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とある名簿を作成中において「筬」という漢字が読めなかったので、ずっと昔(約30年前)から使っている角川書店の「新字源」という漢和辞典で調べたのですが、部首・音訓・総画いずれの索引で検索しても見つからないのです。

途方に暮れていたのですが、昔住んでいた町の近所に「ながおさちょう」というところがあり、確かこの漢字を使っていたのでは、ということをフッと思い出したのでワープロで「おさ」と変換してみたらすぐに「筬」という漢字が出ました。これでこの件については一応解決したのですが、
この「筬」という漢字が「新字源」で見つけられないのが腑に落ちないのです。
ちなみに私はこの漢字を「たけかんむり・総画数12画・読みはセイ」と勝手に判断し、たけかんむりで総画数11~13画の漢字を全て見てみましたし、総画数11~13画の漢字も全て見たつもりです。音訓索引で「セイ」を調べて見ましたし問題解決後「おさ」という読みでも調べてみましたが、やっぱり見つかりません。

この辞典が古いのが原因なんでしょうか。
辞典の後ろを見ると「昭和43年初版」「昭和52年第108版発行」とあります。

でも「筬」というのはWEBで調べてみると、織機の道具としても使われてきているものの名前らしいので、最近の漢字とも思えないのです。

今、角川の新字源をお使いになられている方、「筬」という漢字は掲載されていますか?載っているならばこの漢字の部首と総画数、音訓の読みを教えていただけないでしょうか。
さらにもしご存知の方で、昭和52年頃に購入した新字源にこの漢字が掲載されていない理由(推測でも結構です)がおわかりならばお教えいただけないでしょうか?よろしくお願いいたします。

A 回答 (7件)

うちにもあいにくお尋ねの『新字源』はないのですが、それより小規模の旺文社『標準漢和辞典』(発行年数がご質問の『新字源』と同じ)にはやはりありません。



それより大規模の諸橋『大漢和辞典』でみてみると、たしかに部首はたけかんむり、総画数13画にありました。
よみはセイ、ジョウ。 意味は 1、竹の名 2、をさ 
とあります。
13画のわけは、どうもたけかんむりの下部分の「成」の3画目がよくみると、続けて書かないで「丁」のように少しずれていて、ここを2画と数え、
たけかんむり部の7画、となるようです。
ちなみにさらに『大漢和』で「成」の字を調べたところ、上にかいたように古くは3画目が「丁」みたいになる7画が正しいようで、いまの「成」は俗字、とありました。ここの正しい画数が新しい漢和辞典に残っているのもややこしいですね。

さらに詳しくなりますが、「成」の字を部首から調べてみてください。
「ほこがまえ」の2画ではないでしょうか?(大漢和では、これが3画となっていました)。旧字体、正字体として3画目が「丁」に近い字が出ていませんか?

で、この字が『新字源』にない理由ですが、辞典の規模によるものではないか、と思います。
もし出版時期ということなら、用語が「機織の道具」なのでむしろ「新しいから出ていない」という方が納得できます。
もっと古い出版の小規模な漢和辞典を調べることができれば、わかるかもしれません。

素人の推測なのですが。わたしも勉強になりました。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
「成」の漢字の件はよくわかりました。私は「筬」の辞典表記を見ていないので、今度書店にでも行って見てみたいと思います。
お持ちの諸橋『大漢和辞典』は比較的最近の発行のものなのでしょうか?
おっしゃるように辞典の規模が理由ならば、最近の小規模漢和辞典にも載っていないってことになりますよね。
私の中では辞典っていうのはもっとアカデミックなものと捉えていたので、ワープロで普通に出てくる漢字くらいは全部載っていてほしいものだと思うんですけどね。

お礼日時:2008/03/10 13:16

職場に「筬」の字が付く名前の人がいたので読み方は知っていましたが、パソコンの仮名漢字変換でも出てくるので特に珍しい名前だとは思っていませんでした。



『角川 新字源』は、手もとの昭和55年第154版にも載っていません。

冒頭の「編者のことば」に、「漢字(親字)と熟語を選ぶにあたって、まず漢籍で広く用いられているものを採り」とあります。「筬」は漢籍にはあまり出現しないということでしょうか。
「高等学校で国語や漢文の学習と教授の参考になるほか、広く社会の利用に供されるであろう」としています。基本的には「学習用」ですね。

なお、ちょっと大きめの『三省堂 新漢和中辞典』(昭和42年第1刷)には載っていました。
電子辞書版の『学研 漢字源』(版数不明、(c)2003の表示あり)にも載っています。

ちなみに、『新明解国語辞典』には昭和47年の初版から最新の第6版まで全部に載っています。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
編者のことばからの分析・推察など、他にもいろいろ調べてくださりありがとうございました。
日本人が読むことを前提としている辞典なんですから、日本国内の地名や人名に使われている漢字くらい載せて欲しいものですよね。

お礼日時:2008/03/11 11:44

こんばんは。



私が持っている漢和辞典は、20年近く前に買い求めた
角川書店「角川最新漢和辞典新版」(初版、1989年)
です。

5000字ぐらいの、ちゃちい辞書ですが、なぜか載ってました。
(同じ角川なのに、不思議ですね。)

たけかんむりの7画(総画13)になっています。
「成」の中身が、「丁」の形です。
載っている読みは「おさ」と「セイ」です。(「ジョウ」は載っていません。)
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
そうなんですね、私も気になって書店の辞典コーナーで調べてみたところ現在発売されている2000~3000円の漢和辞典で角川書店ではこれが唯一掲載されていました。
編者が新字源とは全く異なるのでそれが原因なんでしょうかね。

お礼日時:2008/03/11 11:40

まさかと思って調べてみましたが、確かに新字源には「筬」はありません。


理由としては
1 自宅で機織りしているような人がほとんどいなくなり、日常的に筬を使うことがなくなったため。
2 論語などの中国の古点文学で筬という字が使われていないため
などが考えられます。

漢和辞典は本来は漢文(論語など)を読むための辞書です。小規模の漢和辞典では、中国の古典文学で使われていない漢字は、日常的に使用する上で不便でない程度に省略されていたのでしょう。

調べていませんがJIS漢字コードが制定されて以降のものには載っているのではないかと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
中国の古典文学のことまで考えて普段漢和辞典を使っていなかったので、なかなか興味深い推察でした。

お礼日時:2008/03/10 23:28

No.3です。


うちにある『大漢和辞典』では初版が昭和32年(巻によるかも?)、縮写版第6刷で昭和55年、となっています。

夫が学生時代に東洋史専攻だったので、若気の至りで古書店で買ったものです。
大きな書店か、図書館にあるかと思います。
全部で13巻もあるこんなごっつい辞書、研究者でもない一般の家庭にあっても宝の持ち腐れで場所をとるだけ、と思っていましたが、
ここで漢字のご質問があったりすると役に立つことを知り、
せいぜい活用しようと思っています。
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この回答へのお礼

ご返答ありがとうございます。
13巻もあるそんな大きな辞典だったんですね。百科事典並みですね。
前述の学研漢和大字典も10000円近くする2000ページ以上の字典みたいなので、やっぱり辞典の規模なんでしょうかね。
書店で現在販売中の角川新字源を見てみようかなと思います。

お礼日時:2008/03/10 15:25

画数について:


「成」の正字は、XPのMS明朝で見る「晟」(*) の下部で、[戊]+[丁]ですから、7画です。
(*) Vistaでは人名用漢字の新字体で[日]+[成]になっています。
当用漢字で新字体「成」として[丁]を[┐]のように変えられて6画になったのです。
「筬」は表外漢字であって新字体は存在しないので、パソコンのフォントでどうなっているかに関わりなく、漢和辞典では本来の字体を竹部7画に収めているのです。
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この回答へのお礼

画数についてのご説明ありがとうございました。
.....でもなんだか納得いきませんね。
筬は確かに表外漢字であっても、たけかんむりの下に新字体の「成」が使われている表記になっているのであるならば、たけかんむり+6画にしてくれないとわかりにくいですよね。

まあでも、質問文にも記載させていただいたとおり総画数13画の漢字で検索しても私の「新字源」には「筬」が載っていないので、引き続き皆様からのご回答をお待ちいたしております。

お礼日時:2008/03/10 12:36

新字源は手もとにないので、失礼ではありますが。



念のため、手もとにある、『学研漢和大辞典』で探してみたところ、総画数13画、「竹」部の7画 にありました。
読みは、「セイ・ジョウ・おさ」です。
辞書が異なるので参考にならないかもしれませんが、なぜか、「13画」だったのが気になりましたので。

この回答への補足

みなさま、短い間にいろいろなご回答をお寄せくださいまして本当にありがとうございました。
その後どうしても気になって家から少し離れた大きな書店の辞典コーナーに出向いて、現在発売されている2000円~3000円の価格帯(一般家庭における汎用タイプと勝手に判断)の漢和辞典を調べてみました(小学生向きのものを除く)。
旺文社 3冊中3冊とも掲載有り
文英堂 1冊中1冊掲載有り
小学館 1冊中1冊掲載有り
学研  1冊中1冊掲載有り
三省堂 2冊中2冊掲載有り
角川書店 3冊中1冊のみ掲載有り
私が古くから使っていた新字源につきましては、現在販売されているものにも掲載されてはいませんでした。
私の調査内では角川書店以外の辞典には全て掲載がありましたので、「筬」はそんなに特殊な漢字ではないと判断いたしました。

ということで私なりの結論としては、
「時代の新旧は関係なく、単に編者の考えによって『筬』を載せていない辞典がある」というものであります。
いろいろと貴重なご意見・ご考察誠にありがとうございました。

補足日時:2008/03/11 11:44
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
「竹」部の7画ということは「成」が7画ということなんでしょうか?
それとも「筬」からたけかんむりをはずした字は実は「成」では無いってことでしょうか?
何やら別の疑問が出てきましたね。

お礼日時:2008/03/10 11:57

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