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 受験生の娘を持つ父親です。娘は中学校の教員になりたいという希望を持って、国立大学の
教育学部を目指して、受験勉強に励んでいます。
 ところで、教員養成系の教育学部には、英語、数学などの教科教育を専攻するコースと別に、
学校教育(総合教育)を専攻するコースがあり、娘は最近このコースに興味を示しています。
 そこで、このコースの特徴や、特定の教科教育を専攻する場合と比べたメリット、デメリット等
を教えてください。よろしくお願いします。

A 回答 (7件)

学芸大の学校教育選修から中学校の教員、特に英語の教員を目指す人数は例年どのくらいでしょうか?



>これは、正直よくわかりません。
私の学年で私の知っている人は、2人いるようです。
年によっては、1人とか0人という可能性も十分にあります。

また、A類なので授業内容は小学校教育を対象にしたものと思いますが、中学校教育にも十分通じるものと考えて良いでしょうか。

>授業によります。

専門の授業(教育哲学・教育史・教育方法学・学校経営学・教育社会学など)は、十分に通じるものだと考えます。教科・年を超えて通じる領域なので。

しかし、A類(小学校)だと「初等○○科教育法」および「○○科研究」という授業を9科目全て必修で履修せねばなりません。
「初等国語科教育法」「国語科研究」「初等生活科教育法」「生活科研究」「初等音楽家教育法」「初等家庭科教育法」など。書写からピアノの授業までが必修です。

これがもしB類(中学校・高校コース)であれば、「中等○○科教育法」+「専門の授業」が必修となります。英語だったら、「中等英語科教育法I~IV」、「英米文学」とか「英文法」とか「英会話」とかの授業が必修になってきます。

だから、A類学校教育で中高の英語の免許も取ろうとする場合、「初等○○科教育法」および「○○科研究」の必修に加えて、「中等○○科教育法」+「専門の授業」などの英語科の授業を履修していくことになります。


だから、結論から言えば、「初等国語科教育法」「国語科研究」「初等生活科教育法」「生活科研究」「初等音楽家教育法」「初等家庭科教育法」など中高免許だけを狙う人から見れば、無駄な授業、役にたたない授業がたくさんあることになります。

また、A類は、教育実習も「基礎実習(3週間)」「応用実習(3週間)」ともに小学校でやる実習が必修となります。B類は、「基礎実習」「応用実習」ともに中学でできます。

A類が中高免許を狙う場合の、「中学校実習」は、附属中で3週間やることになります。

しかし、はじめから、「小学校の免許と中学校・高校の免許、両方ほしい」という人は、また話が別です。「A類に在籍していて、B類の授業を狙った方が取りやすい」という現実です。これは入ってからわかることですが、B類の人が小学校免許もほしい!と思ったときには、A類の人がB類の授業を取り時よりも大変になります。(専門の関係かな?)なぜか、ちょっとあいまいですが、そういう現実があります。

学校教育には、毎年この副免組みが出てきます。中高免許も一緒にとる人たちです。学校教育では、英語組み、社会組み、国語組みなど、5、6にんで一緒に授業を組み立て、一緒の授業なので、仲良くなっています。「英語飲み」「国語飲み」などもけっこう開催されているようです。(今の学校教育のキーワードの一つに、「幼少連携」や「小中連携」「中高連携」が言われています。小6と中1の間で不登校が3倍になるなど「中1ギャップ」の問題があるからです。)


それとも中学校教育になるとだいぶ様子が変わってくるものなのでしょうか?

>先ほども書いたように、小学校は全般的に幅広く履修しますが、中学校は専門に絞って深く履修します。
専門教科を極めたいのであれば、学芸のB類か、他大の中学校コースをオススメします。中高だけを狙う人には、やはり学芸大の学校教育は合わないと思います。

学芸の学校教育の他の大学や学科にはないよさとして、「学教フォーラム」や「教育学道場」など、企画・イベントがあって教員とともに教育について学べるところです。

他の人は他の人ですが、少なくとも私にとっては、「教育」を深められる最高の環境です。
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この回答へのお礼

早速のご回答に感謝します。
受験先の選択は娘に任せたいと思いますが、志望先の方からこれほど詳しい生のアドバイスをいただけたことは望外の喜びです。
ao-goldenさんの今後のご活躍を心からお祈りしております。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2008/06/08 10:21

追加です。


例えば、最近の例だと、
「なぜ教育再生会議には、教育の専門家である教育学者が1人もいないのか?」
に明確に答えることができます。
教科専攻の他学科では、かなり難しいのではないかと思います。
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学芸大の学校教育のものです。


教員採用試験での強みは、教職教養と、論作文、集団討論だと思います。どこでも、ほぼ必修であるこの3つには他の学科の人よりは、力を発揮できるでしょう。

4年間で、「教育」というあまりに「謎」なものにせまり、基礎を学び、実践(教育実習)も行い、また理論に戻り、また実践(応用実習)を行い、最後に卒論という理論と実践をぐるぐるしながら「教育」に迫れます。。

私にとっては、教員免許を取得しながら、教育学を学べるという最高の環境です。正直言って、私はむちゃくちゃ面白いと思っています。

と言うのも、教育を見る視点が他学科の人よりは、かなり深く広くなると思うからです。教育と言う現象をあっちから見たりこっちから見たり。政治背景、歴史背景、社会、文化、人間、関係性などなど。

去年、うちの学科全体(全学年、先生方も一緒に)でフォーラムをやりましたが、「教育学って面白いと思う人??」の質問に、うちの班は全員が手を挙げました。

うちは、小学校の免許が必修ですが、中学校・高校、幼稚園、特別支援など様々な免許を取得しています。そして、数人の先輩方は中学校の先生にもなっています。

※ただ、理科、数学系の中学校・高校免許であれば、うちの学科では4年間での免許取得はかなり難しい(ほぼ無理)です。中高免は、国語、英語、社会を取得するが多く、他に家庭科とか体育とかとる人もまれにいます。

つぎにうちの学科の弱点を書きます。
まず、副免許(中高免)を取らない人は、得意とする「専門科目」がありません。教育実習でも「道徳」や「総合」と書かざるをえません。
逆に総合や道徳、生活・生徒指導、特別活動などを深く考えるにはもってこいですが。

だから、やはり、中高だとよほど「教育」を根底から深く知って考えられる教員になりたいと思わない限り、中高のコースで免許取得するのがいいと思います。普通の「教科の先生」になりたいのであれば。ただ、逆に「教育」への深さに迫りつつ専門も活かしたいのであればかなりオススメします。

別に学芸大でなくても、○○教育大では、「教育学」を専攻しつつ、中高免の免許が必修で取れるところは少なくないので、探してみてはいかがでしょうか??

<例えば授業ではこんなことを考えたりします。>
・学校選択制の是非
(教育に競争原理を導入すれば本当に教育は活性化するの??)
・教育格差について(再生産される??)
・いじめ、関係性、学級崩壊
・学校文化、地域の中の学校
・児童中心主義でこどもは本当に主体的に学べるの??
・教師って・・・
などなど、教育のことなら何でもOK。。。

参考までに・・・
リンクをはっておきます。

参考URL:http://blog.goo.ne.jp/tgukyoiku/,http://www.u-ga …
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この回答へのお礼

とても詳しくわかりやすいご回答をいただき、大変ありがとうございました。
リンク先の情報も含めて、まさに知りたかった内容そのものです。心から感謝します。

実は、娘が学校教育選修に強い関心を持ったのは、昨年夏の学芸大のオープンキャンパスに参加したことがきっかけでした。
私も同行したのですが、説明された先生や学生の皆さんの選修に対する熱意や、学生生活を精一杯楽しんでいる様子がストレートに伝わってきて、娘もすっかり魅了されたようです。(当日は他の選修も見学しましたが、雰囲気の良さは学校教育が抜群でした。)

そのようなわけで、娘は学芸大で学校教育を学びたいという気持ちが強いのですが、気がかりは、小学校ではなく中学校の先生になりたいという希望とうまく折り合いをつけることができるかという点です。
学科の構成上、中学校教員養成課程に学校教育選修があるのは、近くでは千葉大しかないようで、志望校決定のギリギリの段階まで悩むことになりそうです。

そこで、参考までにお聞きしたいのですが、
学芸大の学校教育選修から中学校の教員、特に英語の教員を目指す人数は例年どのくらいでしょうか?
また、A類なので授業内容は小学校教育を対象にしたものと思いますが、中学校教育にも十分通じるものと考えて良いでしょうか。それとも中学校教育になるとだいぶ様子が変わってくるものなのでしょうか?
以上について、アドバイスをいただけると助かります。よろしくお願いします。

お礼日時:2008/06/05 19:37

補足です。



みなさまご存知でしょうが、中学高校の教員はある意味最も取りやすい資格でもあります。

中高の教員だけを(中高は教科科目が似通っておりW取得がしやすい。中高一貫教育校の増加により、中高両方の取得が有利だと思います)目指すのなら、理学部は理科、情報系は数学や情報や技術、文学部は専攻により国語や英語や歴史、法学部や経済学部は公民、家政学部は家庭科、芸大は芸術というように、学部や専攻に即応した資格取得が可能です。

基礎資格(教育心理、教育原理など)さえ持っていれば通信制や大学院などでの単位取得(追加)により他教科の免許取得も可能だったりするので、どんな学部に進むにしろ教職をとっておいた方が良いと思います(その分採試も高倍率)

保育士(4大教養終了段階で国家試験による取得が可能)幼稚園免許を目指す場合は、家政学の保育系(教員課程があるかは学校による)や児童教育学科が良いですし、特殊教育(養護学校の教育)や心理資格も取りたいのなら強く教員養成系学部を薦めます。

採用されたい地域でのOGの有無や専門性などにこだわりたい、とか以外は
そう学部や学科・専攻にこだわる必要はないのではないかなと思います。
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所謂旧帝大には学問としての教育学を扱う学部があります。


おそらくは教育行政や人間学(臨床心理学含)がメインだと思います。
教員免許取得を目的とした学部ではありません。
社会教育も含め教育界のトップを養成する学校でしょう。

高等師範系(筑波・広島・お茶・奈女)にも教育学をメインとしたコースはありますが、教育行政や人間学メインでもあり、同時に免許取得も勧められると思います。帝大よりは現場のリーダーを育成する感が強いと思います。

各県に1つ2つある師範系(教育学部や教育大学)の教育学は所謂ゼロ免ですよね。学科によって関連教員免許取得も出来ますが、現場の教員を養成することが第一目的というよりは社会教育の(生涯教育や社会学分野に近い)専門家を養成することを目的としています。国際関係、学芸員養成、福祉なども含んだ学科が多いのが特徴です。

メリット・デメリットは一概には言えませんが、教員を目指す場合はよく調べないと、免許取得が出来にくいコースもあるので注意が必要です。
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この回答へのお礼

早速のアドバイスありがとうございました。参考にさせていただきます。

お礼日時:2008/06/08 10:05

私の大学にも似たようなものがあります。

質問者様のお嬢様が
希望している大学学科とはちょっと違うかもしれませんが
中学校の教師になりたいのならば中学校教員養成課程を選ぶべきです。
学校教育総合となるとおそらく履修科目が増えて授業数も増えそれに伴いテストも多くなったりと大変です。
中学教師になるには不必要な科目も必修授業として組み込まれている場合もありますし、不便な可能性が高いです。
その点中学校教員養成課程の自分がやりたい専門科目教科専攻
ならば無駄なことはありませんから、迷わず勉強できると思います。
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この回答へのお礼

早速のアドバイスありがとうございました。参考にさせていただきます。

お礼日時:2008/06/08 10:04

東京学芸大学教育学部にありますね。


http://www.u-gakugei.ac.jp/01juken/05about.html
これを見ると、小学校教師を養成する課程に分類されています。
つまり、学校教育科は小学校の教師をめざす人が入る学科です。

国立大学の教育学部では、どこに所属していても、幼稚園、小学校、中学校、高等学校の4つの免許を取得するのが可能です。ですから、小学校の課程で学校教育を専攻しても、中学・高校の免許は取れます。

しかし、現実には、小学校の教員の課程に在籍した学生が中学・高校の教師になるのはやはり困難が伴います。中学の教師を希望でしたら、やはり、中学校教員の課程の志望の学科に入る方がベターです。
なお、教育学や学校教育を学び、教師にならずに大学院に進学したい、という場合は、小学校教員の課程の教育学や学校教育の学科に入るのもありです。
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この回答へのお礼

早速のアドバイスありがとうございました。参考にさせていただきます。

お礼日時:2008/06/08 10:04

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