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NHKドラマ「篤姫」が好きで見ています。これまで、大河は見たことがなく、歴史にも疎いのですが、どうやら篤姫はかなり史実とは異なる「エンタテイメント」性を入れているそうです。

例えば、篤姫と西郷隆盛は実際には会ったこともないとか、尚五郎が篤姫のことを思っていたというのも嘘という話も聞きました。

こういった、史実と違う部分が他にもありましたら教えてください。特にそれによって篤姫を批判するつもりなどはありません。純粋に歴史と違う部分を知った上で楽しみたいと思っています。

A 回答 (5件)

まだ回答しても大丈夫かな・・・・?


今は天璋院になっていますが、いくつか歴史事実とは違うところがあります。
何といっても、家茂の実母である実成院が出てきていません。
この実成院というのは実はとんでもない人で、本寿院以上の強烈キャラでした。
真昼間から酒盛りをひらいて大騒ぎをしていたので、滝山がカンカンになってとっちめたところ、滝山を毒殺しようと試みます。
一命をとりとめた滝山ですが、その仕返しとばかりに今度は実成院を毒殺しようとします。(しかしこちらも失敗)
当時の大奥は、本寿院(家定生母)に実成院(家茂生母)がいた上に、京から和宮がやってきたので、大奥の主人であった篤姫はかなり気苦労が絶えなかったことと思われます。

あと、これもまた史実と違うだろうな~と思われるのは、和宮側近の篤姫に対する態度です。
いくら京から下向した女官とはいえ、あれではあまりに無礼すぎます。
嫁である和宮と、姑の天璋院の間に礼節問題が起こるのは仕方ないでしょうが、
庭田嗣子や観行院はあくまで使用人です。
位階も篤姫の方が高いのに、彼女たちが篤姫に頭の下げての挨拶もないなんてありえません。
こそっといやみを言うのが精一杯でしょう。ましてや宮中女官でもなく、上臈の身分であった土御門藤子などが篤姫にあんな態度をとったら、間違いなく京に追い返されてしまいます。

後に和宮の態度にほとほと嫌気がさした天璋院は、二の丸へ移動することを決めたのですが、「嫁が姑を追い出した」という噂が広まったために
庭田嗣子や観行院は必死で天璋院をなだめ、「和宮はまだ未熟で大奥の差配も出来ません。本丸に残って指導してください」と懇願します。ドラマの印象とは大違いでしょう?

京から来た女官たちも、さすがに将軍が頭を下げる立場の人にあれだけ敵対意識を露にすることは出来なかったのです。
いやみが上手な京女は、そんなことをする必要もなかったのでしょうが。笑
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この回答へのお礼

ありがとうございます! これは非常に面白い情報でした。

やはり、さすがに篤姫もあんなに「いい人」ではなかったのかも知れませんね。ドラマはあくまで主役が篤姫、彼女を良い人にするため、周りの人の描き方がかなり変わっているようですね。

実成院のこと、調べてみたいと思います! ありがとうございました!

お礼日時:2008/09/02 00:39

基本的にドラマなので史実と異なる点はたくさんあると思いますが、


大筋の流れとして全く改変しているところはないですね。
基本的に篤姫自身に関しては、記録に残っているものは落飾して
天璋院になってからのものが大半です。
なので、娘時代はいくらでも脚色しようと思えば脚色できます。

わたしが、「これは絶対にありえないだろうな」と思ったのは
今和泉家時代の於一ちゃんの描き方でしょう。
仮にも一万石の格式ある家の令嬢で、島津一門のお姫様があんなに
自由に屋敷から抜け出して町を歩くことは絶対にありえません。
また、西郷や大久保みたいな下級武士とのおつき合いもありえないでしょうね。
西郷に関しては、お嫁入り道具の調達の際に多少面識があった可能性はあります。
また、尚五郎さんに関しても、あんな恋愛関係になるようなことは絶対にありえなかったと思いますが、
上流階級同士で家も近かったので面識があったとしてもおかしくはありません。
ただ、今和泉家の方が格上なので於一の方がいばっていたかもしれませんが。

ちなみに、於一のお父さんには何人か側室がいました。
岡田義徳くんが演じているお兄さんは、実は側室の子どもです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます! こういうのをすごく知りたかったです。

於一と尚五郎が恋愛関係であったというのは嘘、というのは雑誌などでも知っていた情報でしたが、「格」という物がそれほど重要視されていたんですね。

西郷さんと、早いうちから面識を作ったのは、安政の大獄のあたりになってから、天璋院がより心配をすることができるように、思い出を作っておいたのかも知れませんね。

またなにか思い出したりしましたら、教えてください!

お礼日時:2008/07/28 12:07

No,2の続きです。



>純粋に歴史と違う部分を知った上で楽しみたいと思っています。

非常に良いことだと思います。以下はご参考まで。

天璋院 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%92%8B% …

徳川家定 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%B3%E5%B7%9D% …
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30年以上大河ドラマを見ていますが、


篤姫が特に史実に異なるというわけではなく、
その点はこれまでの大河ドラマと同様だと思います。

エンタテイメント性でいえば、
これまでもたとえば『独眼龍政宗』、『秀吉』、『利家とまつ』、
最近では『功名が辻』もチェレンジ精神旺盛な大河でした。

篤姫に関していえば、
徳川輿入れ前の薩摩の場面は詳細な記録があまりありませんし、
家定も謎が多いのが事実です。

篤姫に限らず、
史実にない私的な夫婦や友人の関係部分は証明しようがないため、脚色せざる得ないでしょう。
そういう意味では、
篤姫は特に『家族』がテーマになっており、
史実と同じ土俵で考えるのは無理があります。

私は日本史ファンですが、
大河ドラマはドラマとして楽しんでいます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!
確かに、wikipediaなどを見ても篤姫や家定についても、歴史的事実以外はあまり記載されていませんし、どのような生活をしていたかや会話をしていたかというのは、ほとんど創作なんですね。
そういった歴史的事実から外れないように、間を補完して物語を作っていくという作業は面白そうですね!

もう少し、できましたら、「この身分の人間がこんな行動をするのはおかしい」とか、「この時代にこんな行動はしない」なども、何かありましたら教えていただけると非常に嬉しいです。

お礼日時:2008/07/08 11:29

何か否定する場合、本人以外には確認しようがない、ということも多いですから何とも言えませんね。



>篤姫と西郷隆盛は実際には会ったこともないとか

これも、会っていてもおかしくはないわけですし。

まあ、そういった史実との違いを勉強するのもまたドラマの楽しみ方の一つではないでしょうか。

http://ja.wikipedia.org/wiki/篤姫
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