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お世話になります。
最近独立したコソボ(日本未承認)ですが、民族のプライドという面では同情できるのですが、具体的にどうやって飯を食っていくつもりなのでしょう?

何か世界に特筆すべき産業や資源でもあるのでしょうか?
それともブータンのように、ほぼ自給自足の生活路線でいくのでしょうか?
はたまた国連やアメリカ・EU・日本などの援助物資にベッタリ依存していくでしょうか?

A 回答 (4件)

オーストリアやドイツなどの民間の商業銀行が、コソボ政府と連携して商業や農業に融資を行っています。

こうした融資が実を結べば、商業・農業部門の成長・促進が促され、経済に良い効果をもたらすでしょう。
また、コソボは鉛、石炭、鉄等、鉱物資源が豊富な地域です。こうした地下資源を大規模に輸出、または利用できるようになれば、これも経済に良い効果をもたらすでしょう。
ただ、過去におけるコソボでの地下資源の採掘・製錬などにおいて、問題があったようです。コソボ北部の鉛製錬施設では、周辺地域の鉛の汚染が酷く、基準値の200倍という高い数値が出たため、「国連コソボ暫定行政ミッション」により施設の閉鎖が命じられました。こうした問題をクリアして鉱物資源を輸出、利用できるようにするには、かなりの費用と時間が必要かもしれません。

なお、現在のコソボの財政は、外国からの資金援助と外国へ出稼ぎに出た人達からの送金で賄われています。最大の出稼ぎ先はドイツで、一説によると40万人がドイツで働いているそうです。次に多いのがスイスだそうです。

なお、現時点でのコソボのEUへの加盟はないでしょう。EUには幾つかの加盟の条件があり、その中に「EU経済における競争力に対応できるような経済力を持っている事」という条件があります。コソボには勿論そのような経済力はありませんので、加盟条件を満たしていません。だから現時点でEUに加盟する事はできないでしょう。
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アルバニア旅行をしたことがある者です。



まず、アルバニアはコソボを吸収合併する意図を持っていません。かつてはアルバニアはより広い領土を持っていたのですが、現アルバニア政府は明快に大アルバニア主義を放棄しています。

アルバニア本国はレアメタルの宝庫であり、採掘に成功すると、経済的に大きく発展するでしょう。コソボがその、おすそわけに預かるパターンもありそうです。しかし、アルバニアの経済は、フィリピン以上に出稼ぎ労働者からの本国送金に依存したものであり、コソボも同じく、出稼ぎ作戦に出る可能性があると思います。

その場合、最も重要な国はイタリアです。アルバニアを旅してみると、いかにイタリアの影響を大きく受けているか分かります。元々、第2次大戦中、イタリアの支配を受けていましたから。アルバニアの首都ティラナを見ていて文化的に興味深いのは、(1)一応、伝統的にはイスラムの国のはずなのに、ボロニアソーセージ(当然豚肉)を平然と食べ、(2)日差しの強い国なのでイタリア製サングラスが販売されており、(3)パンは伝統的なパンではなくイタリア風のカリカリの安っぽい感じのものに切り替わっていて、(4)イタリア風パニーニにトルコ・アラブ風のドネルケバブ(肉の回し焼き)を挟んで食べるという創作料理に出くわしたこともあり、(5)女性はみなイタリア風ファッションで、肌の露出度が非常に高く、一体どこがイスラムの国なのか、全然分かりません。さすが、「世界初の無神論国家」を標榜していただけのことはあります。もともとアルバニア人はキリスト教徒だったのですが、トルコの支配下に入った時、家庭に残る女性はキリスト教徒、社会生活のある男性はなんちゃってイスラム教徒という戦略でトルコ人のお気に入りになった国です。多分、コソボも同様だと思います。

他方、地方に行くと、昔ながらの農村が残っており、基本的に農業で自活できないこともない国です。ただ、若者は国外に行ってしまう傾向があるのか、美しい昔ながらの都市風景に、ほとんど人を見かけないという地域もあります。牛はのんびりとスイカを食い、野良ロバが歩き回り、昔ながらのフェタチーズやワインは非常にうまく、あとはパンすらまともなら、なんの不満もない、のんびりした生活が送れそうです。(旨いパンはちょっと高い)なお、水は清潔なペットボトルのミネラルウォーターが、簡単に見つかります。

ただ、この出稼ぎ作戦ですが、コソボはアルバニアと較べ、大きな弱点があります。イタリア語力が弱いのではないかと思うのです。アルバニアはソ連とも中国ともユーゴスラビアとも仲たがいして鎖国状態になってしまったのですが、実は市民はイタリアのテレビを受信していたし、年配者を中心にイタリア語を話せる人が残っています。他方、内陸部のコソボでは、イタリアのテレビは受信できず、他の出稼ぎ先を考える必要がありそうです。その際、非常にイタイのが、首を縦にふるとNo、横にふるとYesの意味になるという、アルバニアの文化です。これは、かなり出稼ぎ先で苦労するのではないかと思います。私の場合、逆に何度も旅行中に間違いをやらかしたわけですが。
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EUに加盟して、EUからの補助金が目当てでしょう。


コソボの本国であるアルバニアが、ヨーロッパ最貧国である以上コソボを支援できるとは思えません。
また、産業を興そうにも、コソボには資金が全くありませんから、それも外国からの支援頼みです。

コソボは、東ティモールと同様、独立できる用件をみたしていない国です。
国連への加盟も困難(ロシアが拒否権を使用すると明言しています)です。
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http://www.jca.apc.org/~altmedka/play-13.html

上記サイトの興味深い記述があります。
「トレプチャ鉱山には膨大な量の金、銀、鉛、亜鉛、カドミウムなどが埋蔵。170億トンの石炭が埋蔵」
と、天然資源がかなりあるようです。
西側諸国にはかなり魅力です。
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