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オリンピックを見ていても、柔道選手は特別いい体をしているなとおもうんですが、前にテレビで野村選手が器具を使った筋トレはしたことないって言っていたのですが、どうやってあんな体を作りだしたんでしょうか??
また、普段柔道選手はどういう練習メニューをされているんでしょうか?栄養補給のタイミング等も教えてほしいです。

A 回答 (7件)

柔道経験者です。



まず前提としてどういう体型を「いい身体」とするかってのがあります。
以下の回答は多少質問者さんの認識を否定してしまう内容も含まれてしまいますが、悪気はありませんので気に障ったらご容赦ください。

まず質問者さんが柔道家の中でも60キロ台の選手が特にいい身体に思えるのには2つ理由があります。

(1)質問者さんはおそらく、締まっていて筋肉がある程度くっきりと現れるような体型が好みって傾向があるのだと思います。

柔道という競技は、その競技特性として常に自分の身体の移動に加え、相手の身体をコントロールするという性質を持っています。
競技の間ずっと50キロ以上時には100キロ以上の物体(しかも自分の動きに逆らおうとする物体)をコントロールしようとし続けるなんて競技はオリンピック種目の中でも、重量挙げのようなものは別として柔道とレスリング以外にありません。
したがって当然に筋トレ的要素が他の種目に比べ高くなります。

さらに柔道は恒常的に畳に叩きつけられるという要素もあるため、必然的に身体が大きく、というより「分厚く」なる要因が非常に高いのです。(これはやってみると分かりますが、単純に筋トレなどで身体を鍛えていても投げられる耐性はできません)

相手を投げる動作などで「ウォーッ」と力を身体に加える動作を、昔は「気張り」などと呼び、この反復継続が柔道に適した身体を作り上げると言われていました。

そのため必然的に柔道家は分厚く強い体型を備えることになります。

ところで、そのような競技のトップ選手の身体で60キロそこそこの選手というのは、実は男性としてはかなり元の体型が小さな部類に含まれる体型なのです。
つまり背も高くないし、また胸郭や肩幅その他の骨格も元々は比較的キャシャな部類に入る体型なのです。
(余談ですが谷亮子が長く世界のトップに君臨できたのも、女子とはいえ柔道という競技で48キロ以下に体重をセーブするのは、元の身体がかなり小さい=世界、特に欧米の層が極端に薄いという「僥倖」もありました)

ですので60キロそこそこの選手というのは、元の骨組みが小さいところに筋肉がつくので、写真で見るとかなり「いい身体」に見えます。
これはちょうど、さほどたいした運動をしていないジャニーズの男の子や、ウォーターボーイズの男の子とかが痩せているとかなり「いい身体」に見えるのと同じ原理です。

60キロ級の選手はたしかに裸の肉体は見事ですが、実際に向かい合ってみるとその体型は80キロ・100キロ級の選手と比べると、その「圧倒感・存在感」にははるかに及ばないのが実感できます。

ましてや身体を「造形」する専門家であるボディ・ビルダーには、「いい身体」って意味ではとても及びません。
ビルダーがあなたにとって「異様」に見えるのは、おそらくビルダーがコンテスト時に極限まで脂肪を削ってしまうことや、身体に特殊なオイルを塗ったりすることなどの要素から、見慣れていないって原因があると思います。
(もちろん筋力も柔道家ではビルダーに勝てませんが)。

ですので60キロクラスの柔道家が、スポーツ選手の中でも「格別」に思えるのは、あなたの「錯覚」もひとつあります。

(2)とはいえ、同じ60キロ級のスポーツ選手の中でも他の競技に比べ、たしかに「ゴツイ」印象を与えることも事実です。

これはボクシングと比較するとその特異性が際立ちます。
ボクシングと言う競技は、まずバーベルを挙げるような筋力よりも、筋肉をパーンとはじかせるバネのような筋肉特性が求められます。
また柔道に比較すると試合時間が極めて長く、持久力勝負の要素がとても大きいのです。
実際ボクシングはパンチ力なんかよりも、持久力の要素の方が強いくらいで、試合前半の生きの良いパンチではダウンしないのに、後半お互いフラフラになった状態でのパンチでKOが起きるなんてのはこれが理由です。

ボクサーが柔道家のような筋肉を付けたら、とても10ラウンド12ラウンドみたいな長丁場は持ちません。
しかし柔道家は相手の重い体重をコントロールする能力が求められ、かつそれは長くて10分程度の時間です。

そのためかなりゴツイ身体が備わるのです。
さらに軽量級では必然的に体重の減量で脂肪をそぎ落とすので、質問者さんのおっしゃるような「いい身体」が出来るわけです。

さて、ではそのようなゴツイ体型が柔道だけで出来るのかと言えば、たしかに思いっきり食事をして柔道の稽古をオーバーワークにならないレベルでやれば、ある程度は出来ると思います。
何十年も前の柔道選手は、さほど筋トレの知識実践が無くても、そういう体型を作っていた事実がありますから。

しかし現代のオリンピッククラスのトップ選手で、一切筋トレをしないという選手はおそらく居ないと思います。

単純に稽古量がハンパ無いというだけでは、大きな身体は出来ません。
たしかに柔道にはエビや脇締めなど独特な稽古法がありますが、これらは筋肉を大きくするという種類の運動ではありませんし、またそれが素人にとってキツイのは、経験が無いからだけで、一流柔道家にテニスを練習に参加させたらあっと言う間にへばることでしょう。

ちなみに余談ですが、個人的好みとしては、私は一番好きな体型は120キロクラスの格闘家の身体です。
ジュロム・レ・バンナに憧れてます(笑)
http://www.k-1.co.jp/jp/fighter/player.php?index …

なにか補足質問があればどうぞ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>さらに柔道は恒常的に畳に叩きつけられるという要素もあるため、必然的に身体が大きく、というより「分厚く」なる要因が非常に高いのです。(これはやってみると分かりますが、単純に筋トレなどで身体を鍛えていても投げられる耐性はできません)
相手を投げる動作などで「ウォーッ」と力を身体に加える動作を、昔は「気張り」などと呼び、この反復継続が柔道に適した身体を作り上げると言われていました。

というのは予想できませんでした。やはり柔道の練習そのものに分厚く、力強い体になる要因があったんですね。大変参考になりました。

60キロクラスの選手が骨格が小さいというのには驚きました。格闘系の選手は骨格からでかくなってるイメージがあったので。骨格が大きい小さいは、格闘系の競技によるものではなく、食事や栄養補給、休息の差によるものでしょうか。

ジェロム好きですか(笑)僕の中では、ジェロムは筋肉というよりも(もちろん筋肉もすごいですが)骨格がでかくて美しいプロポーションというイメージです。僕は筋肉質なほうですが華奢なので、骨格からでかい人は憧れますね。

お礼日時:2009/04/08 09:58

>柔道の選手のウエイトトレは週1ぐらいなんですね。

参考になりましたw

いえいえ違いますよ、身体に筋肉をつけるプログラムはだいたい週1で
たくさんということです。これは人とプログラムの内容によります。
例えば上半身と下半身を鍛える日を分けているのなら
上半身週1と下半身週1になるので、週2回となります。

>例えばラグビーとかも練習にかなり筋トレが入っていると思いますが、柔道とかレスリングの選手とは体型が異なるように思えます

うーん専門的な方や競技経験者からみると違いはわかると思うのですが
私スポーツ経験がないただのウエイトトレーニーなのですが
「柔道でもやってるの?」「ラグビーでもやってるの?」は両方良く
言われますよ。

多分質問者様もそこそこ脂肪を絞った170cmぐらいのウエイトトレーニーや
ラグビー選手を見ても柔道経験者との違いは良くお解りにならないと
思われますよ。
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柔道の強豪校には普通に道具置いてありますし、強化選手になった時点で


ウエイトをやらないと言うことはないです。

知らない人どおしでやり取りしてそれを知らない人が聞くとわからないかも
しれませんが、分割でウエイトトレーニングを行わない場合、身体を
でかくするときでも普通は週1時間ぐらいしかやりません。それで十分
身体をでかくすることができるのです。逆にアスリートの場合それ以上
やるとヤバイです
週に何時間も行うトレーニングの内たった1時間です。
全体量からみればほとんどやらないといっていいと思います。
井上選手のベンチの重量や石井選手のデッドの重量を見れば
いかにウエイトで身体を作ったかが良くわかります。
ただしこれは重量級選手の場合で体重制限のある軽量級の方々は
ひょっとすると身体をでかくするのを嫌うかも知れません。

あとアスリートにおいては同じ競技を行っているのに体型が随分違う
ということがありますよね?
単純にウエイトを取り入れている選手が筋肉質なのです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

競技によって選手の体型って特徴があるじゃないですか。例えばラグビーとかも練習にかなり筋トレが入っていると思いますが、柔道とかレスリングの選手とは体型が異なるように思えます。自分は柔道とかレスリングの体に憧れるので、練習や体作りにどういう特徴があるのかなと思ったんです。

柔道の選手のウエイトトレは週1ぐらいなんですね。参考になりましたw

お礼日時:2009/04/08 08:41

rikukonnhaさんが仰るように、軽量クラスの選手は均整の取れた体をしていると思います。


他の競技でも、例えばレスリングも同じような体つきだと思いますが、柔道は胴着がはだけたりするので
余計に目に付くのではないかと。

筋トレももちろんやると思いますが、No1さんの仰るいわゆる補強運動も含めての「柔道の練習」の
成果だと思います。オリンピック選手ともなれば、その競技を極めているわけだから、自然と
その競技にあった体型になるという当たり前のことではないかと思います。
特に軽量クラスは、筋力よりも技のキレとスピードでの勝負だし、減量もあるので
あのような体型が出来るのだと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

個人的に柔道とかレスリング等の格闘技系の選手の体が一番憧れるのですが、そういった競技にあった体型が好みということなんでしょうね。

お礼日時:2009/04/08 08:29

>野村選手が器具を使った筋トレはしたことない



野村忠宏さんのことであれば、器具を使った筋力トレーニングをしていますよ。
http://sankei.jp.msn.com/photos/sports/martialar …

アスリートは競技の練習(有酸素運動)と筋トレを両方行いますが、
前者が少ないほどいい体になります。
有酸素は筋肉を削る行為だから。

一番凄い体をしているのは、つまらない回答ですが、ボディビルダーです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%87% …
この写真の人はおそらく体脂肪率一桁で、水に浮きそうにありません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

野村さん、器具を使った筋トレしてるんですね(笑)前にジャンクスポーツでそんなこと言ってた気がするんだけどなぁ。他のスポーツ選手と比べても筋肉ががなりついてるように見えるので、柔道の練習の仕方になにか秘密があるのではないかと思ったんですが。

個人的にはボディービルダーの体は、すごい筋肉ですけどいい体とは思わないですね。人の美的感覚にもよるんでしょうけど。個人的に柔道選手(とくに60キロ、66キロ以下級とか)が一番いい体だと思います。

お礼日時:2009/04/07 17:30

> 野村選手が器具を使った筋トレはしたことない


オリンピックの金メダリストは遺伝的にも恵まれてたりするので
普通の人は同じメニュー組んでも
同じ年数で同じ体格にはおそらく成れないんじゃないかと。

> 普段柔道選手はどういう練習メニューをされているんでしょうか?
ちなみに柔道選手みんなが器具を使った筋トレしないわけではなく
内柴選手なんかはウエイトトレ取り入れてますよ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

柔道選手も器具を使った筋トレをしているんですね。他のスポーツ選手よりもかなり筋肉がついているように見えるので、なにか秘密があるのかなと。

お礼日時:2009/04/07 17:20

単純に練習量が半端じゃないってことです。


柔道はタイミングで投げると言っても、それなりの体重の人間を崩したり投げたり締めたりするにはそれなりの筋肉が要るし。
パンチ、キック系の筋肉に限れば空手家やボクサーには敵わないだろうけれど、全身を使う格闘技として格闘に使う筋肉がまんべんなく発達しているのが凄く見える理由だと思う。
体を直接ぶつけるアメフトなんかも凄いよね。

基礎練習も独特のものがあって、それも半端なくつらい。
たとえばエビとか逆エビとか脇締めとかがあるんだけれど、それだけでも素人がやったら五分で音をあげると思う。
もちろん練習もきついし。

でも体型は違っても他の競技の選手の体も凄いと思うよ。
個人的には水泳の選手なんかはかっこいいなと思う。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

水泳選手とかアメフト選手もいい体ですよね。柔道は減量もしなくちゃいけないから、特にしぼれたいい体に見えるんですかね。今はk-1にも出てる秋山選手とか半端じゃなかったです。

練習量が多すぎると、筋肉の発達には不利な気がするんですが、練習中に栄養補給とかもするんですか?普段の食事量なんかも半端じゃないんでしょうか?柔道は練習時間も他のスポーツに比べて長いイメージですが、何時間ぐらいするんでしょうか。

お礼日時:2009/04/07 17:10

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