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インフルエンザA型(大人)に
タミフルは飲み始めてどのくらいで効果が表れるのでしょうか?
知人が、発症から約2日たってもそれらしき効果が表れておらず、
非常に不安です。

また、インフルエンザA型が効かないタミフルがあるとも
聞いたのですが、これは事実でしょうか?
ちなみに北海道在住なのですが、
都道府県関係なくそのような事実があるのでしょうか?

些細な情報でも構いませんので、
ご存知の方がいらっしゃれば回答よろしくお願い致します。

A 回答 (9件)

タミフルが効かないインフルエンザはすでに発症例があるようですね。



ですが、それ以上にタミフルは「初期」の段階でなければ効きません。この薬は細胞内で増殖したインフルエンザウイルスが細胞の外に出て次の細胞に感染するのを防ぐタイプの薬です。すでに増えてしまったウイルスを退治するわけではないので、初期の段階しか効かないのです。

すでに2日たって効果がないわけですから、かかったインフルエンザがタミフル耐性をもつものであろうとなかろうと、すでにタミフルは効かないと思っていいでしょう。

余談ですが、北海道は新型インフルエンザが日本で一番最初に直撃する、と予想されています。国などの機関は北海道を重点的に(他の地方全部あわせたよりも1ケタぐらい上の動員数で)検査をしていますが、このことはあまり公表されていません。

この回答への補足

補足欄で報告させていただきます。
知人は昨日病院へ行ったところ、
血液検査で二次感染等の疑いはなく、点滴を受けました。
おかげさまで、今日はだいぶ楽になったようです。

補足日時:2008/12/24 20:27
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この回答へのお礼

早急の回答、ありがとうございました!
タミフルが効いてないということなんですね。
北海道が新型インフルエンザに1番最初に直撃する地域だとは
知りませんでした。
このことも含めて、医者に相談します。

お礼日時:2008/12/23 19:00

タミフルの話とずれますが・・・・


予防注射は攻撃力を弱めたインフルエンザウイルスを体に入れ、
これを免疫細胞に覚えさせるためにするものです。

ここの前半の記載”攻撃力を弱めたインフルエンザウイルス”の表現が気になったので

現在使用されているのは、HAワクチンです。

ワクチン製造用のインフルエンザウイルスを発育鶏卵に接種して増殖させ、漿尿液から精製・濃縮したウイルスをエーテルで部分分解し、更にホルマリンで不活化したものです。
部分分解なので全成分は含んでいません。

プレバンデミックワクチンは全粒子ワクチン+アジュバント
不活化全粒子型抗原と、アルミニウムアジュバント(免疫増強薬の一種)を組み合わせたH5N1型インフルエンザワクチンです。

参考URL:http://www.nih.go.jp/niid/topics/influenza01.html

この回答への補足

補足欄で報告させていただきます。
知人は昨日病院へ行ったところ、
血液検査で二次感染等の疑いはなく、点滴を受けました。
おかげさまで、今日はだいぶ楽になったようです。

補足日時:2008/12/24 20:24
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この回答へのお礼

回答いただき、ありがとうございました!
予防接種に関して、「ただ打てばいい」位の感覚だったので
勉強になりました。

お礼日時:2008/12/24 20:21

 獣医といっても小動物の臨床を始めとして非常に多くの職種があるのですが、「ウイルスに専門知識を有する」と書いたのは、そういう職種であるという意味です。

「ウイルス学」は本来ヒトも動物もありませんから、そちらの領域ではヒトと動物の境界は不明瞭なんですよ。都道府県の衛研でインフルエンザを専門にしている人の中にも獣医は大勢います。私の場合、そういう「インフルエンザを専門」にしているわけではないので、「専門知識を有する」という表現に留めているだけです。

 さて、ここでは議論は御法度なのですが、誤りだけ正しておきます。
 そうでないと質問者さんの不利益になりますので。

>人間のインフルエンザでは、「渡り鳥が媒介していると考えざるを得ない」という研究発表がされていますが、ご存知ないのでしょうか?

 知りませんね。ありませんから、そういう報告は。
 元々A型インフルエンザウイルスは自然宿主が鳥、それもカモなどの水禽類です。
 その"鳥インフルエンザ"が「ヒト型」に変異してヒト→ヒト間で流行するようになったのが、「ヒトのインフルエンザ」です。人類は前世紀にそれ(ヒト型への変異)を3回経験しました。それがスペイン風邪、アジア風邪、香港風邪です。
 そして肝心な点は、「ヒト型」に変異したインフルエンザウイルスは、今度は容易には鳥には感染しなくなります。レセプター(細胞が持っているウイルスの受容体)がヒトと鳥で異なるからです。
 豚はヒト型、鳥型の両方のレセプターを持っているので、鳥とヒトのウイルスが両方感染しやすく、遺伝子再集合によってヒト型と鳥型のウイルスの遺伝子組み換えが起きやすく、新型インフルエンザの発生に関する重要なリスクファクターになっています。

 従って、「ヒト型のインフルエンザ」は鳥によって媒介されません。
 そういう報告がありましたら出典を示して下さい。多分勘違いされていると思います。

>感染ルートについては「不明である」というのが公式見解のはずですが

 専門家会議などの議事録をよく読んでみて下さい。
 "決定"されるには「物的証拠」が足りないので、公式見解は不明としか言いようがないのですが、物的証拠とは発生前後に発生地の近辺の野鳥から近縁のウイルスが分離されること、が必要条件なので、発生後に慌てて調査しても証拠が得られるわけもない話なのです。そんなこともあって今年から野鳥のアクティブサーベイが実施されているのですが。
 日本での発生前に韓国や中国で高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)が発生していたこと、それらの株と国内発生の株が遺伝的に極めて近縁だったこと、時期的に渡り鳥の飛来時期であり、国内発生地と韓国、中国の発生地を結ぶ「渡り鳥の飛来ルート」があること、などから、渡り鳥が極めて疑わしいのは誰しも認めています。

>東南アジアで「とっくに」発生している」という根拠はなんでしょうか?

 まず第一に、鶏と水禽類のウイルスの感受性が大きく差があります。
 感染実験では、鶏に接種すれば24時間以内に100%を殺すほどの激烈な病原性を持ったウイルスでも、カモに接種すると「発症」はしますが死には至らなかった、という報告があります。
 元々鶏はインフルエンザウイルスには極めて感受性が高い鳥種で、自然宿主のカモではたいして増えないウイルスでも鶏に感染すると爆発的に増殖します。このことと鶏が「家畜」であるために密集状態であることが多い、ということが、「高病原性」のウイルスに変異する要因となっているわけです。いわば「狂い咲き」のウイルスですから。

 東南アジアでは現在、H5N1ウイルスは鶏の間で蔓延しています。
 つまり渡り鳥が運んできた時の日本と東南アジアでは、ウイルスに暴露される危険性と暴露量が圧倒的に異なります。
 また、単にH5N1がヒトに感染しただけでは「新型インフルエンザ」にはなりません。「ヒト→ヒト」型に変異して容易にヒトの間で感染するウイルスにならなければ「新型インフルエンザ」とはならないのですが、現在のところ数百人もの人が感染して亡くなっている東南アジアですら、「ヒト→ヒト」の感染自体が数例を除いてほとんど報告されていません。つまりウイルスはまだ「ヒト→ヒト」型への変異を果たしていないのです。もうじきだ、という話はありますがね。

 なので、北海道に渡り鳥によってH5N1(当然鳥型)が持ち込まれても、それが人間に感染する危険性は低いですし、さらに「ヒト→ヒト」感染を起こす危険性は低いです。
 従って、北海道で「新型インフルエンザが発生」する確率はゼロではありませんが(それこそ個人的にはゼロだと思ってますが)、極めて低い、ということです。東南アジアの方がケタがいくつも違うくらい高い、ということです。

>人間に感染するタイプの H3型インフルエンザというのは、ありません

 ・・・ちょっと驚きましたが・・・
 ヒトのインフルエンザは、「ソ連型」と呼ばれているものがH1N1亜型で、「香港型」と呼ばれているものがH3N2亜型です。
 アジア風はH2N2亜型だったのですが、香港風邪の登場と共に消失しました。
 余談ですが「新型インフルエンザ」が発生すると、その前から存在したインフルエンザは消えてしまうのがパターン化されています。H1N1もアジア風邪の発生と共に一度は消えたのですが、再登場しています。
 現在のインフルエンザワクチンは、H1N1とH3N2、それとB型の混合ワクチンです。まあHA蛋白を精製しているのでN亜型は関係ないのですが。
 ちなみに「鳥インフルエンザ」は、H1~16の亜型全てが存在します。カモなどの水禽類からは全て分離されています。
 また、「高病原性鳥インフルエンザ」と呼ばれているものは、H5とH7の2種類です。これも正確に言うと、国際的な基準ではH5やH7であるだけでは「高病原性」とは認められないのですが、日本ではH5かH7であれば即「高病原性鳥インフルエンザ発生」となります。
 だから、「弱毒型の高病原性鳥インフルエンザ」という少しおかしな表現の言葉があるわけです。

>おや?「東南アジアや中国が人の新型インフルエンザの起点となる理由は鳥インフルエンザのせいである」と書いていながら、「鳥インフルエンザは北海道に来るが新型インフルエンザとは関係ない」とはどういうことでしょうか

 ほんとに基本的なところを勉強した方が良いと思うのですが、「鳥インフルエンザ」は渡り鳥が持ち運びますが、「新型インフルエンザ」すなわち「ヒトのインフルエンザ」は渡り鳥は持ち運びません。
 ヒト型と鳥型のレセプターの違いによる、という話は上でしましたよね。

 まあ、要するに
「新型インフルエンザ(ヒト型インフルエンザ)を渡り鳥が「媒介」することはない」
「従って、新型インフルエンザ発生の際に北海道が真っ先に「直撃」を受けることはない(あるいは可能性が極めて低い)」
 ということが肝心な点です。

http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/intro.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3% …
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この回答へのお礼

再度の投稿、ありがとうございます!
「インフルエンザ」と一言で言っても、
知らないことが多くて大変勉強になりました。

お礼日時:2008/12/24 20:16

なるほど。

獣医の方というのは、動物には詳しくても人間のことはよく知らないようですね。「前世は見えても、現実は見えない」と言われた有名人がいたようですが、似たようなものなのかな。

>  まあ、中国東南アジアいずれで発生しても、その新型インフルエンザが日本に侵入するのは「人間」が持ち込むしかないわけです

そうですか?
人間のインフルエンザでは、「渡り鳥が媒介していると考えざるを得ない」という研究発表がされていますが、ご存知ないのでしょうか?渡り鳥に GPS をつけて移動ルートや移動時間が計測できるようになったのはごく最近のことですから、獣医さんの中には知らない人がいてもしかたないのかな。渡り鳥の治療はしないでしょうし、「どこから来たの」と聞いても答えてくれませんからね。

> 日本の過去の発生例は、いずれも韓国や中国から渡り鳥が運んできたと推測されています

それは、個人的な「推測」でしょうか?
感染ルートについては「不明である」というのが公式見解のはずですが、「推測」なら勝手に意見を言ってもよい、ということですか?だとすれば、回答者の他の部分も「単なる推測」を述べている、ということになりますが、そうなんでしょうか?「専門家の推測」は、一般人には啓示に値する、とか?

> ですが・・・そんな程度で新型インフルエンザになるのなら、東南アジアでとっくの昔に発生してます

それも「推測」ですよね。
確率の大小はあれ、確率的にゼロでないから、北海道に多くの人員と費用をかけて調査をしているわけです。「東南アジアで「とっくに」発生している」という根拠はなんでしょうか?

> この「タイプ」というのは抗原のタイプのこと(H3亜型ならその中のさらに微細な変異)ですので

例が誤っています。人間に感染するタイプの H3型インフルエンザというのは、ありません。ですから、WHO が「今年は H3亜型」などと発表するはずがないのです。もちろん、獣医さんの専門である「鳥インフルエンザ」には H3型があります。人間のインフルエンザの話だと思っていたら、突然、ご専門の鳥の話になってしまったのでは、説明になってません。

> なお、新型インフルエンザが北海道で最初に流行するなどの情報はありません。
> 新型インフルエンザを人類は前世紀に3回経験していますが、いずれも発生してパンデミックの起点になったのは中国です。

このふたつの文章って、つながりがおかしいですよね?
「パンデミックの起点は中国だから、北海道には流行しません」ということですか?
しかも、この段落の結論は
> ただ、次回の新型インフルエンザは東南アジアが起点になるかもしれない、ということが危惧されているのはご存じの通りです。
となっていますが、論理的に破たんしてますよね。この段落の論旨は「次回はたぶん東南アジア発だ」ということであって、いくら力説したところでそれが最初に北海道に来ない理由にはなりません。さらに困ったことに、次のような文章がありますが
> 「鳥インフルエンザ」が持ち運ばれる地方として北海道が高リスクであると見なされているのは事実です。つまり「新型インフルエンザ」とは直接的には関係ない話なのです。
おや?「東南アジアや中国が人の新型インフルエンザの起点となる理由は鳥インフルエンザのせいである」と書いていながら、「鳥インフルエンザは北海道に来るが新型インフルエンザとは関係ない」とはどういうことでしょうか?

ところで、冒頭の部分で「A型インフルエンザウイルスは夏頃に東南アジアあたりで流行が始まり、それが季節と共に北上していって世界中に流行を起こします」と書いていますが、「大都市圏が最も「直撃を受ける」危険性が高い」という記述を最後にはしています。たぶん、もう回答者本人も気づいたと思いますが、これは矛盾しています。「季節とともに北上する」のは、遊牧民がウイルスを媒介して世界中にばらまいている、とでもいうのでしょうか?最近の遊牧民はグローバルになって日本にもウイルスを持ち込んでいる、という「推測」ですか?

季節とともに「地理的に近いところに感染地帯が広がっていく」というのは、人間の移動を前提にしていては説明できないところがあります。だから、最新の研究では「人間以外の媒介者」によって新型ウイルスが広がっている、という発表がちゃんとしたデータを元にされているわけです。獣医さんのお話では、「世界に広がっていく理由はうまく説明できないが、日本に来るのは人間を介してである」と、首尾一貫しない話になっていますが、どういうことなんでしょう?

なるほど、たしかに「獣医でウイルスに専門知識を持っている」という雰囲気は文章から感じ取れます。ですが、最近の研究発表は無視していますし、自分の論理とあわない事実はねじまげています。さらに推測と論理がごちゃまぜになっているうえに、論理には首尾一貫性がなく、あっちこっちで破たんしています。せっかく説明するのであれば、もう少し「専門知識を持っている人」らしい納得のいく話が聞きたいと思いますが、いかがでしょうか?そうでなくても、「デマウイルス」が増えてきているのですから。
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この回答へのお礼

再度の投稿、ありがとうございます!
色々な情報があるものなのかな、と
少々混乱しています。
複数の説があるということなんでしょうか。
色々と教えていただけて、勉強になりました。

お礼日時:2008/12/24 20:11

 Jagar39です。


 書き忘れていましたが、ウイルスに「多剤耐性」という言葉は普通使いません。
 そもそもウイルスには「効く薬剤」がほとんどないのが大半で、タミフルとリレンザという2つも効く薬剤があるインフルエンザウイルスは少数派です。
 そこにタミフル1つに耐性を持っても「多剤」耐性とは言えないですよね?仮にタミフルとリレンザ両方に耐性を持つウイルスが出現しても、「多剤」耐性とは・・・言わないでしょうね。

 ワクチンは、「多剤」の中には入りません。ワクチンは身体に免疫を誘導するものですから。

 「多剤耐性」という言葉は、多くの抗生物質が効かなくなった細菌に対して使う言葉です。豆知識として覚えておいて下さい。

 あ、HIV(エイズの原因ウイルス)だったら「多剤耐性ウイルス」というのもありかもしれない。
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この回答へのお礼

再度の回答、ありがとうございます!
「多剤耐性」という言葉は、一般的ではないんですね。
細菌に使う言葉だとは知りませんでした。
とても勉強になりました。

お礼日時:2008/12/24 20:05

 獣医師です。

ウイルスに専門知識を持っています。

 まずタミフルの効果ですが、他の方の回答にあるように「ウイルスの増殖を抑える」薬剤ですので、殺ウイルス的に効くものではありません。詳しく書くと、細胞内で増殖したウイルスが細胞外に出てくる(出芽といいます)際に働く蛋白を阻害することによって、ウイルスが細胞から出てこれなくする薬剤です。
 とはいうものの、ウイルスは細菌と違ってそれ自体が毒素を出して生体を攻撃するようなものではなく、「増殖」以外の生命活動を行わない微生物です。ですから、「増殖できない」ウイルスは特に何の害を及ぼすわけではありません。従って「免疫系の用意ができていないとタミフルの効果がない」というものではありません。

 そもそもタミフルはそう言った性質から、服用すれば劇的に効くというものではなく、症状が軽くなったり治癒が早くなったりという効き方をする薬剤ですから、ご質問の場合も「ちゃんと効いている」可能性もあるわけです。
 その他には、細菌などの二次感染を起こしている可能性もありますし、タミフル耐性のウイルスだった可能性もあるわけです。

 タミフル耐性のインフルエンザウイルスはもちろん存在します。
 ただ、「どの都道府県で」というわけではないでしょう。
 A型インフルエンザウイルスは夏頃に東南アジアあたりで流行が始まり、それが季節と共に北上していって世界中に流行を起こします。つまり、世界中で流行するインフルエンザは、年ごとに概ね同一のタイプのウイルスなのです。もちろん流行を拡大していく最中、各地で変異を続けますから、1月に日本で分離された株と3月にロンドンで分離された株は、もう相当異なっているのですが。
(だからこそWHOが毎年「今年のワクチン株」を推奨できるのです)
 この「タイプ」というのは抗原のタイプのこと(H3亜型ならその中のさらに微細な変異)ですので、タミフル体耐性かどうかはまた別の話なのですが、タミフル耐性はローカルな流行地ごとに出現しているようです。世界中の人が全て予防的にタミフルを服用でもすれば、強い選択圧がかかってタミフル耐性株が世界的に流行するのでしょうが・・・

 なお、新型インフルエンザが北海道で最初に流行するなどの情報はありません。
 新型インフルエンザを人類は前世紀に3回経験していますが、いずれも発生してパンデミックの起点になったのは中国です。鳥インフルエンザウイルスの自然宿主であるカモ類が毎年集合と離散を繰り返す(すなわち互いのウイルスを交換し合う)シベリアに近い、鶏だけでなく多くの家畜(特に豚)が飼われていて、しかも家畜衛生のレベルが低く伝染病が発生した際に蔓延しやすい、などの要因が考えられます。
 ただ、次回の新型インフルエンザは東南アジアが起点になるかもしれない、ということが危惧されているのはご存じの通りです。

 まあ、中国東南アジアいずれで発生しても、その新型インフルエンザが日本に侵入するのは「人間」が持ち込むしかないわけです。風に乗って飛んでくるウイルスではありませんし、ヒト型になって「新型インフルエンザウイルス」になったウイルスはもはや鳥には容易に感染しませんから、渡り鳥が運んでくることもないでしょう。
 ですから、日本で最初に新型インフルエンザに直撃される可能性が高いのは、常に大都市圏です。

 現在、もはや全世界規模で発生している「高病原性鳥インフルエンザ」のウイルスは、渡り鳥が運んでくることが十分あり得ます。日本の過去の発生例は、いずれも韓国や中国から渡り鳥が運んできたと推測されています。
 その渡り鳥が最も多く「渡りの中継地」として通過するため、「鳥インフルエンザ」が持ち運ばれる地方として北海道が高リスクであると見なされているのは事実です。つまり「新型インフルエンザ」とは直接的には関係ない話なのです。

 むろん、北海道の湖沼にH5N1の鳥インフルエンザに感染した渡り鳥がやってきて(去年のことは記憶に新しいですね)、それが人に感染してさらに「ヒト→ヒト」型に変異して新型インフルエンザ発生、となる可能性はゼロではありません。
 ですが・・・そんな程度で新型インフルエンザになるのなら、東南アジアでとっくの昔に発生してます。

 渡り鳥がH5N1を持ち運んで、それが国内の養鶏場に侵入し、我が国で高病原性鳥インフルエンザが発生することが恐れられていることであり、北海道で重点的に調査がされている理由です。
 国内で鳥インフルエンザが発生すると、ウイルスの量が圧倒的に増えるので、変異のチャンスも多くなり、「日本で新型インフルエンザが発生」するリスクも大きくなってきてしまいますから、野鳥の調査は重要なのです。

 ですが、新型インフルエンザに関しては、現在のところ発生する危険性が最も高いのは東南アジアであり、その際は国内では東京や大阪などの大都市圏が最も「直撃を受ける」危険性が高い地方、ということには変わりありません。
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この回答へのお礼

回答いただき、ありがとうございました!
新型インフルエンザが北海道で最初に流行する
というわけではないようで、安心しました。
色々と詳しく教えていただき、ありがとうございます。

知人は昨日病院へ行ったところ、
血液検査で二次感染等の疑いはなく、点滴を受けました。
おかげさまで、今日はだいぶ楽になったようです。
お礼が遅くなり、申し訳ありませんでした。

お礼日時:2008/12/24 20:03

タミフル耐性ウイルスがいるのも事実ですが、そこまで多いものでもありません。


通常、インフルエンザ自体が長引く疾患でもありませんから
3日目以降タミフルやリレンザなしでも回復にむかいます。
(これらの薬はウイルスの増殖をとめ早く回復させるものです)
それでも熱や症状が回復しない場合、二次感染・複合感染が疑われます。
(他のウイルス・細菌の感染の疑いがあること。)
医師に診せれば症状の改善がみられない場合、原因はわからないものの
これらを疑い抗生剤(クラリスとか)が処方されることもよくあります。

まぁ、なによりも改善しない場合、医師に診せるべきなのは事実です。
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この回答へのお礼

回答いただき、ありがとうございました!
インフルエンザにはタミフルしか薬がないと思っていたので、
勉強になりました。
知人は昨日病院へ行ったところ、
血液検査で二次感染等の疑いはなく、点滴を受けました。
おかげさまで、今日はだいぶ楽になったようです。
お礼が遅くなり、申し訳ありませんでした。

お礼日時:2008/12/24 20:00

よく誤解されていますがタミフルはインフルエンザウイルスの増殖を抑えるもので死滅させる薬ではありません。


インフルエンザウイルスが感染細胞から遊離すること(発芽)を阻害し後は体の免疫細胞がウイルスを攻撃する助けをします。
しかもそれは、発症後48時間以内に飲まないと効果がありません。

タミフルの詳しい解説は下記サイトで確認してください。
http://hobab.fc2web.com/sub6-Tamiflu.htm


と、言うことは体の免疫細胞がインフルエンザウイルスを異物として攻撃する用意をしていなければ、余り効果はないということになります。

ではどうすれば良いのか(・・?

よく言われることですが予防注射。これに尽きます。
予防注射は攻撃力を弱めたインフルエンザウイルスを体に入れ、これを免疫細胞に覚えさせるためにするものです。
おっくうがらずに一度病院で打っておくことをお勧めします。

多剤対抗性ウイルスがあるのは事実です。
インフルエンザウイルスの突然変異のスピードは他の生物が一万年かかって行う変化を数年でやってのけてしまうほどめちゃくちゃに早いです。
一度変異するとそれまでのワクチンは効きません。
都道府県別にどういうウイルスが蔓延しているのかは寡聞にしてわかりません。

この回答への補足

補足欄で報告させていただきます。
知人は昨日病院へ行ったところ、
血液検査で二次感染等の疑いはなく、点滴を受けました。
おかげさまで、今日はだいぶ楽になったようです。

補足日時:2008/12/24 20:25
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この回答へのお礼

早急に回答いただき、ありがとうございました!
知人は予防注射をしていたにも関わらず、発症してしまいました。
多剤対抗性ウイルスがあるのも、事実なんですね。
早急に医者へ相談します。

お礼日時:2008/12/23 19:02

アメリカではタミフルが聞かないインフルエンザの方が発症が多いです


日本では少ないです、他にも薬ありますから、医者に相談して下さい

この回答への補足

補足欄で報告させていただきます。
知人は昨日病院へ行ったところ、
血液検査で二次感染等の疑いはなく、点滴を受けました。
おかげさまで、今日はだいぶ楽になったようです。

補足日時:2008/12/24 20:21
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この回答へのお礼

早急に回答いただき、ありがとうございました!
インフルエンザの薬はタミフルしかないと思っていたので、
早速、医者に相談します。

お礼日時:2008/12/23 18:43

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