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 今晩、時代劇(必殺2009/3/6)で「そんな(ぶいき)なマネ」といったセリフがが2回、それも違う役者さんから発せられたので、それは文脈から察するに普通「不粋・無粋(ぶすい)」の間違いだろうと思いながら視聴しておりました。
 過去に「矢面(やおもて)に立って」を「やずらにたって」と言っていたテレビ番組を見てから(30年以上前の番組でしたが)やはりTVはいい加減なものだとの認識はもっておりました。
 が、しかし広辞苑で調べてみると、「無粋・不粋ぶすい」「不意気ぶいき」どちらも同じ様な意味として記載されておりました。
 私としては今まで「ぶすい」というのがが正しく、自然と思っておりましたが、この時代劇の脚本家乃至は監督があえて「ぶいき」と読ませたのはのは時代考証したうえで当時は「ぶいき」と表現するのが通例だということでそう読ませたのでしょうか。
 どうかご教示ください。

A 回答 (1件)

 


 口演と初出(189910‥~193809‥)
 
 テレビ時代劇のセリフとして妥当かどうかは、いささか疑問ですが、
下記の用例から推して、江戸末期から明治にかけて“言文一致”を記録
していた噺家が語り、露伴が昭和13年に初出しています。
 
・屋敷もんだから―だが、中々美(いい)女だよ〔怪談牡丹灯籠(円朝)〕
──(名・形動)[文]ナリ いきでないこと。やぼなこと。また、その
さま。ぶすい。── Yahoo! 大辞林
 
 三遊亭 圓朝 1 落語 18390513 江戸 東京 19000811 61 /天保10.0401/籍=出淵 次郎吉
 三遊亭 圓朝 1《牡丹灯籠 189910‥ 木原店》最後の高座
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 幸田 露伴   作家 18670822 江戸 千葉 19470730 79 /慶応 3.0723/籍=成行
http://www.aozora.gr.jp/cards/000051/card361.html
 幸田 露伴《幻談 193809‥ 日本評論》初出
 
── ぶいき【不意気/無意気/不▽粋】[名・形動]いきでないこと。
あか抜けしないこと。また、そのさま。やぼ。ぶすい。
・「そんな―なことを言い出して」〈露伴・幻談>── Yahoo! 大辞泉
 
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この回答へのお礼

確かに二通りの使い方があったことが、事例として確認いたしました。どうもありがとうございました。
 しかしまだ、私が夕べ聴いた「ぶいき」の言い回しは不自然で、要するに、野暮で、無粋に聞こえたわけです。

お礼日時:2009/03/07 23:22

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