プロが教えるわが家の防犯対策術!

20代女子です。
現在就職活動中で、将来のことで悩んでいます。

私は将来、小説の表紙や、キャラクターデザインなどの仕事をしたいと思っています。
でも、今の実力で無理矢理なろうとしてもいつか挫折すると思っています。
まずは、社会にでて働きつつ、毎日コツコツ描いていくことが一番の近道だと考えています。

甘い考えかもしれませんが、まずは、親に大学に行かせてくれた分お金を返し、自分の力で生活できるように成ってからプロを目指したいです。

そこで、イラストレーターの方に質問なのですが、

・プロになる前どういう仕事をしていましたか?
・日々していたことなど (HPや、同人誌出版、雑誌投稿など)
・一日どのくらい絵を描いていましたか?

過去の経験で、こういうところがプロになっても役に立っている
ということがありましたら、是非教えて頂きたいです。
よろしくお願いします!!

A 回答 (2件)

この業界は厳しいですよ。



学生から直ぐにイラストレーターとして独立したので前職はなしです。
ただ学生時代には出版社や画材屋主催のポスター、キャラクター、ロゴ
などのコンテストに参加していました。
卒業後すぐに独立できたのは、そこでできた人脈があったからです。

日々やっていたことと言えば、つくるという点では、色々なものを考え
ながら見る、聞くっていうことです。例えば電車の吊り広告なんか見ても
「ここにこのイラストか。俺ならこう描くな」
「このキャッチコピーならこんなイラストかな」
と、いう感じです。実際に描いてみて周囲の友人、知人に見てもらい
反応を試してもいました…音楽を聴いて絵にしたり、小説を読んで
描いたりもしてました。
コンテストであれ、友人知人であれ、他人に見てもらうことは非常に
重要です。見てもらわずして何も始まりませんからね。

他には木や石や影といった偶然にできた形や模様から色々なものを
想像して絵にするってことですかね。ほら、偶然にものの影が何かの
顔に見えたりすることあるでしょう?あれを膨らまして誰かの模倣では
ないものを作りあげていくということです。
とは言っても自然界?の模倣にはなるんですけどね。

仕事は空から降っては来ないので、そういう点では仕事をするため人脈を
つかむことですか。これが一番厄介です。
個人的には合わない人とは無理をしてまで仕事をしないようにしています。
とは言え、仕事ですからその辺は…何とかね。

描く時間ですか?かけ出しの頃は、クライアントの意向を汲めなかったり
オシの弱さやら、描き直しやらで点数をこなせず、生活できる程度の稼ぎで
朝から晩まで…時々徹夜で頑張っていましたね。
今現在はグラフィックデザインやライティングの仕事もやっているので
一日換算で3-4時間ってとこですが、イラストの仕事だけで考えても収入は、
描く時間の少ない今の方がはるかにいいんです。
不思議でしょう?やはり人脈含め、経験がモノをいう世界なんですよ。

プロになっても役立つことは、汚い文章で上に書いたつもりなので、
何とか読み取ってください…あくまでも個人的にですけど。
ただ、一番最初にも書いた通り、この世界は非常に厳しいということ
だけは何度も言っておきます。私の周りでも多くの仲間が脱落して
いきました。力量的には私以上の者は何人もいたのに。

特にご希望の小説の表紙や、キャラクターデザインは仕事のレベルにも
よりますが簡単に依頼を受けられるものではありませんよ…。

信用と力量、最低限これが確立されるには、やはり10年程度は必要だと
思います。今すぐにでもできること…まずはあなたの絵を多くの人に
見てもらうことから始めましょう。その上で複数のタッチの描き分けにも
チャレンジしてください。時は待ってはくれませんよ。
この仕事と巡り合えて幸せだ…ということも最後に付け加えておきます。
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この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございます。
厳しいからやめておけというのではなく、
きちんと答えていただけたのが、ものすごくうれしかったです。

厳しい世界ですが、今自分にできることを精一杯やっていこうとあらためて思いました。
一時期絵を描くことをあきらめていましたが、最近になって、やはり自分は絵がすきだということに気づきました。
なれないからあきらめるのではなく、なれる努力をもっとしていこうと思います。

最後の"この仕事と巡り合えて幸せだ…"という言葉に心打たれました。
私も10年後(もっと先かもしれませんが)絵を描いてきてよかったと思えるようになりたいです。

今回教えていただいたことを意識して、がんばっていこうと思います。
本当にありがとうございました!

お礼日時:2009/01/10 10:09

イラストレーターではありませんが一緒にお仕事をする事があります。

参考になれば幸いです。

身の丈ほどの高さまで原稿を重ねれば、自分の絵が描けるという持論の方もいらっしゃいますから、相当描くのだろうと思います。

自分の生活動線の立ち寄り先すべてに紙と筆を置いているという方もいらっしゃいます。

一時代を風靡して名が売れて仕事を選ぶ方もいらっしゃれば、「こんな金額でも描いてくれるの」という方もいらっしゃいます。

一様に言えることは、色んなスタイルの絵が描けるという事が生活の安定に繋がるようです。

アマチュアとの違いはイラストで生活費を稼ぐという事なのですが、クライアントの思惑とあなたのテイストがマッチしなければ次に繋がる仕事はできません。単に絵が上手というだけでは生き残れない世界だと思って下さい。

長く業界でお仕事をされていらっしゃる方に共通する点としては、皆さん好奇心が強いように思います。食事、服飾、建築、乗り物、本、映画など一様に敏感ですね。年齢は関係ないようです。

沢山描いて、色んな事に興味を持ってチャレンジして下さい。どんな経験でも役に立ちますよ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
とても参考になりました!!

>身の丈ほど~
これで、本当にたくさん描かなければいけないことが、
ひしひしと伝わってきました。
やはり、才能ではなく努力ですね。
とにかく沢山描こうと思います!

・色んなスタイルの絵を描く
.色んな事に興味をもってチャレンジする

この事を忘れず、プロを目指して日々がんばろうと思います!
ありがとうございました!

お礼日時:2009/01/08 10:34

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