友達とは得になる人でしょうか

まず一つは人はだれも自分の不利益になる事には手を出しません。

あなたは自ら痛い、つらい思いをしようと思いますか？
受験勉強などつらい思いの先にもっと自分の利益になる事があるのなら人はがんばれます。
しかし、つらい思いをした先に人間的成長すらも無いなら誰もつらい思いなどしたくはありません。

これが人の大原則です。

しかし、これは今あなたの思っているように単純な事ではありません。
得とか利益とかは目に見えるものだけではありません。
一緒に居ることでの安心感、幸福感、信頼感、一体感。
これもすべて利益です。

簡単に言ってしまいましょう。
友情による幸福感とはお互いが信頼する一体感から生まれます。
どちらかが無理をして相手に分け与えるものではないのです。
ちょっと前のビジネスの世界ではWinWinの関係なんて言ってました。

人生には勝ち負けはありませんがお互いが支えあい信頼しあい
どちらにも得となる関係こそが友情です。

質問者さんのいうような友達の場合は、都合が悪くなったら離れていく人って事じゃないですか？

現実的な話になってしまうのですが、
「家が生活保護でも受けていたら誰も来ない」
「何かをもらいっぱなしでは続かない」
なんて言っている人もいるくらいです。

精神的な繋がりを持てる人もいると思うのですが、生きている間にそんな人に出会える事が出来ればいい方かもしれませんね。

精神分析の大家カレン・ホルナイ(ホーナイ)の自己分析という本に出てくる、クレアという女性の話を聞いてください。

この本の出版は1942年で、クレアは実在した人物です。この文は私が概要を分かり易くしようとしたもので原文(原訳)ではなく、よって完全に忠実なものではないことをお断りしておきます。
クレアは30代になり、いよいよ今でいう境界性パーソナリティ障害的症状が強くなり、悪しき男性と別れたくても別れられない状態となってしまいましたが、カレン・ホルナイから自己分析を学んで実践し、自分の心に抑圧された母への強い怒りを発見することで、元気になりました。

この人と貴方が全く同じだというつもりはありません。でも似ているところがある気がしたので、このようなおせっかいをしています。全く私の勝手な思い込みかも知れません。失礼お許し下さい。

クレアには兄がいました。兄は長男で家の後取りなので特別大切にしてもらっていました。それに比べてクレアは風邪をひいてもあまり心配してもらえず、学校で賞をとってもあまりほめてもらえませんでした。それは露骨なえこひいきではありませんでしたが、間違いなくお兄さんがいつもひいきされていました。だからクレアが不満を感じ反抗心を持つのは当然なのです。彼女の怒りは正しいのです。でも母も兄も自分達がクレアに冷たくあたっているとは全然気づいていませんでした。だからクレアが不機嫌で怒りっぽいのは、生まれつきの性格だと思っていました。クレアはそういう自分が自分でも嫌でした。母と兄の間には協同体制のようなものがありました。でも誰もそんなものがあるとは気づいておらず、そしてクレアはいつもその協同体制からはじき出されていました。

父は医師で仕事が忙しく、殆ど子供をかまったりすることもせず、母が家庭の中心人物でした。母はおせじを言われると喜ぶ人で、いつも本当以上に褒めてあげないと機嫌が悪くなりました。だからクレアはますます、正当な苦情も不満も母に訴えることができませんでした。まだまだ小さかったクレアにとって、親の養護は絶対に必要でした。親に見離されたら子供は生きていけない。子供は本能的にそれを知っています。だから親の養護が無くなることを大変恐れていたのです。

知らないうちにクレアは、自信を失い、やがて自分自身をも失ってしまいました。クレアはもはや、自分が本当は何が好きで何が嫌いか、何が欲しいのか、何に怒っているのか、何を恐れているのか分からなくなってしまったのです。クレアは絶対に、自分は人から愛されることはない、と思い込むようになってしまいました。たまにクレアに好意をもっている人に出会っても、クレアはその人が誤解をしているだけだと思いました。本当の私を知ったらきっと嫌われると思っていました。あるいはそれは、本当に自分を好いているのではなく、利己的な打算やお礼のようなものだと感じていました。実はそれはクレアが母親に対して行っていた自己欺瞞の裏返しなのですが、クレアはそんなことには全く気づいていませんでした。

クレアはいつも消極的になり、控えめな良い子を演じるようになりました。クレアはいつも、自分が間違っていて他人が正しいと考えるようになりました。クレアはいつも自分が頼りになる人、自分を守り自分の味方になってくれる人、自分に必要なものは何でもそろえてくれる人、自分を決してとがめない人、自分の代わりに責任をとってくれる人がいないと、不安でしょうがなく感じるようになりました。そういう人がいると自信がよみがえるように感じました。

とうとうクレアは人によりかかることしかできなくなっていました。たとえひどい相手だと薄々分かっても、だまされていることが薄々分かっても、強迫的に相手にしがみつくしかなかったのです。そうしないと不安でどうしようもないからです。クレアは自分の人生を自分自身で握ることができなくなっていました。プライドは高いのですが、ちょっとしたことですぐに崩れてしまう、という状態でした。

結局お母さんのことが好きですか？　嫌いですか？

優しい人なら好きなはずですよね。でもお母さんのようになるのは止めた。
お母さん＝いい子　貴方はいい子になるのを止めた。
それはお母さんのようでいることを止めたのですよね。
それならお母さんのようではいたくない、お母さんが嫌いということですか？

特性を持つ、ねー

私は今の私の友人達と付き合っているのは、少なからず「得する」ことがあるからだと思います。
ただし、それが金銭的に何かしてくれる、とかじゃないです。

辛いことがあった時、悲しいことがあった時、話を聞いてくれたり、勇気付けてくれたり、気分転換に誘ってくれたり。
一緒にどこかへ出かけたり、楽しいことを共有したりすることはとても素晴らしく、私の人生にはとても有益です。
勿論、私も友人が辛いときは話を聞いたりアドバイスしたりしますし、持ちつもたれつですが。

最近の友人関係や恋人関係と言うと、惚れた好いたうわべだけってのが多いようですが、私や私の友人は基本的にいつも素でガチンコですね。
喧嘩もしまくりましたし、時には怒るし叱るし、熱い友情（笑）ですかね。
だから友達は少ないけれども、充実してて楽しいです。考え方の違う有人から生きるヒントを得ることもありますし、同じような境遇の友人と痛みを共有することもあります。

あ、これでも昔は相当いじめられてたし、変わり者だって言われたりもしましたけど。
今は「emilyはemilyのままでいいんだよー」と言う友達と居れて幸せです。私も友達が友達のまんまで好きですし、一緒にいたいですから。

会社で必ず関わらなければならない相手以外におべっかを使う必要なんて１つもないと思います。あなたも「君は君のままで」という人が必ず見つかりますよ。

　今はドライな人間が多いから、

「自分のことを嫌いな人が悪い」
位の勢いで、はなれていく人もいます。
　で、携帯をいじったり、毎日が何となく生めってれば良いみたいな。５０代でもそういう方はいますよ。私は個人的に『平成体質』などと名づけています。
　社長も、能力より要領のいいやつを取るじゃないですか。本当は能力のほうが、会社のためになってるのに（全てとはいいませんが）。真面目が通らないというか、真面目が短所になる時代と考えています。
　そうすると質問者様は生きづらいのかもしれません。


　１度どうしても必要な、会社などの人間関係以外は、自分から踏み込まないようにしてはどうですか？？
　そして、対話するボランティアなどで本当に心の通い合う会話を知っている明治～昭和初期の生まれの方々と接してほしいと思います。
　出身地の話、季節の話、名物、思い出話。
　多分ですが、誰も（姑以外の、笑）人の悪口とかを開口1番に出す人っていないと思うんですよね。自分の話ばっかりなのに、相手を楽しませられる。すごいです！！


　作った顔でないと続かないような人間関係は、長続きしないし、いずれ質問者様のような方は傷つくときが来ます。自分のままでいてください。それでも色々敏感で、気になることが出てくると思いますが・・・


　私はこのままこんなにドライな人間が増えて、しかも寿命が延びたら日本は本当に崩壊してしまうと考えています。だから質問者さんみたいな方は貴重なんですよ。
　周りに毒されないでくださいね。
　変に染まらなければ、絶対に正義は勝ちますから。

　損得を考えてしまうとおっしゃいますが、その逆。してのことを考えてることがほとんどだから疲れるんだと思いますよ～そして悩むんだと思います。でも孤独や、自分の時間を楽と思えるという生き方はとてもラッキーですし、人間的に尊いと私は考えていますよ。

友達は、得ではなく「徳」になる人を友達という。