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茶園などの土壌を酸性化するために肥料として、硫安(硫酸アンモニウム)をまくといわれています。なぜ、硫安なのでしょうか? そして、硫酸がなぜ酸性化させる(H+を増やす)役割をしているのか教えてください。

A 回答 (5件)

 はじめまして、


 質問の件ですが、茶園に硫安を用いる点ですが、主に芽だし肥、夏肥として使用しており、土壌を酸性化するために使用することは稀です。(茶園の土壌PHが極端に高いときに使用することがあります。)
 これは、この施肥の目的は施肥後、速やかに分解しすぐに茶の木に吸収されるからです。(他に硝安を使用したりします)
 茶園の土壌PHが低いのは硫安や施用後酸性化しやすい肥料を多用していたり、また茶の木が酸性土壌に強いからです。(実際年1回くらい苦土石灰等用いPHの矯正をおこないます)
 硫安が施用後土壌を酸性化させることについては前の方の述べているとおりだと思います。
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ここは.農学なので.農学系(化学系農学を除く)の言葉として.「アンモニア」「硫酸」を使用しました。


化学の「アンモニア」.「硫酸」とは定義が異なります。

農学で「アンモニア」と言えば.化学の「アンモニウム」イオンやアンモニウムイオンにOH基(H2Oかも)が結合した(名称忘却.市販炭酸アンモニウムはこの化学種で多くは存在)状態にあります。場合によっては.硫安・しょうあん・塩安・尿素などのアンモニウムイオンを含む窒素系肥料の代名詞として使われることもあります。
例.「アンモニアをかけろと言われたので豚糞をまいた」

同様に「硫酸」とは.硫酸イオンを含む化学種全体を示します。
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「アンモニア」(NH3)は有害物質ですが「アンモニウムイオン」(NH4+)のかたちで「窒素」原子を吸収することができます。


窒素はアミノ酸の構成元素で、必須物質です。

「酸」は「H+」ですが、「酸性」は「H+イオン」でなくても、1の回答で書かれているとおり、強酸と弱塩基による「塩」でも酸性になります。
実際のところ、地中にはたくさんの無機物があるので、「硫酸」(H2SO4)というかたちでなく、さまざまのイオン化合物として存在していると思います。
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お茶の場合には.ちょっと特別な代謝系があります。


これは.「アンモニアを効率よく根から吸収する」経路です。
硫酸はお茶の木は吸収しません。したがって.硫安をまくと.アンモニアだけが気に吸収されて.硫酸だけが残り.(水との化学平衡で)土壌が酸性になるのです。
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硫安自体,強酸と弱塩基との塩ですから,普通に水に溶解すればpHは酸性になります。

さらに,アンモニアは植物に利用される以外に酸化され硝酸になります。そして,最終的には脱窒菌によって窒素に還元されます。このように硫酸イオンよりはアンモニウムイオンの方がより消失がはやいでしょうから,ますます土壌は酸性化すると考えられます。
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