プロが教えるわが家の防犯対策術!

ベースを弾き始めて半年の者です。
いままでずっとピック弾きをしてきたのですが、どうしてもバキバキした音が出てしまいます。
そこでここでピック弾きについて調べてみると、ある方が「ベースは手首を固定して弾く」という回答をなさっていました。
今まで自分は、出来るだけ手首を柔らかくしてベース本体に対して垂直にピックが円軌道を描くのを意識してやってきました。
手首を固定して弾くということに関して詳しく説明をして頂けないでしょうか?
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

>東京事変の亀田誠治さんの様な弾き方のことでしょうか?



あー、説明しやすい良いネタをいただいてありがとうございます。

先に説明しておきますが、私の場合ちょっと指が短いのと2弦あたりもよく使うため、もっと掌全体を弦側に近づけているので、掌の親指側はボディーから浮かせて、弦をまたいで1弦の向こう側に小指で支点を作っている…という感じです。

で、亀田さんのライブ画像などを見るとおわかりかと思いますが、少なくとも「リズムの刻み」のフレーズでは、必ずしも右手のどこかをべったりとボディーに密着させてる…というわけではないし、もちろん無駄な力の入ってないフォームですし、さらに手首の回転的なスナップを全くしていないわけではないけど、ピッキングの瞬間はピック自体は、弦に当たってからを弾ききるまでは直線運動をしているというのが注目ポイントです。
また、「手首の力を抜いて柔らかく」はピックベースでも大事なんですが、まだ不慣れな時の練習段階で、なまじそっちの方を優先すると、弦を真横に弾ききることや、ピッキングポイントがブレないようにする…という、もっと優先順位の高い技術がおざなりになるので注意…ということなんです。亀田さんのライブ画像でも、ピッキングポイントが見事にブレていないのは見て取れると思います。

で、
>小指と薬指の立っている位置は、固定していらっしゅるのでしょうか?
という点では、私の場合は原則ボディーに触れている位置は変わりません。その位置のままで、相応に1~4弦自由にピックが移動できます。ただし、そこまで来るにはちょっと練習が必要でした。
もちろん、小指に目一杯力を込めて「踏ん張って」はいません。力を込めているわけではないけれど、手首と弦やボディーとの『位置関係』はほとんど変化せず(つまり、フラフラ手首があっちこっちに動かず)、手首より先を柔らかく使って、物理的に指が届く範囲では、ピックを自由にしなやかに動かせる…というのが目標ですね。
亀田さんのライブ画像に戻りますが、亀田さんもボディー上での右手の肘~手首までの角度や位置関係は決して大きくは動かさず、手首より先の動きで弦を捉えておられるのが見て取れると思います。

そして、手首のスナップは使っているけど、団扇や扇子を振る動きとは少し違いますね。そこが、ギタリストの手首の使い方と、ちょっとだけ違うところなんです(団扇式では、かなり力が無いとテンションの強いベース弦は十分に弾ききれず、ついついピックに角度を付けて楽に抜いてしまい、またまたパキパキサウンドになってしまいます。)

と、上のようなことの小理屈さえご理解いただければ、手首の支点というか基本位置の決め方自体は、やりやすい方法を取っていただいたらよいかと思います。
亀田さん式なら、掌の付け根をブリッジ付近に置くのもありですし、肘の関節をボディーの縁に(あんまり力まずに)密着させて、肘の角度がブレないように手首から先を使うのも有りだと思います。
要は、「手首を柔らかく」に意識が行き過ぎて、手首の位置がフラフラしてピッキングのポイントが(意図せず)ブレまくること。「手首のスナップ」に意識が行き過ぎて、「完全な団扇弾き」になって弦を斜めに弾いてしまうこと…ということにならない事が大事で、この2点が発生しないようになれれば、腕はもっと自由自在に使ってもかまわないのです。

と、いう感じでおわかりいただけますでしょうか?
まだちょっと説明下手で無理かな(^^ゞ
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この回答へのお礼

すごく丁寧で分かりやすい回答をしていただき、まことにありがとうございます!
自分は少し形にばかりこだわり過ぎていたように感じます。。
これからは教わったことを参考にして(ときどき東京事変のライブ映像をみながら)、自分に合った形を模索していきたいとおもいます。
ありがとうございました!!!

お礼日時:2007/12/16 23:39

私がその回答をした者だと思います。



実は後から読み返して、「手首を固定」ということにこだわった書き方しすぎたな…と反省していたのですが、その時も書いたように、もともとギターをそこそこ弾けてからベースに手を伸ばした人には、ギター風の手首の使い方をそのままで弾くと出る、あの「パキパキした音」がピックベースの音だと思いこんでいる人が多く、やれ「スナップを効かせて」「手首の回転を」とアドバイスする人があまりにも多いので、『それはちょっと違うぞー』と言いたかったのです。

ピックベースでも、手首のスナップ自体は必要です。
また、手首の回転を使うことも、そのこと自体はダメではありません。
問題は、ピックの先端が円運動しながらピッキングすると、まず普通は弦をボディーから「掻き上げる」形で弦を弾いてしまうので、弦がボディー面から見て平行ではなく斜めに振動してしまいます。またその時、ピックの抜けていく方向が弦と直角ではなく斜め方向になっていると、弦の振動方向が「回るように」ブレます。
そのような弦振動になると、不要な高次倍音が大発生して、例の「芯がないくせに、やたらパキパキした音」になってしまうのです。

あと、固いピックでベース弦を深くしっかり弾ききろうとしたら、ギター弦を弾くことに比べてかなりのパワーが必要で、軽いスナップごときでは弾き切れません。厳密には、ベース弦の張力に十分対抗できるパワーを込めないと、ピックがサッと抜けません。
そのため、本来ギター奏者の人がピックでベースを弾くと、ほとんどの人は弦の張力を逃がしてピックが抜けるよう、ピックを傾けて弾きます。
これも『違うぞぉー』で、ピックをボディーに対して垂直より傾けて弾くと、やっぱり弦がピックから離れる時に「弦が斜めに跳ね上がる」振動をすることになり、またしても高次倍音が大量発生します。

たとえピックでも、「ピックの角度はボディー面に垂直」「ピックを動かす方向はボディー面に平行」かつ「ピックは弦に対して真横からそのまま真っ直ぐ弾ききる」とすれば、弦がボディー面に平行に振動しますから、音に芯も出るし、「ピック臭さ」は残るものの、パキパキした音にはなりません。

問題は、その弾き方をどう身体で覚えるか…です。
プロのブックベーシストでも、見た目ボディー面から肘を浮かせて、手首に回転スナップを付けて弾いている人「も」居ますが、よく見ていれば、そんなにパキパキした音ではないピックベーシストなら、ピックが弦に当たってから離れるまでの間は、きっちりと「ピック垂直」「弦を真横にボディー面平行の方向に弾ききる」という弾き方をされているのが見て取れると思います。(一部に、ギター様の手つきで弾く人は居ますが、そういうベースは必ず音がパキパキです。)

そこで、自分のピック弾きの音がパキパキで困る…という方には、是非ともまずは手首の位置を(ある程度)固定して、「ピックはボディー面に垂直、弦を真横に、ボディー面平行の方向に弾ききる」というピックの使い方を、手に覚え込ませるのが第一歩だと、私は思っています。その感覚を掴む前に、ギター風スナップや手首の円運動をやってしまうと、いつまでたってもパキパキから抜け出せないです。

で、手首の固定ですが、もちろんガチガチに力を入れてはダメなのは、ギターもベースも一緒です。ですので、前回の反省から「固定」というよりも「支点を作る」という言い方に言い換えます。
ゆくゆくは右手全体はどのような動き方、使い方をしても、ピックが弦を捉える時には正しいピックの使い方になるよう、身体に覚えさせるのが目的です。
よって、しつこいですが「ピックはボディー面に垂直、弦を真横に、ボディー面平行の方向に弾ききる」という弾き方ができる手の位置を探し、その位置から手がズレないように「支点」を設けて練習するのが良いでしょう…ということになります。
私の場合は、小指と薬指を伸ばして、リアピックアップの近くに「脚のように立てる」というやり方を好んで使いますが(ただ、見た目はけっこう不細工です(^^ゞ)、軽くグーで握った小指の腹をボディーに密着させて弾く人も多いですし、ピッキングの位置がリア寄りで良いなら、手首の付け根付近をブリッジに乗せて(もちろん弦には触れない)弾く人も居ます。これは、自分の一番弾きやすいやり方でかまわないと思います。

と、文字の説明では、私も文才がないのでわかりにくいと思いますが、不明な点がありましたら是非とも補足下さい。

この回答への補足

詳しい回答をありがとうございます。
大切なことは最終的に「ピックがボディに対して垂直で弦を真横にボディー面平行の方向に弾ききる」→「弦がボディー面に平行に振動する」ってことなんですね。
そのことを考えると少し本質からずれたことになりますが、気になる点がありますので、お言葉に甘えて補足をさせていただきます。
まず「支点」を作るということに関してですが、kenta58e2さんは『小指と薬指を伸ばして、リアピックアップの近くに「脚のように立てる」
』ということを受けて、自分で試してみたのですがどうしても4弦が上手くピッキングできません(1弦のすぐ下でリアピックアップとフロントピックアップの間のリアピックアップに近いあたりに小指と薬指を立てました。)
小指と薬指の立っている位置は、固定していらっしゅるのでしょうか?それとも、4弦を引くときは少し1弦の上辺りに移動させていらっしゃるのでしょうか?
あと、『手首の付け根付近をブリッジに乗せて(もちろん弦には触れない)弾く』というのは東京事変の亀田誠治さんの様な弾き方のことでしょうか?

補足日時:2007/12/16 15:09
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ギタリストです(自称)。


肘を固定して、手首の回転というかスナップでピッキングするか、
手首を固定して、肘を中心にして腕の回転でピッキングするか、
の違いだと思います。
ギターの場合は、単音(単弦)弾きの場合は手首で、コードストロークは肘で弾くような感じになります。
実際には両方動かしていることが多いでしょうけれど。
身体全体で(あるいは腰とか、肩とか)で2ビートをとって、腕の振りで4ビートを、Up/Downのピッキングで8ビートをとるような感じではないでしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
>身体全体で(あるいは腰とか、肩とか)で2ビートをとって、腕の振りで4ビートを、Up/Downのピッキングで8ビートをとるような感じではないでしょうか。
難しそうですねぇ;;ライブを見に行った時に練習してみます。

お礼日時:2007/12/16 15:06

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