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クレジットカードの仕組みについて疑問があるので質問させてください。

国際ブランド(VISA・Maste等)→発行元クレジット会社(三井住友・セゾン等)→(提携先の企業→)顧客という順だと大雑把に思っているのですが、国際ブランドと発行元クレジット会社の関係がいまいちわかりません。


・質問(1)
例えば三井住友VISAだとすると…
米VISAがVISAブランド発行を許可するライセンスを三井住友に与えているということでしょうか?
VJAとはどのように関わってくるのでしょうか?

・質問(2)
三井住友は日本にいち早くVISAを持ち込んだらしいのですが、今でも他社との違いがあるのでしょうか?
「プリシリンパルメンバー」・「スペシャルライセンシー」とは具体的に何なのでしょうか?

・質問(3)
銀行系・信販系・流通系と括られていますが、サービスやポイントの違いの他にも、VISAとの関係性も違うのでしょうか?


よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

待って下さい。

oskaさんのお話、重大な事実誤認があります。

>他都銀(旧第一勧業・旧三井・旧三菱・旧富士など)は「住友の軍門に下る事を拒否」したので「共同でオムニカード協会」を設立し、
>Masterカードの発行を行います。

まずここ。「オムニカード協会」(以下「OM」)と「ビザ・ジャパン協会」(以下「VJ」)は表裏一体の関係にあります。
言い換えれば、OMは「VJのMaster部門」なのです。後の方で出てくる、

>VJA加盟金融機関もVISA・Masterカード同時発行へ方向転換します。

…この際、当時の組織名「“ビザ”・ジャパン協会」のままMasterを発行する事はさすがにできなかったため、Master発行用の新規
ブランドとして「オムニカード協会」が設立された…というのが真相です。住友の軍門云々…どころか、住友主導の組織なのですよ。
当然ながら、OMにVISA発行権は与えられていません。

また、他都銀陣営も最初から一枚岩だったわけではなく、一勧・富士・太神・三井・埼玉・大和による「UC」、三菱による「DC」、東海
による「MC」の3ブランドが個別にMasterと提携している(かつ、当初はそれぞれに相互通用性が無い)状態でした。
なお、後のVISA加盟も各々が個別に行っています。

>住友は他都銀にVISA発行権を渡さなかったのです。

正確には「他の都銀系ブランドに」ですね。むしろ他行にもVJ加盟の門戸は開いており、実際に協和・東京はVJに加盟しています。

>日本でのVISA発行は、VJA・オムニカード協会・ICBAの3団体が行なっています。

先に述べた通りOMは誤りです。かと言って残り2団体のみか、と言うと現状はそう単純ではありません。

念のため補足しておきますと、ここで言う「発行」とは「VISA本部と直接提携して」という意味になるわけですが、例えばVJA参加
メンバーでもある三井住友は単独でも会員になっていますし、また、ICBAに関しては中核である日本信販(現・三菱UFJニコス)の
発行権を流用する形なので、組織として会員になっているわけではありません。
また、VISAの定義における「発行会社」=銀行系の「プリンシパルメンバー」(以下「PM」)及び非銀行系の「スペシャルライセンシー」
(以下「SL」)に相当するいずれかの企業からサブライセンスを受けた会社「アソシエイト・スペシャルライセンシー」からPM、又はSL
に昇格したり、全くの新規にPM、又はSLとして加盟するケースも近年増えています。

結果、参考リンクで名前の挙がっている会社のうち、セントラル及びソニーを除いた各社が該当しますので、17団体が厳密な意味での
「発行」を行える、という事になります。

参考URL:http://www.visa-asia.com/ap/jp/cardholders/cards …
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>米VISAがVISAブランド発行を許可するライセンスを三井住友に与えているということでしょうか?



米VISAとういのは、間違いです。
VISAライセンスを管理している「VISAインターナショナル(国際VISA協会)」ですね。
この団体が、世界各国の銀行系(及び銀行に準じる)金融機関にカード発行権を貸与しています。

>VJAとはどのように関わってくるのでしょうか?

日本のVISA発行会社の団体です。

>三井住友は日本にいち早くVISAを持ち込んだらしいのですが、今でも他社との違いがあるのでしょうか?

旧住友カードが、日本でのVISA発行独占権(ビザ・ジャパン(VJA)協会)を得ました。
他都銀(旧第一勧業・旧三井・旧三菱・旧富士など)は「住友の軍門に下る事を拒否」したので「共同でオムニカード協会」を設立し、Masterカードの発行を行います。
当然、Masterカード野発行枚数は、VISAカード枚数よりも多くなります。
国際ビザ協会としては「日本でもVISAのシェア1位」をVJAに要求しますが、住友は他都銀にVISA発行権を渡さなかったのです。
怒った国際VISAは、旧日本信販が設立した「国際カードビジネス協会(ICBA)」に対してVISA発行権を認めます。同時に、オムニカード協会に対しても発行権を認めました。
(オムニカード協会・ICBAは、VISA・Masterの発行権を獲得)
無視されたVJAは、オムニカード協会・ICBA発行VISAカードの日本国内使用を拒否します。
ここで「国内はNICOS・海外はVISA」「国内はDC・海外はVISA」というヘンテコな状況になります。
さすがにVJA単独では、オムニカード協会・ICBA連合軍に完敗。
国内のVJA加盟店を開放し、VJA加盟金融機関もVISA・Masterカード同時発行へ方向転換します。

日本でのVISA発行は、VJA・オムニカード協会・ICBAの3団体が行なっています。
VISAの場合「銀行以外に発行を認めない」ので、VJA・オムニカード協会は「プリシリンパルメンバー」です。
信販系金融機関が加盟しているICBAは、例外的にVISA発行権を認めるという意味で「スペシャルライセンシー」です。

>サービスやポイントの違いの他にも、VISAとの関係性も違うのでしょうか?

発行形体に関わらず、各社が独自に行っています。
ただ、日本クレジットカード業界団体とかVISA発行団体が「皆で一緒に」行うサービスのみ共通です。
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