プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

現在、外資系銀行に普通預金としてアメリカドルで1万ドルほど預けてあります。
しかし金融不安等で心配なこともあり手元に置いておくか、ほかの方法で安心できる状態にしたいのですがどんな方法が良いのか教えてください。
アメリカドルのまま引き出そうとも考えましたが手数料はかけたくないので良い方法をご存じの方がいらっしゃいましたら宜しくお願い致します。

A 回答 (2件)

 外貨建てで金利を狙う個人投資家向けの商品は外貨預金の他にはMMF(短期債権が中心となる投資信託)と外国債券(ここでは便宜上、外国の国債と限定します)がありますそれぞれの商品の特性を説明していきましょう。



MMF
・流動性(お金の出し入れの容易さ)◎
 MMFは基本的にいつでも解約してドルとして使用したり円転する事が可能です。この為、外貨建ての金融商品の購入代金として充てる事も可能です。

・信用リスク(預け先の安全性)○
 MMFで運用されるお金は信託銀行に預けら分別管理されるので、証券会社や運用会社、そして信託銀行自身が倒産しても資金は保護されます。

・利回り△
 短期債権を中心に運用しているだけあって長期債権や長期の定期預金にはかないませんが利率の高いネット証券の定期預金3ヶ月ものの金利といい勝負をします。

・税制○
 分配金に対して20%の源泉分離課税がされますが、為替差益に対しては非課税です。


外国債券
・流動性×
 中途で債権を売却する場合は元本割れする可能性があります。逆にいうと得をする可能性もあるので一概に悪いこととはいえないのですが。

・信用リスク◎
 預け先は国家ですので国家が破綻しない限りはお金は返ってきます(もちろん破綻リスクの大きい国債も存在しますがそのような債権は別種の資産とみなした方が無難です)。

・利回り○
 他の商品とくらべ最も利回りが高い傾向にあります。期間が長いほど利回りが良いです。

・税制×~◎
 債権の税制は複雑です。知らないで投資をすると大損しますが、よく勉強して投資すれば大幅な節税が可能です。

外貨預金
・流動性△
 中途解約の場合、一般的には元本は保証されますが金利はほとんど貰えません。

・信用リスク△
 円建ての預金とは違い、外貨預金は預金保険の対象外です。つまり銀行が倒産すれば資産の保証はありません。銀行を良く選びましょう。

・利回り×~△
 MMFでもふれたようにある程度、定期預金で資産を拘束しなければMMF並みの金利すら貰えません。長期の定期預金であればそれ以上の金利を望めますが、それだけの流動性を犠牲にし、信用リスクを負うのであれば、一般的には債権のほうが賢い投資先であるように思います。

・税制×
 外貨預金は利子以外にも為替で儲けた分にも課税されます。物凄く不利です。


 以上の要素をご自身で検討してみてください。個人的にはMMFがお勧めです。

 

この回答への補足

丁寧にありがとうございます。
金融商品に詳しくないのでとても参考になります。
利回り、投資という感覚でもなかったので、素人なりに考えたのが「トラベラーズチェック」で全額引き出しておく。という方法なのですがこれについてはどうお考えでしょうか?何かリスクとかありますか?

補足日時:2009/03/07 10:32
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この回答へのお礼

ありがとうございました。TCついてはまた別に質問してみます。

お礼日時:2009/03/07 15:05

外貨MMFなら分別保管されるので、購入した金融機関が破綻しても保護されます。

その銀行で外貨MMFを扱っていているかどうか、持っている外貨で購入できるかどうか確認してみるとよいと思います。
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この回答へのお礼

素人なものでMMFというものを知りませんでした。検討させていただきます。ありがとうございました。

お礼日時:2009/03/07 10:32

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