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都立墨東病院に当直がひとりしかおらず、妊婦受け入れが遅れたとニュースになっています。
このような大病院に医師がたったひとりしかいないとはどういうことでしょうか?
入院患者の世話ができるのでしょうか?
お金はあるはずなのですが。

よろしくお願いします。

A 回答 (9件)

>このような大病院に医師がたったひとりしかいないとはどういうことでしょうか?



今回、残念ながら死亡した母親の件について、都立墨東病院側が主張しましたね。
「患者の病名・症状が分かっていれば対処した」
つまり、患者側が病名を告げる事が都立墨東病院では一般的なんでしよう。
患者が「脳内出血です」「胃潰瘍です」と病名を確認した上で都立墨東病院に行く必要があるのです。
この主張から推察すれば、医師一人の対応でも充分可能です。

という真視野かなブラックジョークは置いといて・・・。

先ず、医者の数は全く不足していません。
都立墨東病院で当直が一人でもいる事は、大した事ですよ。
人数的には、小児科・産婦人科に限っては医者の絶対数が不足しています。
これは、統計的にみても「医者を加害者とする損害賠償裁判」が小児科・産婦人科では異常に多いのです。
小児科医・産婦人科医は一生懸命治療を行ないますが、いかんせん小児・産婦の体力は一般病人に対して非常に低いです。
治療・手術に対して耐えられる体力が低いのですね。
ですから、慎重に治療を行なっても後遺症・死亡の割合が高くなりますが、患者側からすると「医療ミスだ!謝罪しろ!賠償しろ!」となる場合が多いです。
結果、医者になっても小児科・産婦人科医になる者が少ないのです。

公立病院でも、2000万円前後の年収が保証されていますから雇用契約的には充分でしよう。
関西の公立病院では、4000万円という病院もありますよ。
一般的には恵まれていますが、直ぐに「医療ミスだ!謝罪しろ!賠償しろ!」という裁判が多いので、なり手がありません。

※公立病院の医者は、公務員試験を受験して病院勤務が決まるものではありません。
※一般職・現業職・特別職給与とは、別体系の基準を設けている自治体が多いです。
※公立病院は、赤字でも医者には(赤字団体転落の自治体は除く)高給を払っています。
※各地方自治体毎病院毎の予算詳細をご確認下さい。
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 他の方々が回答されているように、産科の当直医が一人だったというだけのことで、他の科の先生も含めれば当直している医師は何人かいた筈だと思います。

また入院している患者さんについては、産科の患者はこの当直の先生が一人で診ることになっていたと思います。一般病院、特に地方などでは、当直は内科系・外科系それぞれ1名ずつだったり、病院全体で1名のみという病院も決して少なくないと思います。

 また、公立病院ですから医師の給料は高くないと推測できますが、単純に給料を増やしたからと言って医者が集まるものでも無いと思います。

 質問の内容とは外れますが、今回の一件はもしも最初に墨東病院が患者さんを受け入れていたとしても、救命は困難であった可能性が高いと私は思っています。報道によれば、20時18分頃に救急車内で意識レベルが低下、20時35分頃に当直医が診察。帝王切開を行って、22時30分頃から開頭血腫除去術が開始されたとなっていますが、おそらく、20時18分の時点で脳内血腫により脳が強く圧迫されて、脳ヘルニアをおこしかけていたのでしょう。救命するにはその時点から遅くとも30分以内位まで、即ち21時ころまでには頭の手術を開始していなければいけなかったと思います。墨東病院が受け入れを断ったことによるタイムロス約1時間が無かったとしても手術開始時間は21時30分頃でしょうから、残念ながら間に合わなかったことになります。絶対的なことは言えませんが、少なくとも「断っていなければ助かった」とは言い難い状況だったと思いました。

 今回の報道ではその辺のことは全く触れられていませんが、どう頑張っても救命困難な症例のために、限られた人的・財政的医療資源をこれから大量に投入しようとしていくのであれば、問題ありなのではないかと私は思っています。
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周産期母子医療センターであろうと産婦人科の当直医師が一人というのはごく普通と考えてもいい位ですよ。


人手が必要であればオンコールで他の医師を呼び出すので十分です。

都立に限らずほとんどの病院にお金なんてありません。
医師の確保はお金の問題だけではありません。
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よろしければ


>お金はあるはず
とお考えになった根拠をお話くださいませんか

参考URL:http://aruconsultant.cocolog-nifty.com/blog/2008 …
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No4さんが書かれている通りかと思います。


今回は別件で対応中に救急の依頼が重なってしまったと言うことのようですね。で、もう一人の医者が駆けつけたと。

しかし、私はあえて言いたいのですが「宿直医」をここまであてにする救急システムには非常に不満です。彼らは夜に勤務をしている訳では有りません。事故的な院内・院外の病気に対する対処を請け負い、待機するのが本来の職務であり、給料も宿直手当(当然働いていない事を前提)が出るだけです。ですが救急には患者が溢れています。また職務上、救急対応より院内の対応が優先されます。勤務ではないから36時間も連続して病院に居るのです。「連続勤務」なら違法です。ちなみに医者が寝ずに働けば「事故」と扱われます。しかし実際は毎回事故の連続で36時間眠らずに働くことが当然になっていますし、「寝て待機する医者」しかおらず「勤務する医者」が配置されて居ないのに堂々と「救急指定」なんてされています。病院としては指定返上したいのですが、自治体は反対します。4人の医者で夜間を回しているとしたら、週に2回は宿直でしょうか。しかも当然日勤・土日の出勤も有ります。一人でも病気になれば救急は閉鎖しなければいけませんね。
自治体に「金が無い」のはよく分かりますが、これって患者・市民には詐欺・医者には強制労働と思いますが如何でしょうか?
また患者は「金があるだろ・貰っているだろ・仕事なんだから寝ずに働いて当然」と考えがちです。
今の救急にはこのような医者の献身的ボランティア的な労働が無ければとても維持できません。そういう意味でも、今回のケースは駆けつけた医者と二人目の医者の手配を怠らなかった当直医の責任感を称えたいぐらいです。
そして、救急指定はきっちり「勤務する医者」の配置を条件にすべきと考えます。
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産婦人科の当直が一人ということですよ。


深夜でも、救急救命センターですので病院全体では少なくとも5人は当直医がいたはずです。ただ、出産に関係してくると、内科医や外科医はお手上げですの妊婦の病気の受け入れに関しては産科の先生の判断によると思います。
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・都立墨東病院の産婦人科は常勤が4人おり、2人が当直医だったが、


7月から土休日祝日はさらに1人になり、最悪だったのは当日(10月
4日)の当直は「まだ国家資格を取って5年目の後期臨床研修医」一人
だったと言うお粗末さ。だから一度目の受け入れ要請断ったんじゃないんですか?

正直研修医上りのようやく「ワカバマーク」がとれたかどうか位の方では応援でもしない限り1人で執刀するに無理が有ったんでしょう。

・もともと「東京の臨海部、墨田、江東、江戸川区」の基幹病院になっているのに現状ではその隣接の「葛飾区や都外の市川市等」からも搬送されているんです。

・更にがんにしているのは、都知事であれ厚生大臣との責任の擦り付け合い。
質問者様が言うお金があると言うのは東京都の財政全部で見ればですよね。
しかしね、知事の予算の付け方が滅茶苦茶なんでこういうところには、
お金が回りません。新銀行東京だのやれ東京オリンピック招致だの必要性すら問われるものに予算をたんまりつけるので、都立病院の職員給与低水準や窓口業務の派遣社員化や課題が山積な所に来るべきして来た人災でしたね。
・首長が含め現場の人為不足とその地域の人口増加数をどれだけ把握していたのかそれが分かってないからああいう事態を招いたんでしょう。
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産科の医者は不足しています。


http://mainichi.jp/select/science/news/20081023d …
都立病院にお金が余っているわけではありません。
http://www.jichiroren-toshokuro.com/toshoku/hosy …
まあ、起こるべくして起こった事故です。
このような不幸な事故を防ぐために、消費税を倍にしましょうかという議論がもうすぐ始まります。
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産婦人科には当直医師が、一人しかいなかったようですね。


他の科には、各科数名ずついたのではないでしょうか。

産婦人科医の人員不足で、産婦人科の当直医師が一人のみということは、珍しいことではありません。
また、規模の小さい病院などは、全科病院全体で、当直医が一人のみというのも珍しくはありません。

通常、入院患者の対応は、一人でも可能です。
しかし、重篤な患者が出た場合、その患者に掛かりきりになると、他の患者へのできなくなるため、その時は、応援の医師を呼び出すようです。

都立墨東病院の産婦人科も、何かあったら呼び出すことになっていたようです。
実際、最終的に患者を受け入れた時には、応援の医師を呼び出していたようですので。

産婦人科は、医師の数が少ないので、お金があっても難しい面があり、産婦人科のみをやめる病院も出てきています。
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