映画『相棒』　ごらんになったお方、どうでした？

　今作をミステリー作品とのみ観て低い評価を下してしまう見方は間違っています。

　謎解きやミステリー色が結果的には弱いことやユーモアの味付けが少ないこと、「花の里」のシーンの時に全く音楽がないなど、テレビ版とはかなり趣きが違っています。
　しかし、テレビ版のファンでもある私は、映画の「相棒」も強く支持します。何故なら、それは、過去に日本で現実に起こったバッシングの問題の本質を見事にえぐり、我々にその記憶を想起させているからです。
　「人気刑事ドラマの劇場版」という形をとっていますが、これはとても志の高い社会派作品です。ラストの片山雛子による爆弾会見も、テレビ版のファンなら、打算であることがはっきり判ります。これまた、どこかの政治家を思わせます。
是非ご覧になることをお勧めします。

見てきました。

前半～中盤はあっと言う間という感じで楽しかったですが
終盤はちょっとダレた感じがしましたが、総体的には楽しく見れました。

どこがどう良い悪いはここでは書きませんけど。

はじめまして。

一「相棒」ファンの感想です。

個人的には、今回の映画版には不満足です。

(ネタバレになるので詳しくは書きませんが)
「相棒」というドラマは推理物の他に社会派的な要素を持った作品で、
これまでにも様々な問題(警察の腐敗、エリート官僚の暴走、冤罪、裁判員制度etc.)を取り上げてきた、面白いドラマです。
しかもそれらの問題点を様々な視点(価値観)から描いている所が最大の良さだと思っています。

今回のテーマは“戦争”ですが、
映画版はこのテーマを、他の日本の戦争ものと同じように、相も変わらない単純な視点で描いてしまったように思います。
これならばテレビ版の方が遥かに良い出来だな、というのが感想です。

ついでに、トリックはかなり無理が有り、アクションシーンは中途半端です。これらに結構な時間を割いているので肝心の心理描写が疎かになっているような気さえしました。

ただ、ワタシのような意見は、色々なサイトを観る限りはかなりの少数派です。「相棒」ファンの方にも、映画で初めて「相棒」をご覧になった方にも概ね好評のようです。
それに、退屈な作品ではありません。

理屈っぽくてスミマセンでした。

No3さんの意見に賛成です。

おっしゃるとうりです。

こんにちは

ＴＶはまったく見ていません
ほほ～面白いな。という感じです

一緒に行った人いわく
ＴＶと配役変わっていないし
ＴＶのほうがギュと詰まった感じがする、とのことです
たしかにちょっと時間が長い気がしました

先日、見に行ってきました。

　映画館で映画を見るのが何年かぶりだったのですが、素朴な印象を ：

印象１

テレビのイメージがあるので、画面が随分暗いなあと感じました。　大きなスクリーンだったのですが、映画ってこんなに暗かったかなと思いました。

印象２

ストーリーを先に言うのは × なんでしょうが、外務省が昔の事件の真実を隠そうとしたのが今回の事件の発端で、最終的にその真実が世間に暴露されるのですが、見ている方にすれば 「エッ？　そんな事を隠蔽するのに殺人までするの？」 というような、ちょっと殺人事件の原因としては無理があるような感じがあります。

もうちょっと、一捻りしてほしかったです。

印象３

主人公と犯人がチェスをテーマに戦うのですが、ちょっと頭が良すぎるような　・・・　ま、現実離れした能力を持った刑事が主人公になっているので、仕方ないかなと思っていますが　・・・

と、まあ辛口の批評になってしまいましたが、あっという間に２時間が過ぎたように思います。　「相棒」 のファンでしたら、一見の価値はあると思います。