質問

質問者:qwert200x 「ゴッドファーザー」は社会の癌を礼賛してる?
困り度:
  • 困っています
どこで聞いても大絶賛の「ゴッドファーザー」を1,2,3、原作と見てみました。
確かに演出や演技はいいと思いますし、家族愛や権力などの普遍的なテーマを扱っているのでその面ではいいと思いますが、何故マフィア映画をそこまで皆褒めるのでしょうか?

個人的に、マフィアやヤクザは社会の癌だと思います。
例えば、イタリアでは過去三年間で16万5000件の事業を破綻させ、5万軒のホテルを倒産させたと「伊小売業者協会」の報告が出ています。また、みかじめ料を拒んだ大手携帯会社がアンテナ設置を妨害されているそうです。(毎日新聞より)

どっかで聞きましたがマフィアに配慮した作品でないと報復を受けるそうで、日本の伊丹十三監督も「ミンボーの女」の報復で重傷を負った例がありますよね。

皆さんはどう考えますか?映画は良くてもマフィアは最悪だと思いますか?マフィアに対する考えが変わったなんて意見も聞いたことがあるので気になります。
質問投稿日時:07/10/29 15:27
質問番号:3471558
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回答

良回答20pt

回答者:athanasius ゴッドファーザーは、元々、映画化するにあたって、
モデルになったファミリーの全てに挨拶周りをしてます。
さらに、その上で「マフィア」という言葉を絶対に使わないという
条件での映画化です。
マフィアの妨害工作が色々あったのは間違いないところです。

ここまで、条件がある時点でそうそう悪いことも描けない気がしますね。

マフィアに限らず、ギャングやヤクザというのは、社会の負の遺産
なので、私は基本的に否定せざるを得ません。
本来は恐怖で統治するやり方は、中世に捨てられるべきだったはずですが、現実は違いますから。

でも、映画ほフィクションですから、むしろ礼賛です。
人殺しを夢想する想像力が、人を殺すわけではない以上、
例え、結果的に暴力を礼賛するものであろうと、それはありかと。
本来はそれを識別できる人の育成が大事なんでしょうが、
現実は、ヒステリーにも似た熱狂が政治をも左右したりするわけで。

まぁ、でもマフィアの映画を見て、スタイルとしてのマフィアに憧れを抱いても、
共感はいない気がするので、まだマシかと思います。
共感を抱くようなら、世の中全部マフィア的な考えということに
なるのですから。
でも、分別のない人には未だに毒になりえるなぁ と思うので、
そういうときは「ヒストリー・オブ・バイオレンス」でも
プラスしてバランスを取りたいところ。
種類:アドバイス
どんな人:一般人
自信:参考意見
回答日時:07/10/29 19:16
回答番号:No.4
この回答へのお礼やはりそういうことがあったわけですね。
原作のほうにそのようなことが後書きで書いてあったような気がします。
見る側の判断力によるというのは概ね賛成ですが、あれを見て単純なマフィア礼賛と捉えてしまった例も知っているので、懸念が残ります。
ある中学生が「マフィアってかっこいい」って取ってしまったのを知っています。

個人的に、どんなに普遍的なテーマを扱い、高い演出レベルだったとしても、マフィア映画ということで嫌悪感抜きでは見られませんでした。

回答

良回答10pt

回答者:noname#52347 中には
>非常に子供っぽい意見・質問だと思います
と憤慨しておられる回答者さんもおられますが私はけっこう貴方の問いは真摯だと思います。
たとえ芸術上でも悪は賞賛されるべきでないとう態度は、社会的な態度として価値があるかもしれません。(いきすぎはもちろんいけないと思います。

伊丹十三も同じですね。
伊丹十三はヤクザ問題以外にも国民の脱税の一切合財に憤慨しているような真面目な人だったから、自分の作品上でもヤクザ批判を行っていましたね。
ただここまで一般人にはできません。私は彼を尊敬していました。
個人的にはマフィアもヤクザも社会から排除されるべきだと思っています。
ゴットファーザーはぼんやり観てしまったが、基本的にはどのヤクザ映画をみてもそんなにいい気はしません。(マフィアは外国のことでよくわからないから嫌な気持ちも薄いのかな)

映画も扱う問題によっては論争を巻き起こしてしまいます。

余談ですがミリオンダラーベイビーはすでにご覧になったでしょうか。
ボクサーの話ですが尊厳死の問題が取り扱われているということでキリスト教の人たちのボイコットなどを生み問題になりました。
私はその件に関しては「彼らの反論はナンセンスだなぁこれじゃイースウッドの美学や作品の論点などまったく分かっていないのと同じなんじゃないかな?そういう論争はまた別の場所でやればいいのに..??」とイーストウッドファンの私としてはがっかりしました。イーストウッドは明らかに尊厳死の良し悪しを考えさせることが作品の目的ではなく、それに対するメッセージを入れようなぞと微塵も思っていないと理解できたからです。

ゴッドファーザーの作品としての価値に心から惚れている人は、マフィアの価値を考えせるのが趣旨じゃないというふうに言うかもしれません。
面白かったけれども、作品価値を心から理解してはいなく、その世界観にもあまり共感できなかった私としては、映画に描かれているマフィアの家族愛すら、特定の共同体の中での閉鎖的で暴力的な愛のように感じられ(例えば亀田家族のように)素直に共感できなっかった部分があります。
しかし上のイーストウッドのようなことがあるので、私が作品の芸術的価値を無視し、マフィアに対する嫌悪をゴットファーザーに関して表現するのは一応控えています。
種類:アドバイス
どんな人:一般人
自信:参考意見
回答日時:07/10/30 15:18
回答番号:No.8
この回答へのお礼あれはマフィアの家族愛ではなく、家族愛を見せる人間がたまたまマフィアだったという捉え方をするのが、作品のテーマを理解するうえで適当なのかもしれません。

ただ、私もやはり閉鎖的な中での歪んだ愛だと感じました。
冒頭で葬儀屋のボナセーラの報復を承諾したとき、私はこの人物は法で裁けない人間を裁くような描かれ方をされていると思いました。
しかし、そのあとの馬の生首での脅迫を見て、これは社会の法とは別の自分ルールで動く集団なんだとがっかりしました。(原作では被害者のプロデューサーは少女売春をしていて制裁を受けてもしょうがない奴だ、というような設定でしたがこれも「配慮」ってやつかも知れません)

私の作品に対する感想は、作品としては優れているがマフィアに気を遣っているような気がするからプラスが相殺されて「普通」ですね。
マフィアの反社会的な行動を知っていて、私があの作品に感動することはありえません。
社会全体で起こりうる、信頼や裏切りといったテーマから見ればもう少し冷静に見られたかもしれませんが、少なくとも家族愛という観点からは何も感じませんでしたね。
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