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アンプなどを自作するとき、コンデンサ(カップリング、デカップリング)は、
積層セラミックよりもフィルムコンデンサの方が音がいいと一般に言われているようですが、それはどうしてなのですか?
また、リードも鉄リードよりもOFCリードの方がいいというのは、インピーダンスの違い以外に理由があるのですか?
よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

積層とフィルム....は、実際にやってみてください。


ものすごい音質差が出ます。
このため、コンデンサについての工学書でもはっきりと
音響にはフィルム(又は電解)を使え!と記述しています。
一番わかりやすいのは、NFBのDC分カットをしているコンデンサでしょう。
ここを積層セラミックにすると、実に簡単に音質が落ちます。

この理由は、セラミックコンデンサは電極間に掛かる電圧によって
静電容量が変化してしまう為です。これは歪みを生じる原因となります。
誘電体を利用して小型に作った
積層セラミックコンデンサではこの傾向が特に顕著になります。

リードがOFCの方が良いというのは
均一な長結晶の導体を用いる事で、抵抗の軽減、ひずみの軽減を
期待したものです。
ただ、前述のコンデンサの種類はおおきな音質差を招きますが、
こちらのリードの差による音質差はほとんどありません。
コンデンサ全体の特性にくらべれば無視しうるぐらいの差だと
思ってください。
そこまで気にしなくて良いと思います。
高価なコンデンサ(OSコンやブラックゲート)には、その特性に合った
それなりのリードが付いています。
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この回答へのお礼

わかりやすい回答ありがとうございます.
オーディオ関係には迷信がかったような解説が多い中、こういう回答を読ませていただくと安心します.
今度アンプを作ったら実験してみたいと思います

お礼日時:2003/01/24 20:04

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