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フィギュアースケートについてあまり詳しくはないのですが
アメリカには日本と違い競技人口も多いし
スケート施設に恵まれているし
ファンも多くてアメリカではメジャーなスポーツだと
私は思っているのですが・・

最近の大会では、軒並み女子は日本勢と韓国(1名)が
上位独占が多く見受けられます。

技術向上において環境からしたらコーチ陣も含めて圧倒的にアメリカが有利だと思うのですが
なぜアメリカがダメで日本がこれほど女子が強いのでしょうか?


思うのですが

A 回答 (4件)

近年日本のフィギュア・スケートの特にシングルで優秀な選手が多く輩出しているのは、決して自然にそうなったわけではありません。

 フィギュア・スケート選手を育成するためには個人の手に余るような莫大な経済的負担が必要なので、たまたま才能のある子供がいたとしても、放っておけば殆どの子供はやがてその才能を失ってしまうでしょう。 
そこで、日本スケート連盟は「才能のある子供を発掘して育成する努力」を10数年以上の長期間にわたって体系的に取り組んできました。 もちろん選手本人の才能と努力がなければ何も始まりませんが、スケート連盟がそれを最大限に発揮させる環境(例えば強化合宿、一流コーチや振付師の斡旋、国際試合への派遣など)を提供した結果、見事、今日の隆盛に繋がったものと言われています。 荒川静香選手をはじめとして、現在日本で活躍している選手の殆どがこのプロジェクトの恩恵を蒙っています。

アメリカのフィギュア・スケート界が選手の育成にどのように取り組んでいるかの情報は持ち合わせておりませんが、当然アメリカも対抗手段を講じていると見るべきです。一時的にアメリカの選手が上位に来ないからと言って、アメリカのフィギュア・スケートが堕落したと決めつけるのは早計だと思います。最近のジュニアの大会を眺めれば、独占とまでは言えませんがアメリカの選手がかなり優勢です。 日本も油断していれば、何時まで上位にいられるかは風前のともし火とも言えそうです。

2007年世界ジュニア選手権
1位:キャロライン・ジャン(USA)、2位:長洲未来(USA)、3位:アシュリー・ワグナー(USA)

2007年ジュニア・グラン・プリ・ファイナル
1位:長洲未来(USA)2位:ラファエル・フラット(USA)3位:西野友毬

2008年ジュニア・グラン・プリ・シリーズ
全8カ国中、5カ国での優勝者がUSA、3カ国での優勝者JPN
グラン・プリ・ファイナル進出国
USA5人、JPN2人、CAN1人
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
日本スケート連盟が長野合宿で特訓をしているのは
効果的な方法のようですね。

アメリカは、スケート人口の裾野と環境が日本とは段違いだから
今日本が有利だといって安心したらあっというまに
形勢逆転されちゃいますよね。

ありがとうございました。

お礼日時:2008/10/27 18:56

補足説明:


現状の見かけとは違って、実はアメリカの選手が“堕落”したわけではなく、日本の選手が躍進したのだと思います。
選手の出現を自然にまかせていた以前の日本では、1970年代:渡部絵美選手、1980年代:伊藤みどり選手、1990年代:佐藤有香選手と国際舞台で戦える選手は約10年に一人しか誕生していなかったそうです。 1992年から2008年の16年間、“毎年”夏に長野県の野辺山で、日本スケート連盟の主催による有望新人発掘合宿が行われ、全国から8歳から12歳までのフィギュア・スケーターの卵を約100人召集し、筋力、敏捷性、瞬発力、持久力などの基礎体力や表現力などの芸術的素質などを総合的に試験し、特に素質の優れた子供を約1割選出するのだそうです。その後、約10年計画で互いに競わせて選抜し、優秀な子供を積極的に国際試合に派遣して経験を積ませ、特に優秀な子供にはさらに一流のコーチを斡旋したりして英才教育を施すのだそうです。 この計画のポイントは16年間もの長期にわたって“毎年”継続的、体系的に実施してきたことにあります。このようにして、日本は“各年齢層”にわたって分厚い選手層を維持することになりました。 すなわち、常に複数の金メダル候補を維持する世界有数のシングル・フィギュア・スケート大国(Powerhouse)になったのです。 決してアメリカが“堕落”したわけでは無いと思います。 また、日本に関しては、選手層が厚いので、逆に今後一時的に不振な期間があったとしても、強力な復元力もあると思います。

参考:
有望新人発掘合宿:Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E5%9B%BD% …
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こんにちは


確かにアメリカではミシェル・クワンが競技から離れてから
フィギュアスケートの人気がなくなったそうですね。
五輪でコーエンが金メダルをとってたら違ってたかもしれません。

日本女子も今は浅田選手や安藤選手、中野選手の活躍で
盛り上がってますが、その下の世代が正直パッとしません。
バンクーバー五輪後、上の選手達が引退した後が心配です。
韓国はユナ・キムしか世界トップレベルの選手がいません。
昔の日本の伊藤みどり状態です。

アメリカはジュニアの選手が伸びてきてます。
バンクーバー五輪の後、ソチ五輪は楽しみです。

リンクが次々と閉鎖される日本と比べアメリカの方が
環境はいいです。有名な振り付け師やコーチも欧米に
集中してます。
しかし、ジャンプは日本人のコーチの方が教え方が上手だそうです。

アメリカの方が競技人口が多いのですが、地方大会を
勝ち抜いて全米選手権に出場するだけで地元のヒーローに
なり学費免除で有名大学に入れます。
よほど強いモチベーションがないと
世界トップクラスを目指し厳しい練習をこなせないと
思います。
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個人的な推測ですが、


元々欧米の選手はジャンプは苦手だといわれています。今もそれは変わりはないと思います。
欧米(特にアメリカ)の選手は、ジャンプよりも、スピン、スパイラル、表現力などに力を入れて練習をするそうです。
ジャンプの練習は、それに比べてあまりしないそうです。

旧採点法では、高度なジャンプを跳ばなくても、多少コケても、表現力や他の要素などの印象点で点を稼ぐことが出来ました。
日本の選手はジャンプは得意でも、表現力が乏しいので、技術点は良くても、印象点が上がらず、容姿や表現力で勝っている欧米の選手に勝つ事がなかなか出来ませんでした。
しかし、新採点法に変わってからは、ジャンプやステップ、スパイラルなどの技術に対して細かく、明確な採点をしなければなりません。
容姿の良し悪しの影響も今はほとんどないと思います。
これは、ジャンプがあまり得意でない欧米の選手には、多少不利になっていると思います。
といいますか、正当な採点方になったともいえます。

例をあげてみますが、浅田真央選手がまだジュニア時代の頃、フランス大会で優勝しました。
その試合には、サーシャコーエンも出場していましたが、Jrの浅田選手に負けてしまいました。
浅田選手は、3アクセルを成功し、大したミスもなかったですが、まだ子供の演技でしたし、表現力も乏しかったと思います。
コーエンは一度転びましたが、表現力など他の要素は完璧で、表現力という点で観客を魅了していました。
旧採点方式なら、コーエンが優勝していたと思います。

日本や韓国の選手は、ジャンプが得意ですし、それに加え、表現力にも力を入れて来たので、頭角を現して来たのだと思います。

逆を言えば、欧米の選手がジャンプを含む、技術に力を入れてくれば、またスケート大国復活を遂げていくと思います。
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この回答へのお礼

成るほどよく納得できました!
ありがとうございました。

しかし、オリンピックで日本勢がいい成績を
納めると必ず欧米スタンダードで欧米に有利になる
ルールになるのでフィギアーもそうならないか
心配ですね。

柔道、ジャンプ、平泳ぎ等々
ことごとくルール改正されて
欧米人に有利になっている実績があるので
心配です。

お礼日時:2008/10/27 00:39

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