デザイナーが奇抜な服やジュエリーを作る理由は

あくまでビジネスだからです。

元広告会社勤務です。

目立たなければ受注が入ってこないからですよ。

テレビCMなんかいい例じゃないですか。
爽やかな美男美女が多いですよね。
でも買い手はそうとは限りません。
それでも同じ商品の訴求ではキレイドコロを使います。

ショーは一種の広告です。
私もセミナーの運営をやりますが恐ろしい程のお金が掛かります。
広告に対し費用対効果がどれだけ出るか、という一種の戦争です。

あの華やかな2時間程度の為に何人が徹夜していることか。
そこでどれだけのメディアの目を惹き、購買者を振り向かせ、ビジネスに繋げていくかが勝負!!

と、いう舞台裏でした　まる

ちなみにああいったショーは招待状一枚で数百円しますからトータル金額で数千万や億単位が飛ぶ事は珍しくないですよ。
もっとも芸術に価格を付けるのは難しいでしょうねぇ

ハイブランドなどは、「服」としてというよりもファッション性の追求、イメージの追及、独自の世界観が先行されるからです。

ショーはそれの最たるものなので、着るには程遠い奇抜な服や、メイク
をしたモデルが登場します。

いい例として、有名なジョンガリアーノのショーなど仮装大会かと思われるほどのオンパレードになることもあるのはそのせいです。

ショーのフロントで見ているセレブやモード雑誌編集者も分かってそれを見ており、その奇抜なスタイルや世界観を見ながら
今期はあのモチーフが、カラーがキテるわね！　
40、50年代の淑女っぽいテーストが多いわ、今期はクラシック旋風に
なるかも・・

なんていうふうにそのファッションのスパイスが雑誌で紹介され、普段レベルの着こなしに味付けをされて提案されたり、セレブの中でも話題になるなどして、そうやって流行というのは作られるんですね＾＾

・あなたには着れない服であっても、世の中にはそういった服を好んで着る人もいる。

・デザイナーのイメージを表現することに重点を置いたショーピースとしてのアイテム。商品化はされない。

このどちらかですね。基本的には。
後者の場合、ショーではそういったアイテムでイメージを表現して、
実際のビジネスは別の着やすいラインが主になっている…なんてこともあります。

既成概念にとらわれる必要はないからだと思います

もし、既成の服などをちょっと変えたぐらいのものならば、誰でも作れるでしょう
しかし、今私たちが着ている服だって、それを初めて見る人には、奇抜だったり必要なかったりみえると思います。ネクタイとか何の実用性もありません。帽子の形とか、アクセサリーのほとんども、むしろ邪魔なぐらいだけど着けていたりします
そんなふうに、従来ある服装にとらわれない何かを捜すというのは、とても刺激的なことだと思います
やっぱり、少々奇抜なものが登場しなければ、ファッションもマンネリになってしまうと思います

奇抜な格好をして自分をアピールしたいのではないでしょうか？

平均的な格好をしていたら当然目立ちません。
ファッションデザイナー○○ここにあり！的なアピールが必要なのでしょう。
サラリーマンなら目立たなくてもいいのですが、クリエーターともなるととにかく自分をアピールし、目立っていなくては生き残れないと思います。

こんにちは

数少ない奇抜な物を作るのは
そういうのが好きな方もいるからです

結構売れたりします
展示会で数百万円だったりしても
一点ものが好きな方もいらっしゃいますので