Ｒ＆Ｕ

こんばんは。

「脂漏症」はそう簡単には治りません。
遺伝的な要因が大きいと言われている疾患ですから、残念ながら完治はしないのではないか？と思われます。
遺伝性でない場合は、甲状腺ホルモンや性ホルモンなど「内分泌障害」や、脂肪酸、ミネラル、ビタミンなどの「栄養障害」や、感染、炎症により発症する場合が多いようです。
原因の特定は出来ているのでしょうか？
それとも原因の特定もせず、闇雲にステロイドを投与しているのでしょうか？
普段の生活の上でのアドバイスや指示は受けられていますか？
もし何もアドバイスをもらっておらず、単にステロイドを投与しているようでしたら、動物病院を変える事も検討された方が良いのかも知れません。
普段の生活の中で、正しい管理が出来ないでいると「膿皮症」へと悪化していってしまう場合もあります。

基本的には、先天的なものなのか特定し、原因となる病気を持っていれば、まずはその病気の治療から始めるものです。
オイルやシャンプーなどによる「薬浴療法」に加えて、要因によってはビタミン剤やホルモン剤を投与します。
加えて「食餌療法」をも行う必要があります。
注意が必要なのは、過度のシャンプーによって脂分を取り過ぎてしまわないようにする事です。

「脂漏症」には「乾性」と「油性」タイプがあり、それぞれの症状によって対応方法や必要とするシャンプー・オイルの種類、食餌療法の内容も異なってきます。

これらの「普段の生活の中で行うべき事」をアドバイスしてくれない獣医師は、信頼出来ません。
私は、個人的には、動物病院を変えられる事をお薦めします。