プロが教えるわが家の防犯対策術!

私は現在大学3回生です。大学では農学部で林学を専攻しています。卒論ではブナの生理生態特性をテーマにできたらいいなと考えています。将来は環境関係の受託調査を行うシンクタンクもしくは技術コンサルタント会社に就職し、環境保全に貢献したいと考えています。このような職種には資格があったほうがよいことを知り、現在、環境管理士の通信講座をうけています。また、大学を卒業すると、申請すれば技術士補、測量士補の資格が得られます。しかし、学部卒で就職する場合、就職活動する時点ではそれらの資格がないのでアピールできないのが悩みです。また、私には化学や分析の専門知識が全然ありません。そこで、実際にそのような職場で働いている方にお聞きしたいと思います。会社ではどのような人材を求めているのでしょうか?環境系の大学院等に進学し、分析について学んだほうが就職に有利なのでしょうか?教えてください!

A 回答 (3件)

環境コンサルタント(自然環境保全系)勤務の技術者です。


現在、中途採用の技術者を募集中です。

 まず、厳しい現実からですが、基本的に大きな会社で学卒を採用して社内で教育できるようなところなら、学卒で採用されることもあるでしょう。しかし、中小企業で、即戦力として期待する場合、学卒を採用して教育していく余裕がありません。(会社によると思いますが、当社ではそうです。)
 ですので、基本的に修士以上を募集の対象としています。
 残念ながら、学卒で、すぐに実戦登用できるような優秀な方は滅多にいません。基本的な知識、研究の経験など、修士過程で勉強したほうが手っ取り早いし、ずーっと有利です。

 コンサルタントは基本的にお客さまの質問に答える商売です。お客さまは現在、ほとんどの場合、大学を出ている専門家です。そのお客さま以上の知識、情報がなければ、そもそも商売になりません。学卒ですぐになんか仕事になりません。ですので、入社後に、ある程度の経験を積み、勉強しなければ、お話になりません。
 その勉強するための基礎を勉強するのが大学院です。

 技術士補や測量士補なんて、持っていて当り前の資格です。そんな資格がなくても就職時には問題ありませんが、そんなものすぐに取れなければプロのコンサルタントにはなれないでしょう。あったところでどうということはありません。

 修士をとって24歳、勉強して、経験を積んで35歳くらいで技術士になって、やっとお客さまの前に専門家として出ることができるようになるでしょう。

 コンサルタントというのはそういう商売です。学校出たての人にプロとして通用する専門的な知識や技術なんかあるはずがないですから、そんなことを期待しませんが、企業としては、入社してから勉強してプロのなれそうな資質を感じる人を採用するしかないと思います。

 コンサルタントというのは、技術的なものだけでなく、お客さまとのコミュニケーションとか、表現力とか、人間性が重要な要素なのです。それらの資質を磨くことが必要だと思います。

 分析なら分析でもいいですが、ひとつの分野について真面目に専門的に修士課程程度の勉強をするという経験が重要です。ひとつの分野をきちんと勉強した経験があれば、会社に入って、別の分野を勉強しなければならなくなったとき(必ずその日が来ます)、その経験が生きるのです。

 コンサルで40歳を越えた業務責任者レベルの技術者は技術士の2つや3つの部門を登録しているのが普通です。(私は3つ登録しています。)

 なお、環境管理士を悪くいうつもりはありませんが、仕事をする上では、あまり意味がありません。学部の成績を上げたほうがよいと思います。
実務を必要としない資格なんか、誰でも取れるので、そんなものを重要視しないほうがいいです。
 林学が専門で、自然環境保全を目的にコンサル勤務を望むのであれば、ビオトープ管理士か環境再生医のほうがまだいくらかましだと思います。
 また、生物分類技能検定の2級以上なら一応プロの資格です。

 環境系は分野が広いので、自分の進みたい分野をある程度考えて、修士へ進まれることを勧めます。

※回答に対する自信というか、実際に必要としていることなので、「自信あり」にしてもいいかと思ったのですが、環境系は分野によってかなり違うので、一応「参考意見」としておきました。
健闘を祈ります。
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> シンクタンク



ということであれば、
入社してから学ぶことはたくさんあるので、あまり心配しなくても良い。
熱意と、その思いを具現化するための論理的思考が必要となるでしょう。

分野にもよると思いますが、資格よりも大学の専門性が重要になると考えます。技術士よりも、大学の先生の方が審議会等で多く登用されているのを見ればわかると思います。

個人的には、英語、数値モデルの構築・解析(経済分野にも応用できるだろう)、論理的思考力が非常に重要と考える。
就職活動においては、自分の思いを自分の言葉できちんと語れるかどうかにかかっているだろう。自分が入りたい会社の人に思いを伝えられないようであれば、世の中の人たちに思いが届くこともないだろう。

検討を祈っています。
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回答させて頂きます。

参考になるかわかりませんが・・。
私も大学・大学院で林学を専攻しました。その後1年間化学分析をした経験があります。
>どんな人材を求めているのでしょうか
継続出来るほど環境の仕事がしたいという気持ちを持っているかどうかではないでしょうか。(環境系の会社は賃金が低いです。分析であれば有害物質を取り扱うので健康面で気を使うこともあると思います)
>大学院に進学し、分析について学んだほうが有利でしょうか
就職のために分析について学ぶのなら院よりも専門学校の方が実践向きだと思います。私の場合は実務経験が要らない会社で1から教えてもらうことができました。分析だとそういう会社も結構あります。知識のみであれば専門書を読んだりネットで調べるなどして勉強するのもいいと思います。
調査・コンサル業務については回答できないのですが、林学出身者だとそちらの仕事に就く方が多いのではないでしょうか。もし卒業生にそのような会社へ行った先輩がいれば、質問してみてはどうでしょうか。きっと参考になると思います。

蛇足ですが、技術士補の資格は有利になります。申請前でもアピールした方がいいです。分析業務では他に環境計量士や作業環境測定士が比較的重要視されています。会社のHPなどに各資格取得者数などがあるので参考にしたら良いと思います。がんばってください。

化学分析が学べる通信制学科がある環境専門学校をご紹介します。

参考URL:http://www.kankyo.ac.jp/index.html

この回答への補足

詳しい回答をしていただき、ありがとうございます!
>継続出来るほど環境の仕事がしたいという気持ちを持っているかどうかではないでしょうか
小学生のころから環境問題に関心があり、環境の仕事がしたいという強い気持ちは誰にも負けないくらいだと思っています。
>私の場合は実務経験が要らない会社で1から教えてもらうことができました。分析だとそういう会社も結構あります。
これを聞いて安心しました。現在も奨学金を受けて大学へ通っているので、進学は経済的にも苦しいと思っておりましたので・・・。

おかげで、就職活動への意欲がわき、現実味が増してきたようなきがします!

最後に、もしよろしければ、rabittizeさんは現在どのようなお仕事をされているのか教えてください。

補足日時:2007/10/15 19:12
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