獣医になりたい!

他の方も書いていらっしゃいますが、

まず獣医師の国家試験を受けるには、獣医学部や農学部の
獣医学科で、6年課程の専門教育を受けなければなりません。
そして、受験資格を得た上で国家試験に合格し晴れて獣医師となります。

色々な動物を診たい！と言う気持ちは大切だと思います。
本当にそう言う気持ちがあれば、今から本気で考えて下さい。
実際、大学の授業では犬や猫でも現実の臨床現場で役立つほど、
しっかり勉強する時間はありませんし、食に関する知識も必須なので
牛や馬、豚、羊、家禽などの勉強もしなくてはなりませんしね。
そう言った意味では、たった6年の間に出来る事は限られます。

獣医師の資格は、「動物の事は何でも任せなさい」と言う資格ではなく、
「動物を診察したり治療をして報酬を得ても良いですよ」と言う
お墨付きを国から貰うに過ぎません。
現実問題として、直接動物に接する臨床現場で働くには、
現場に入ってから血の滲むような努力が始まるのです。
もちろん、それが性に合わない人は、獣医師となっても
直接動物と接しない職業を選択するケースもあります。

日本においての獣医師の役割は、食物に関する部門で働く方も、
動物病院など臨床現場で働く方も、動物を通してヒトが
幸せな生活を営めるように貢献する事なのです。
結果として、臨床現場では動物を助ける事にはなりますが・・・。

最後になりましたが、確かに、獣医師はヒトの医師に比べると
ステイタスや収入は低いかも知れませんが、医学部の場合は
元々医師を目指していなくても、理系で成績が良いから医学部を選ぶ
と言った人が少なからずとも居る一方、獣医科を目指す人は
基本的に動物が好きで、獣医師と言う職業に夢を持って
目指されている方が多いように思います。

偶然ヒトのお医者さんと出会ったとして、
「このヒト頭が良い！」や「お金持ってる！」と言う印象を
受ける事はあっても「このヒトは人間の事が好き」と言う印象を
受ける事は少ないと思います。
ただ、それが獣医さんだったらヒトのお医者さんと同様の
印象を持たれるよりも先に、「このヒトは動物が好きなんだ」
と思われるのではないでしょうか？
ステイタスや収入よりもその現実自体が誇らしい事だと思います。
少なくとも、欲を出さなければ生活が困窮するなんて事はありません。

今の気持ちをパワーに変えて、夢を持って頑張ってくださいね。

獣医学部かどうかは判りません。

農学部かも知れません。
ただ、おそらく獣医学科であることはほぼ間違いないと思います。
http://passnavi.evidus.com/
http://passnavi.evidus.com/search_univ/guide/gk5 …

一つ言っておくと、
獣医学科は全国探しても数が少なく定員もたぶん少なく、どこも大変難かしいです。
それは上記の表と理工学部の表を比べてみると判ります。(学部定員からして全然違うかも知れません)
ちなみに理工系の応用化学系だとこんな感じです。
http://passnavi.evidus.com/search_univ/guide/gk3 …
たぶん、獣医の一番易しいところでも、早稲田や慶應の理工学部よりちょっと易しい程度でしょう。
だから、3年生になって勉強しましょう、なんてのではたぶん全く間に合わず、学力が今一であればあるほど早めに必死扱いて基礎から全力疾走しなくてはならないと思います。

動物のお医者さんは是非読んでおいてください。
漫画ですからすぐ読めるでしょう。
おそらく実際は、あれよりずっときつく、ずっと暗いと思いますが．．。

＞獣医師の働きさきは動物病院だけなのでしょうか？

　獣医になるために、薬品や食品の勉強をし、
そういった関係の資格をとったりします。

　大事に育てたブタさん牛さんを食べてしまうので（笑）、
食品加工、食品の衛生管理も獣医さんの重要な勉強の１つです。

　ですから食品加工をする会社のサラリーマンとか、
輸入食品の検査方法なんかを決めている、農林水産省の
お役人になるといった道もあります。

＞あたしは犬・猫だけではなく、あらゆる種類の動物がみられるような獣医師になりたいです。

　それはちょっと、ドリトル先生にでもならないと難しいのでは（笑）。

　大学の立地条件によって、扱える動物に限りがあるので
あらゆる動物に実際接してみることはできないでしょう。

　大学とその関連施設が内陸にしかない場合、イルカやクジラを
治療できる機会はないでしょうからねー。


＞人や動物の役に立ちたいんです!

　うー、その両立も難しいです。
犬も自由に生きたいと願っているに違いないので、クサリに
つながないで下さいとか、牛さんブタさんを殺して
食べないで下さいといっても、肉は人間にとって
大事な栄養源ですから・・・

　動物の役に立ちたいと思ったら、人間を敵にまわさないと（笑）

＞今、高校が私立なので親のためにも国公立に行きたいと思っています。
でも、頭が良くなくって…

　動物と接した仕事がしたいということなら、動物園で
働くといった道もありますが。

「動物のお医者さん」読みましたか？

父親が獣医師の資格を持っていますが、現役時代も退職後も使った話をききません。もったいない。
図書館で「獣医になるには」というペリカン社の本をさがして読んでください。
http://www.perikansha.co.jp/html/field_list.cgi? …

はじめまして、YURIさん。

顔文字割愛ごめんなさい。
さて、当方、某国立大学獣医学科6年です。ちなみに外科です、犬猫の。
とりあえず、お答えしますと今のところ『獣医師』になれるのは獣医学科（あるいは過程）の卒業生のみ！です。
現行制度では、獣医学科（あるいは過程）6年を修了し卒業見込を取得あるいは卒業すると獣医師国家試験の受験資格が得られます。
はい。つまりは大学入っても国家試験落ちたら資格は得られません。
この試験は毎年3月の初めにあり、これに受かれば、晴れて獣医師免許取得で『獣医師』を名乗れます。
この国家試験、合格率は全体で大体85～90％位の合格率だったかな？やることちゃんとやれば受かるはずの試験です。ちなみに試験はマーク式ペーパー試験のみです。
現在、獣医学科（過程）を有する大学は、国公立は東大，北大，岩手大，東京農工大，岐阜大，府立大阪大，鳥取大，山口大，宮崎大，鹿児島大，だったかな？私立は日本獣医生命医科大，麻布大，日大，北里大です。大学のレベルは受験本にのってるんで自分で調べてみてください（ちなみに私は下のほう）。
YURIさんはやはり犬猫の獣医師になりたいんでしょうか？大学によって得手不得手、場合によっては取得無しって特色があるのでその辺も調べたるのもいいかと。
ただ、正直なところ、この職業、海外と日本では社会的地位が極端に違います。日本では低いですが、欧米では医師と同等です。
犬猫の獣医師はここ10年近くの流行りですが、給料や待遇，拘束時間などなど見合ってないような職場とも言えなくないところも少なくありませんし、自分で病院開いてーってのもこれからさらに難しくなるでしょう。公にはされませんが、経営が成り立たずに潰れる動物病院も出始めてるとのことですし。
夢をぶっ壊すようなことを言ってしまって申し訳ないです。
ただ、私も少なからずですが、獣医に入ってくる方々、夢見がちなとこがあるのと、知らされない現実との隔たりがあるということを知っておいてもらいたいので。こういう専門性の強いところに入ってしまうと現実知ったときの選択肢が少なくなってしまうこともありますので。
せっかくなら充実した仕事をしたいでしょうから。

長くなってしまってすみません。
多分に個人的な意見が含まれてますが、一先輩からということで。