中国４０００年の・・というフレーズについて

「中国4000年の歴史」というフレーズは黄帝紀元から由来してます。

そもそも中国には通算でカウントする暦はなく、皇帝が変わるたびに
元号が変わってました。日本の明治・大正・昭和・平成と同じシステムです。
19世紀に入り西洋諸国が東アジアに進出すると日本では明治維新が起こり
太陽暦を導入しました。この時、キリスト生誕を紀元とする西暦に対抗して神武天皇を紀元とする皇紀を作りました。これは2600年くらいあって、2000年の西暦よりも長く、歴史の長さで優越感を感じられます。
これを見ていた留学中の中国の知識人が「じゃあうちは伝説の黄帝を
紀元にして4000年ということにしましょう」ということで適当に決めたのが黄帝紀元です。ので、4000年というのはあまり根拠のない数字です。

さらに他の回答者さんも述べてますが、中国大陸に文明がある期間＝
中華人民共和国の歴史というわけではないので、
国と文明を混同しないように注意する必要があります。

黄帝紀元
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%84%E5%B8%9D% …

中国大陸４０００年の歴史

中国にも　日本にも　もっと長い過去があります

中華人民共和国は　１００年未満

日本は　形の上では間違い無く　一つの王朝

中華人民共和国を略して「中国」というのであれば、歴史は60年足らずです。

有史以来、”中国大陸”をいろいろな民族が支配してきた歴史が4000年間あるということです。ちなみに「清」は女真族、「元」はモンゴル人の国家です。
単一の王朝が支配してきたのでは無いのですから、国家として4000年間続いてきたわけではありません。
もともと「中国」とは世界の中央という意味であり、特定の国家を指す固有名詞ではありません。
「中国大陸4000年の歴史」というのが正しいとおもいます。

なのになぜ「中国4000年の歴史」としきりにアナウンスするのか？

中国共産党が自らの国に値打ちを持たせるためと、覇権主義を正当化するためです。また、それを確信犯的に受け入れる日本国内の中国シンパのマスコミの仕業です。

中国は世界4大文明の一つです。

それぐらいの歴史は残っているということです。しかし、中東の三日月地帯は、もっと歴史が古く、1万年ぐらい前には小さな都市の遺跡が発見されていたと思います。（今でいえば、町ぐらいのものですが）

なお、現生人類の歴史は数万年前にのぼりますし、人類の誕生はもっと長いです。

すまん。

せめて小学校6年生の社会科程度は勉強しようよ。日本にだって3万年以上前から人類は存在していたよ。縄文時代だって15000年以上前には始まっている。こちらは「考古学」的な意味ね。発掘調査で、道具だとか住居跡なんかを探して、年代を特定する。

人類誕生の地はアフリカという説が一般的だけれど、アウストラロピテクスで400万年前。

「歴史」という場合には、普通何らかの「記録」が残っている時代以降を指すわけ。日本の場合は中国の文献に登場するのがおよそ1900年前なので、歴史としては1900年の歴史になる。でも、もちろんそれ以前から人類が住んでいたことは、考古学的に証明されているから間違いない。

で、中国の場合甲骨文字などから3700年程度前には確実に文字を書き、記録を残した殷という王朝が存在したことがはっきりしている。その前の夏王朝については、東洋史学の大勢として「存在していたことは確実だろうが、誰が実際に発見された遺構を夏王朝だと証明し、仕組みを解明するか」という段階。この夏王朝は、およそ4000年間に創られたそうだ。

だから、「中国4000年の歴史」という言い方は、事実として間違いではない。で、特に中国の人は自国の歴史には誇りを持っているから「4000年じゃない、黄帝から数えて5000年だ!」と主張する。こちらは、証拠がないから何とも言えない。

>よく考えてみるとそんな昔に人類は生存したのでしょうか？

(・o・)　唖然。

一応、生物学的には、今の人類は数十万年前には存在していたというのが定説です。

中国四千年の歴史の件ですが、遺跡などから確認される「殷」や遺跡は未発見な「夏」と言う国が存在したのが今から大雑把に言って、四千年前頃なので
その様な言い回しをしているのでしょうね。

モノの喩えとしてご理解ください。