プロが教えるわが家の防犯対策術!

NikonのD200で撮影したのですが、JPEG(fine)とRAWの両方を記録する方法で撮影(FINE+RAW)したのですが、それぞれの写真を比べてみると、写真の色合いが違うことに気づきました。
これは、あり得ることなのでしょうか?

気になりますので、宜しくお願いいたします。

A 回答 (6件)

 デジタルカメラの中で何が行われているかを、少し理解する必要があります。


 レンズを通して、撮像素子で得られた画像は、通常、カメラの中にある画像処理エンジンで様々な加工が行われます。例えば、ホワイトバランスの調整・仕上がり設定で設定した色合い等の調整などなどです。そして、jpeg圧縮を行い、通常出力としてよく見るjpegファイルの形で保存します。
 この画像処理エンジンでどのような処理をするかの詳細は、各々のカメラメーカーの売りの一つであり、大きな特徴になり得る項目です。
 出力の絵が気に入らないと、パソコンの画像処理ソフトでいろいろと加工しますよね。でも、jpegの場合は、すでにカメラでこれと同じことが行われていると思ってください。

 さて、今までのはjpeg出力の場合。

 これに対して、RAW出力の場合は、撮像素子での画像データを何の処理もせずにそのまま保存します。
 そして、パソコンに取り込んだ後で、RAWに対応した画像処理ソフト(これをRAW現像ソフトと言います。)を使って自分で編集します。jpegの場合はカメラの画像処理エンジンが処理をしてくれているので、自分での編集は省略しても良いですが、RAWの場合は、カメラは何もしていないので、この編集過程を省略してはいけません。

 「でも、RAWビュアーでみると、何もしなくてもちゃんと見えたよ。」と言われているのが質問文なわけですが、これは、そのRAWビュアーが「適当な」パラメータでとりあえず現像して見せてくれているだけです。(この場合の「適当な」という言葉は、「いいかげん」と同じ意味を持ちますので注意してください(笑))当然、撮影した環境やあなたの意志などそこには何も入っていません。なにしろ「適当」ですので。
 それに対して、jpegには、実はあなたの意志が少しだけ入っています。カメラのホワイトバランスの設定であったり、仕上がり設定だったりと、そういう項目です。また、カメラメーカーの意志は大きく入っています。「普通の人は、こんな画像を好むんだろうなぁ」という設計者の意志です。これを元に、画像処理エンジンが作られています。
 というわけで、この二つの絵には、色合いに「大きな違い」があっても当然です。まぁ、偶然同じような色合いになることはあるかもしれませんし、偶然あなたの好みになることもあるかもしれませんが・・・

 また、RAW画像をちゃんと、自分の好みに編集した後の画像と、カメラで保存したJPEGの画像は、やっぱり違って当然です。カメラの画像処理エンジンで設定できる程度の幅と、パソコンで専用のRAW現像ソフトを使って設定(処理)できる程度の幅のどちらが大きいか・・・こんなの考えるまでもないでしょう。後者の方が桁違いに圧倒しています。
 だから、絵作りを重視する人はRAWで保存して1枚1枚、自分で画像処理をした結果を残すわけです。

 ちなみに、jpegの画像も、画像処理ソフトを使えば、ある程度の修正はできます。でも、RAW画像に対してRAW現像ソフトを使用した時にできる修正の幅とは大きな差があります。実際にどこまでの処理ができるかは、ニコンのCapture NX 2や、市川ソフトラボラトリーのSILKYPIX
Developer Studio Proなどが、試用版で使えますので一度試してみられると良いでしょう。
ニコン、Capture NX → http://www.nikon-image.com/jpn/products/software …
SILKYPIX → http://www.isl.co.jp/SILKYPIX/japanese/download/ …
    • good
    • 0
この回答へのお礼

皆様、御礼が遅くなり、申し訳ございません。
よく分かりました。RAWで保存すれば、JPEGに比べて画像を色々といじれるということですね。大事なものを撮るときなどは、RAWでも撮影していきたいと思います。
また、RAW画像には、ホワイトバランスなどの撮影者の意思が組み込まれていないということも初めて知りました。これからも色々と勉強して
いきたいと思います。

まとめてのお礼となり、申し訳ございません。
この度は、ご回答いただきましてありがとうございました。深く御礼申し上げます。

お礼日時:2009/03/25 01:49

撮影を仕事にしています


JPGとRAWどのように見比べたのでしょう
JPGは画像として出来上がった物ですがRAWは画像として出来上がったデータではない、つまりビュアーが簡易表示しているにすぎない物です
    • good
    • 0

RAW + JPEGにした理由は?



RAW + JPEGで記録する時と言うのはJPEG画像の色合いを参考にRAW現像する時によく使われる手段です。
ホワイトバランスを太陽光にしておけばその場の雰囲気を極力残す事ができるのでRAW現像の時により印象的にしたいなど、後日PC上でレタッチする時の参考にします。

何か目的があってRAW + JPEGにしたのではないのですか?
    • good
    • 0

まず、RAWデータが何であるかから理解する必要があります。



簡単に説明すると、RAWと言うのは、ベイヤー配列(シグマ除く)のイメージセンサーから読み出した信号をA/D変換しただけのデジタル信号の羅列に過ぎません。(詳しい事はご自身で調べて下さい)

要約すると、RAWデータは、画像生成以前の生データに過ぎないので、撮影時のパラメータやホワイトバランスは反映されていません。
ただ、現像ソフトは、初期表示においてヘッダーに埋め込まれた撮影時の設定記録から、現像結果が反映されて表示されます。
ですから、カメラの画像処理プロセッサー(エンジン)と現像ソフトのアルゴリズム(推定理論計算プログラム)が違えば、現像結果が違っても何ら不思議ではありません。
要するに、お使いの現像ソフト次第と言う事ですね。

まぁ、RAW現像に徹するなら、カラーマネージメントから学ぶ必要がありますが、それだけに奥の深い世界でもあります。
    • good
    • 0

それは、全然違います。

そもそもJPEG画像ではホワイトバランスが決定されていますが、RAW画像では決定されていません。ホワイトバランスを調整するだけで全く違う雰囲気の画像になります。また、JPEG画像では色味やシャープネスなども調整されていますが、RAW画像はそういった部分も調整されていません。
つまり、わかりやすくいえばJPEGは完成品、RAWは半製品状態である、ということです。

元々D200はよくいえば素材重視というか、RAWで撮って画像処理ソフト(フォトショップやシルキーピックスなど)で加工して完成させることを前提にしたカメラです。もっとはっきりいえばJPEG撮って出し(JPEGのまま撮影すること)では使い物にならない写真になりがちという傾向があります。例えばD200でJPEGで女性ポートレートを撮影すると肌の色がやたら不健康な色になってしまいます。なので、RAWで撮って画像処理ソフトで調整して「いい色味」にしてやる必要がある、ということです。

蛇足・シマシマは大丈夫ですか?
    • good
    • 0
この回答へのお礼

シマシマなどの現象は見受けられません。
有難うございました。

お礼日時:2009/03/25 01:51

現像される時のアルゴリズムが違うので当然違います。


jpegというのは、あくまで狭いカメラ内で画像処理エンジンがハードウェア性能の制約の元決めた色です。
それに対してRAWの色味というのは、より処理能力の高いPC上で変えることが前提になっています。
その色を決めるのはあなた次第です。
好きな色合いになるよう現像を楽しんでください。
昔よりも現像ソフトは進化しているので、jpeg撮って出しより良いものに出来るはずです。
また、今後もソフトは進化し続けます。
気に入ったRAWは未来のことを考えておいて置くと後で役に立つかもしれません。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!