プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

 クラシック音楽の交響曲について少し勉強したいと思っています。音楽の知識はありません。スコアとかは全く読めないし専門用語も分からないものが多くあります。
 交響曲の仕組みが分かる易しい解説書をご紹介ください。

A 回答 (2件)

おそらく、交響曲自体についての解説書は、他の方が書いて下さるでしょうから、ちょっとだけ違う方向から。


「専門用語も分からないものが多くあります」とのことですので、クラシック全体について、かなり易しく書いた本をご紹介しましょう。

『クラシックを聴け! お気楽極楽入門書』 著:許 光俊 青弓社 1998年刊行

この中では、ベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付」を例に挙げて解説していますが、この本は、ぜひ、最初から順に読んでいってください。そうすると、第九の解説のところまでに、それを読むのに必要な基礎知識は身につくように書いてあります。

そして、この本でもの足りなかったら、他の解説本に進むというのはどうでしょう。

もし、私の勘違いで、質問者さまには「こんな初歩なんて」と思われてしまったとしたら、すみません。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございました。
早速読んでみたいと思います。

お礼日時:2008/05/01 06:07

 


 交響曲の構成
 
 通俗解説では、どんな事情で作曲されたかという点が強調されますが、
なぜ“交響曲”の形式を選んだか、という理由には言及されません。
 下記は、さいきん読みかえして、あらためて感服した入門書です。
 
── ソナタ形式 「A+B」+C+「A+B’」
 
 古典派、ロマン派のソナタ、室内楽曲、交響曲の第一楽章には、ほと
んど例外なく用いられているソナタ形式も、やはりサンドウィッチ型の
三部分形式である。Aは第一主語、Bは第二主題、以上を主題提示部と
呼び、第二主題は五度高く転調される(シューベルトの「未完成交響曲」
のように三度下げられる場合もあり、必ずしも属調とは限らない)。
 ベートーヴェンの交響曲の第一楽章は、いずれもソナタ形式の典型を
示しているが、第一主題と第二主題を、性格的に対比させているのがき
わだった特徴で、彼以後のソナタ形式では、この手法が定石となった。
(略)
 古典派の交響曲では、主題提示部に繰り返し記号が付されている。反
復によって主題をはっきり印象づける目的をもつものであるが、今日で
は繰り返して演奏されるとは限らない。ベートーヴェンの九つの交響曲
の第一楽章についていえば、ほとんど繰り返されるもの(五番)、よく
繰り返されるもの(八番)、繰り返されたり、省略されたりするもの
(一番、二番、三番)、よく省略されるもの(四番、七番)、ほとんど
省略されるもの(六番)、繰り返し記号のないもの(九番)、繰り返す
か省略するかは、まったく指揮者の趣味の問題である。
 古典派の交響曲では、主題提示部、展開部、主題再現部、この三者の
時間的均衡はほぼ保たれて同等の良さをもっているが、ロマン派になる
とこの均衡はしだいにくずれ、おもに主題提示部が長大なものになって
くる。ブルックナーやマーラーの交響曲では、この傾向が顕著である。
── 芥川 也寸志《音楽の基礎 19710831-19781030 岩波新書》P192-193
 
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございました。

「音楽の基礎」読んでみたいと思います。

お礼日時:2008/05/01 06:10

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!