鍼灸師になるには

＞北海道ならば、北海道鍼灸専門学校が有名ですが

はじめまして卒業生です。
北海道で選ぶなら一番歴史のある学校なので技術などはしっかりしていると思いますが・・・
解剖やリハビリテーション、臨床実習などは？？？が残ります。（10年近く前の話です）
可能ならば本州の学校に行くのが一番いいとおもいます。
聞いた話ですが、熱海の学校は解剖実習や鍼製造工場見学など有ったみたいです。
解剖なんかはなかなか見る機会が無いのでこれは大きいと思います。
患者さんに鍼を刺すとき、教科書や参考書のイラストだけか、
もしくは解剖を見ていたかの経験値は雲泥の差です。
鍼灸の技術は個々の考え方が根本的にちがうので、学校というよりも先生によって大きく左右されます。
学校では先生を選べなません。就職してから先輩方の色々な技術を見て学ぶことが大きいでしょう。

お金は・・・・厳しいですね。初年度は100万近くかかります。
それでも強い意志があるなら親、兄弟、親戚に工面してもらい働きながら通うといいとおもいます。

投資が大きいのと、雇われの身では低収入であること考えると将来は開業しないと損です。
しかし開業すれば皆成功とはいかない厳しい世界です。
＃1の方の意見は間違いではありませんが極端すぎると思います。
全ての鍼灸師がそうなるわけではありません。
まだまだ女性鍼灸師もすくないですから需要はあります。
整形外科や整骨院に満足できない患者さんも沢山います。
（電気や薬だけで「ハイ終わり」だから）
直接手をかける仕事なので技術が無ければもちろん失敗しますが、
患者さんは何を望んでいるか、業界のすきまをねらえば成功も可能です。
開業して患者さんを待っているだけが全てではありません。
色々方法はありますよ。
人のせいにしてりゃ楽ですが、それではいつまでたっても成長しません。

全ては自分の技術と人柄です。
たくさん見てたくさん勉強しましょう。
頑張ってください！！

ネット掲示板より抜粋

・鍼灸師国家試験取得後、鍼灸師の29.4％が平均月収15万円以下(国家試験開催財団 東洋療法学校協会資料)

・資格取得後は就職先は殆ど無い。あっても接骨院で下働き。又は違法無資格マッサージ院にて違法マッサージの片棒担ぎ。
接骨院は個人事業主や超小規模法人の場合が殆どで社保すらないような所も存在する。勿論、鍼刺し業務は行う事はまず無理。個人事業主なので安定せず40代でクビでも切られた日には転職はまず無理な年齢で路頭に迷う。

・開業権があるものの、殆どの鍼灸院は潰れる末路または超低収入でギリギリ生活。根拠として、街の単独鍼灸院はボロアパートの一室や自宅一室で開業しているケースが大多数。儲かる、食っていける職業であれば奇麗な院が建ちます。


上記、某掲示板に記載事項を転載します。
尚、上記は事実だと私も思います。

私は鍼灸関連の専門学校に通っていました。が、在学中にこの現実を目の当たりにして、ヤル気を無くし勉強なんかに一切手が付けられなくなりました。実際に周りでも鍼灸院を開き生活している以前に潰した人が複数名。500万円の学費を卒後に回収するには相当な時間がかかる事でしょう。

開業しても保険診療が殆ど無く、3000円や5000円の診察代を支払ってコンスタントに来院する金持ちなんて多くいないでしょう。

鍼を体に刺すだけでイメージは非常に痛々しいものです。嫌いな人も居ます。
外科疾患なら保険が効く整形外科に、内科疾患なら保険が効く内科へ。わざわざ、5000円も払って暗く汚らしい人気の無い鍼灸院なんかに来院する人間は多くないでしょう。

かと言って1000円の施術料金では日にコンスタントに10人以上施術しなければ生活は成り立ちませんね。正直、それは無理です。これが鍼灸院を開いても生活すらできない根拠だと思います。

どうか、「安心の医療系」「独立開業可能」なんて学校の甘い言葉に惑わされ高い学費を支払い、大切なお金と貴重な3年間を無駄にしない事を切に願います。学校も非営利や慈善団体ではありません。営利組織ですので、宣伝文句に惑わされず独自の目を持ち業界を選ぶようにして下さい。