多く、その人達の考え方の間違いというのは、
なかなかやっかいなものです。今日の日本の医療制度のせいもあるのです。

例えばメタボな体だと。それで尿酸値が高い。或いは血糖値でもいいです。
そして内科に行く。医師は「体重を落とした方がいいですよ」と言って薬を出す。
しかし多くの患者はなかなかダイエットしない。
もし口うるさく医師がダイエットを進めたら、患者は心苦しくなって他の病院に移ってしまう。
全てがそうだとはいいません。しかしダイエットすれば尿酸値も血糖値も正常になり、
薬を飲む必要がなくなることも多いものです。

これを心療内科や精神科に当てはめて考えて見ましょう。実によく似た傾向なのです。
そして一番の問題は、心の問題に関してはこの「ダイエット」のような改善方法がないのだと、
そう思い込んでいる人が実に多いことです。

全ての心の問題、その状態について、一切薬は必要ないとは決して申しません。

しかし、心の問題に関してもダイエット的な改善(時には解決)方法があるのです。その一つが森田療法です。
あまり強くダイエットを勧めると、患者が離れることもある。そういう背景をご承知置き頂きたい。

歴史上の多くの偉人が、今でいうノイローゼだったりしているのです。
昔は今のような薬なんてありません。しかしこの人達は「生き方」を変えることでそこから脱却している。

現在の薬は、脳内物質の補助的な役割のものが多いです。
例えば長年に渡るストレスで、特定のストレスホルモンが多く分泌されるようになってしまった。
これを薬で補うこともできます。
しかし生き方を変えれば、例えばこのストレスホルモン自体が再び減ることもある。
或いは減らなくても、他の脳内物質がそれを補う形となることもある。
或いは又、脳内物質の出方が改善されなくても、「それが自分なんだ」という生き方をすることで、
心が安定する人もいる。

そして実は、一番大切なことは、私は幼児期の親との関わりを見直すこと、だと思っています。
私自身思春期からずーっと苦しみ、森田療法的な生き方でなんとかやってきましたが、
何かが? 何かがこれだけでは足りない、と常にボンヤリ感じていました。
それがすっきりとして、いよいよ生き易くなったのは、幼児期の親との関わりを見直したことです。
それは学問で言えば「パーソナリティ障害」の関係です。

パーソナリティ障害の考え方は比較的新しいです。
それで、例えば一卵性双生児を何千組も追跡調査するわけです。
一卵性双生児は遺伝子が同じです。しかし何かの事情で幼児期に別々の親に育てられる。
すると、一人は不安神経症などになり、もう一人はならない、ということがある。
そういう調査などにより、結局は生来持ったものよりも、むしろ親との関係の方が影響が大きいと。
そういうことが分かってきたのです。よって一番大切なことは、幼児期における親との関係であると。
本当に先天的な要因だけで不安神経症などが起きるのであれば、これは一体どうしたことか、ということです。
果たして薬を飲めばそれでいいのか、それしか道はないのか、ということです。
不安神経症に関わる生来の遺伝子的要因を持ち合わせていても、
健全な親に育てられれば不安神経症にはならない、そういうことがあるのです、現実に。

もしも例えば森田療法が大儀だと感じるようでしたら、このパーソナリティ障害からの入り口もあります。
又、森田療法だけをご経験されている方も、加えてこちらも考えて頂くとより良い場合も多いと思うのです。

一番いけないのは、自分は病人だということにして自分を特別視し、回りにも特別な態度を要求し、
病気に逃げる態度です。こういう態度だとますます薬の量が増える可能性が大いにある。
つまり言い換えれば、ここからここまでが病気だ、という線引き、これはある意味間違っている。
ある意味ですよ。

私がこういう話をすると、薬にどっぷりとはまっている人から、よく攻撃を受けます。
そういう人は私の話で、どこか心がチクチクと痛いからそうするのだと思う。

勿論医師の適切な判断において、薬が必要なら飲まなくてはいけません。
しかしそれだけではない。同時に「生き方を見直す」ということを是非並行して下さい。
必ず今より良くなると思う。これは実際の私自身の体験です。
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この回答へのお礼

恐縮です。親切なご回答ありがとうございます。
森田療法はすごく良いのですね。今まで森田療法はほとんど考えた事がなかったので、正直知識もあまりないのです。ただでさえ病気になりたくてなった訳ではないのに、自分で頑張らなければならない、どうしても患者自身が忍耐とか根性とか、修業的ながんばりが必要なように偏見を持ってしまっているのですが、そんな事はないと言うのは知っています。今一度考慮してみるべきかも知れませんね。

>一番いけないのは、自分は病人だということにして自分を特別視し、回りにも特別な態度を要求し、
病気に逃げる態度です。こういう態度だとますます薬の量が増える可能性が大いにある。
つまり言い換えれば、ここからここまでが病気だ、という線引き、これはある意味間違っている。
ある意味ですよ。

精神的な病はやはり病気として扱うべきだとは考えています。
話は違うかも知れませんが、私の場合高機能広汎性発達障害の可能性もあります。よく高機能広汎性発達障害は個性だと言う考えがあるようですが、個性にしてしまうとそれまでで、そのまま生きなさいと言われているようで、患者の苦しみは解決されません。
しかし病気としてとらえる考え方なら、あくまで患者の問題ではなく病気が悪いのですから、治療を受ける事も可能になりますし、何らかのハンディを認めるようなケアを受ける事も可能になるかも知れません。

自分で苦しいから経験者様に回答を求めているのに、こんな事を言ってはいけないですね。参考にさせて頂きます。

お礼日時:2009/05/22 22:06

僕は強迫性障害の中の不潔恐怖症だったんですが、森田療法を実践して症状を克服しました。


「手が汚れてる感じがして何も出来なくなる。5分おきに手を洗う。」とかそんな状態でした。
日常実践を実行して改善させたという感じです。
森田療法に出会えて、今があります。

精神科に通ってもよくならないという気持ちは凄くよく分かります。
僕も以前は精神科にかかってましたが、やはり薬くれるだけでした。飲んでもちっともよくなりゃしない。副作用で気持ち悪くなるだけでね。。
最初は救いの神のような気がして飲んでました。
でも考えてみたら
「薬飲んだら手のことが気にならなくなるのか??」「洗う衝動を抑えられるのか??」
ですよね。コレなるはずがない。逆になったら危ないですよね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
私も感染症恐怖の時に手洗いが止められない時期が数ヶ月ありました。ひどい時は石鹸のボトルを1回に2本使う勢いで、3時間ぐらい洗面から離れられなかったです。そのせいか石鹸の科学過敏症っぽくなってしまい、今では天然石鹸しか使えないでいます。

>でも考えてみたら
「薬飲んだら手のことが気にならなくなるのか??」「洗う衝動を抑えられるのか??」
ですよね。コレなるはずがない。

薬で考えまで変わる事なんてないですものね。今の精神科は薬だけ出して、ろくに診察時間も取らないようなのが多くてひどいです。しかも薬は対処療法でしかないし、飲み続けていないといけない等、医者は何を考えているのかと思ってしまいます。
父の知り合いにも、40数年精神科に通い続けて今だに直らないで、薬漬けの人生の方がいますが、医者は自分らが患者を治せていないことに疑問を持たないのかと思ってしまいますよね。

お礼日時:2009/05/22 00:21

これまで、どのような対応をして来られましたか。


できるだけ詳しく、且つ、読みやすい文章で、補足してください。

この回答への補足

精神科の薬は副作用があり、具合が悪くなるばかりです。私の場合、頭が明晰になっている方が調子は良いのですが、薬はだいたい眠気とか、ぼやける感じになるものが多くて、返って不安感は強くなってしまいます。
あとはもう耐えられないので無限に同じ事を繰り返してその場をしのいでいるだけです。暴露療法などは良いと聞いてはいても、苦しみだけです。
私の場合もう8年になるのですが、その間に恐怖の対象が微妙に変わって来ています。大きく対象が変わったこともあり、突然新たな苦しみに遭遇し、その代わり前の苦しみは一気に軽減するという意味の分からない事も起きています。
最初は感染症に対する恐怖だったのが、最近は外部から見られている、監視されているような恐怖で、しかもPCを使う時間が長いせいか、その恐怖の対象が、PCを使う事に現れてしまい、ネット上から監視を受けているのではないか等、好きなPCを使うのも苦痛をともなっています。
PCが少しでも不調さを出すと(エラーやバグ)、即セキュリティが脆弱化して、どこかにセキュリティホール的なものが出来たのではないかと妄想に駆られて、その都度PCを再セットアップしてしまいます。1年で数十回はPCを工場出荷時に戻して、再度環境を構築(ソフトをインストールしたり)しないと行けないので、ほとんどまともにPCを使えなくなってしまっています。

補足日時:2009/05/21 21:53
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