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いつもお世話になっています。

That all men are equal is a proposition to which, at ordinary times, no sane human beings has never given his assent.

大学入試問題で、上の英文を和訳せよという問題がありました。

[That all men are equal](S) is(V) a proposition(C) 〈(以下はCにかかる関係詞節)to which, at ordinary times, no sane human beings has never given his assent.〉

という構造は分かりましたので、
「全ての人間が平等だというのは、普通のときには、正気の人間であれば誰でも同意する主張である。」
と訳したところ、模範解答が、
「人間はみな平等であるというのは、普通のときには、正気の人なら誰もけっして同意したことのない主張である。」
となっていました。
noとneverで二重否定となって強い肯定となると思って訳したのですが、模範解答ではそうなっていません。どうしてなのでしょうか。確かに、これに続く文は模範解答の訳でないと意味が通じなくなってしまうのですが。この文に続く文は以下のようなものです。

A man who has to undergo a dangerous operation does not act on the assumption that one doctor is just as good as another. Editors do not print every contribution that reaches them. And when they require Civil Servants, even the most democratic governments make a careful selection among their theoretically equal subjects.

no sane human beings以下の文がなぜ模範解答のようになるのか、どなたかご教示ください。

A 回答 (8件)

冷静に,なぜ日本人が not … nothing のような表現を二重否定=肯定に感じてしまうか説明します。



日本語では否定を表す表現は,
「存在がない」という形容詞の「ない」と,
「~しない」という助動詞の「ない」が基本になります。

Nobody came. という英語があれば,日本語では
「誰も来なかった」と動詞を否定するか,
「来た人はいなかった」と存在を否定するしかできません。
しかし,Nobody came. は実際にはこの感覚とは異なるものです。
no ~は「ゼロの~」と考えればいいという説明をされることもありますが,
これも英語の no ~を完全にはとらえていません。

「来た人はいなかった」は There was nobody who came. に近いものです。
これを There was nobody who didn’t come. とすれば,英語でも
「来なかった人はいなかった」という二重否定=肯定になります。

しかし,Nobody didn’t come. は非標準的ですが,「誰も来なかった」なのです。

日本人は Nobody didn’t come. という英語を
There was nobody who didn’t come. と感じてしまうから,
二重否定=肯定と感じることになるのです。

意味的には Nobody came. = There was nobody who came. ですが,
英語自体は異なるものです。
しかし,日本人には There was nobody who came. の感覚しかないところに
二重否定と感じてしまう根幹があるのです。

>「動詞の前に2個否定があっても否定」
というよりも,no ~(nobody, nothing なども含む)が主語や目的語となり,
not, never という否定文で用いられても,二重否定で肯定とならず,
否定の意味になると考えてください。

最初にも申し上げた通り,標準的なのは ever であることには違いはありません。
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この回答へのお礼

何度もご回答くださって本当にありがとうございました。
この英文和訳は問題集にあったもので、どこかの大学の過去問のようです。ただ出典が示されていないので、どこの大学の過去問か分からないのですが。訳せて当然だということ以外、特に解説が示されておらず困惑しておりました。問題集としては適切ではなかったかもしれませんが、今回wind-sky-windさんに教えていただいたおかげで、否定に関する知識を一つ増やすことができました。

>no ~(nobody, nothing なども含む)が主語や目的語となり,
not, never という否定文で用いられても,二重否定で肯定とならず,
否定の意味になる

ということはしっかりと記憶しておきます。

お礼日時:2007/12/18 09:57

模範解答とあるように,これは入試問題の実物ではないですよね。



どこかの出版社の方が問題集とか過去問で出したのではないですか。
そのとき,誤植が生じたのかもしれませんね。

ただ,私のような回答者や,日本の英語教師や,英語教育を批判することだけを目的に楽しみされている回答者の方がいらっしゃいますが,そんなことして楽しいんですか?
今では,もう寂しい人だなあとしか思いません。

まるで,自分がこのカテの番人のごとくふるまっていますが,自分のことはおそらく,自分が一番よくおわかりでしょう。

批判されるだけでなく,真摯に勉強なさることをお勧めします。
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no ~や nothing のような否定語は日本語にはありません。


「~なものはない」のような理解しかできないのです。
したがって,not nothing や,no never のような英語を見ると,
「~でないものはない」,「すべて~だ」という二重否定=肯定としか思えないのです。
これは日本人である限りしかたのないことなんです。
でも英語を母語としている人々は違うのです。

http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3055235.html
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1875710.html
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa890462.html
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa780500.html
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2448492.html

この一番上のところでも回答していますが,私が
I don’t miss nothing in Japan.「日本に名残惜しいものは何もない」
という英語を黒人の元メジャーリーガーが言ってるのを聞いたのは,
今から20年以上も前の学生時代のことです。
そのときはよくわからないまま,ずっと心に残っていましたので,このことについて書いてあるものに,いつもアンテナを広げていました。

上の回答でいろいろな回答者の方の話をまとめてみると,「黒人英語」「非教養的」ではありますが,映画や歌詞をはじめ,日常的にもある程度用いられていると言えます。
G さんもおっしゃっていましたが,決して,not … nothing で everything のような肯定になるのではない,否定なんだと了解している,ということです。

「くだけた英語」と漠然としたことしか言えないのは私も日本人だから仕方がありません。
このような論調の英文にはふさわしくないことは言えますが。
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That all men are equal is a proposition which, at ordinary times, no sane individual has ever given his assent.


Aldous Huxley
English critic & novelist (1894 - 1963)

原文と違うものを入試問題として転用しているのですね。
大学の教師もいい加減なものです。困ったものです。
二重否定が否定になるという説明は日本の英語教育にありましたっけ?
くだけた英語にはあるのですかね。噴飯ものです。
「専門家」にご注意を。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2007/12/18 09:59

確かに Aldous Huxley という作家が


That all men are equal is a proposition to which, at ordinary times, no sane human being has ever given his assent.
と言っています。

特に昔の作家・政治家・有名人などが用いたせりふを,
何かの教訓として引き合いに出すこと(引用),あるいは
引用した表現そのものを
quote, quotation と言います。

http://www.brainyquote.com/quotes/authors/a/aldo …
など,数多くの quote をインターネット上で見ることができます。

no ... ever → no ... never
not nothing → not ... nothing
というのは #1 でも申し上げた通り,標準的でなく,ever, anything などを用いるべきです。

never, nothing を用いるのは(黒人英語と言われることも多いですが)くだけた英語として,映画や歌詞にもよく登場します。

日本の学校においては ever, anything を用いないと誤りとされてきたので,入試問題も変わってきたなと思いましたが,単なる誤植だったということです。
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Aldous Huxleyという人の言った言葉で正しくは次のようになります。



That all men are equal is a proposition to which, at ordinary times, no sane human being has ever given his assent.

being が beings に ever が never になっており、明らかな誤植です。従って模範解答と英文は一致しません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
誤植の可能性は考えもしませんでした。

お礼日時:2007/12/18 09:58

補足ですが,


There is no mother who doesn't love her children.
「我が子を愛さない母はいない」
のような場合は,
no は there is についての否定,doesn't は love についての否定で,日本語と同じになります。
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この回答へのお礼

重ねがさねありがとうございます。
例文とともに記憶しておきます。

お礼日時:2007/12/13 11:43

no ~が主語で,never とか not があっても


日本語の「~しないものはない」という感覚で二重否定=肯定にはなりません。

標準的には誤用であり,ever にすべき(さらに,has でなく,have です)なのですが,no ~ never で結局,「誰も~したことがない」という否定になります。

I never see him without remembering his father.
「彼の父親を思い出すことなしに,彼を見ることはない」
→「彼を見ると必ず彼の父親のことを思い出す」
のような場合が英語の二重否定です。

上では,結局 give という動詞について,2個否定があっても否定,
下では,never は see の否定,without は remember の否定。

下のような場合が否定×否定で肯定となります。
(not a few「少なからず→多い」というのもありますが)
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
どうしても解答例のような訳にならず苦戦していました。解説もありませんでしたし。「動詞の前に2個否定があっても否定」ということをしっかりと覚えておきます。

お礼日時:2007/12/13 11:42

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