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多くのアクティブファンドがインデックスファンドに長期的には勝てないというのはデータがあるというのを聞いたことがあります。よって、インデックスファンドを保持して長期投資するというのが正統派であるというのも分かるような気がします。

いくつかの(たとえば6つほど、各300万程度)調子の良いアクティブファンドを保持し、1-2年単位で調子の悪くなったアクティブファンドを売って、あらたに調子の良いアクティブファンドに取り替える(買う)という手法はかなり有効な気がするのですが、いかがでしょうか? なにか問題はありますでしょうか?

こういったやり方は、何か名前があるのでしょうか?

多くのアクティブファンドがインデックスファンドに長期的には勝てないというのはファンドマネージャのいろいろな都合や、義理やコンセプトの問題で、一般投資家には関係のない話だとも思うのですが。

A 回答 (7件)

アクティブがパッシブに勝てない。

というのは、「投資信託に○○○○○○!」という投信関連本の前提となっている理論ですね。

私の立場は、ご質問者様がご指摘の通り、常にリスク指標をチェックし、リバランスを繰り返す事でアクティブはパッシブに勝てると考えています。

この件については、様々な方々にヒアリングした事があります。
その立場によって意見は対立しています。

アクティブはパッシブに勝てない。というのはFamaの効率的市場仮説(1970年頃)やMarkowitz,SharpeのCAPM(1965年頃)、ベータ理論(1970年頃)からの理論があり、その実証研究が今もなされているようです。日本では、1980年代にCAPMやベータ理論ということでポートフォリオ理論として脚光を浴びました。
実証研究によれば、手数料を考慮すると、タイミングをとったりしてリバランスするアクティブよりもバイアンドホールドするパッシブがいい、という結論が得られています。
また、常勝のマーケットタイマーは極めて存在しにくい、というのが関係者の共通認識で、アクティブは、長期間に亘り勝ち続けるのが難しく、
客観的に分析してみると、手数料を埋められない。
という立場です。

ネット上でも以下に示すようなアドレスから、関連文献をたどっていけるようです。
http://www.stanford.edu/~wfsharpe/art/active/act …
http://www.dfaus.com/library/articles/active_vs_ …
http://www.edhec-risk.com/research_news/choice/R …

一方で、アクティブはパッシブを超えられる。の立場ですが、投資顧問の社長、ヘッジファンドの社長の
「超えられなければ、自分達の存在が無意味だよね。」
に集約されていて、既にこれまでの実績から顧客の信頼を得ている。という事です。もちろんその手法はブラックボックスですが。

ご指摘のテーマは、業界の関係者の中においても大きな議論となるところではありますが、私達は一般的な投資信託においてはそのヒストリから様々なリスク指標を計算し、分析する事が可能になっています。

私達は3000本の投資信託からセレクションが可能で、分散投資する事が可能です。ファンド・マネージャのマネジメントをするぐらいのつもりで分析に取り組むと面白いと思います。

この回答への補足

>ファンド・マネージャのマネジメントをするぐらいのつもりで分析に取り組むと面白いと思います。

お励ましありがとうございます。仰せの通りですが、その域に到達するには、時間がかなりかかると思います。しかし、こういう気概は大好きです。

補足日時:2007/10/15 09:01
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この回答へのお礼

Partさん、非常に面白い話、ありがとうございます。

長期間においてアクティブはパッシブに勝てない、は統計的に正しいと理解しました。

一方、アクティブはパッシブを超えられることも多いというのが、短期的にはありえるというのもあきらかな事実で、勝てる勝てないは、時間にも拠ってくるということだと思います。(=矛盾していない。)

一般の投資家は、ファンドマネージャ(アメリカに投資していたのが、目論見書にない形で突然中国に投資するわけにいかない)とはまったく違う立場なので、調子のよいアクティブをいいとこ食い+いい時食いするのはかなり有効であると考えます。

一方、投資信託にたぶん詳しいかたで(たとえば#1のような方)、インデックスファンド、長期投資派が多いと私は感じるのですが、これはどうしてでしょうか? (私が間違っている?) どうして、かなり有効ではないか?という方法(それほど手もかからないと思うのです)を捨てているのかがよく分からないのですが、この辺について何かコメントいただけますでしょうか?

お礼日時:2007/10/14 17:29

やはりかみ合いませんでしたね(^^;;



以前、他の方への回答で「ここは私の道場です」と書いた事があります。
それは、投資信託の分析について平易にご理解いただくには、どのような言葉を使い、どのような表現をすれば良いのかを勉強したいと考えているからです。
まだまだ修行が足りません。

まず補足です。
ベンチマークとは、投資信託を評価する為の指標となるインデックスの事です。日本株の投資信託であれば、TOPIXや日経225がベンチマークとして設定される事が多いようです。

パッシブ(インデックス型)の投資信託であれば、このベンチマークと同じ値動きとなるよう運用されます。
リスク指標では、ベータ(ベンチマークに対する感応度)は1に限りなく近くなり、トラッキングエラー(ベンチマークの値動きに対するブレ幅)も小さく(1に近く)する事になります。

アクティブの投資信託は、ベンチマークに沿った運用としながらも、ベンチマークよりも高いリターンが得られるよう運用する事を目標とします。
ベンチマークのリターンと投資信託のリターンの差を超過収益(アルファ)と呼び、アクティブファンドはアルファが高く(大きく)なるように運用します。ベンチマークと沿った運用となるため、トラッキングエラーはインデックス型と同様小さく(1に近く)運用します。
このため、アクティブファンドは、(1)アルファが大きく、(2)トラッキングエラーが小さい ファンドが高い評価となります。
この2つの合成指標をインフォメーションレシオと呼びます。インフォメーションレシオはアルファ÷トラッキングエラーで求められ、数値が高いほど良いとされます。

ここから、かみ合っていない点だと思われるところなのですが、
「とにかく高いリターンを追求する」事を目標とした投資信託も出てきております。これは、大きな括りではアクティブファンドでありますが、「絶対利益追求型」として区別するべきでしょう。
「マーケットニュートラル」といった手法を用いる投資信託がこれに該当します。
アクティブファンドとの違いは、「ベンチマーク」が設定されないという点です。ヘッジファンド的な運用をする投資信託です。

私がアクティブファンドと利益追求型ファンドを区別してお話ししていたため、かみ合わなかったのだろうと思います。

複数のファンドを組み合わせるファンドオブファンズ(FOF)を組成する場合、アセットアロケーションの計算を行います。一般的な例でお話しすると、日本株:TOPIX 外国株:MSCIコクサイ指数 外国債券:CITI世界国債指数 といった各インデックス(ベンチマーク)のヒストリから、リターン、リスクの推計値、相関係数を導き出し、有効フロンティア上で配分を決定してまいります。
インデックスファンドで組成する場合には、それぞれのインデックスをベンチマークとするインデックスファンドを先の計算で得られた配分に従ってFOFを組成します。
アクティブファンドで組成する場合にもそれぞれのインデックスをベンチマークとするファンドをセレクションするわけですが、インフォメーションレシオはセレクションする際の有効な指標となります。

ここまでのご説明で、私が「リターン」だけでは評価できない。とした点。リスク指標が無いとアクティブファンドのFOF組成は難しいと申し上げた点をご理解いただけたでしょうか。

「利益追求型ファンド」や「ヘッジファンド」は、ベンチマークが設定されておらず、唯一その運用手法とリターン・リスクの実績で評価するしかなく、FOFを組成する為のアセットアロケーション計算には適しません。

さらに、全てのファンドを「リターン」(特に短い期間におけるリターン)だけで評価してしまいますと、そこに短期的な「幸運」が入り込む余地が出てまいります。このような部分を排除する為にも、既に長期間運用され、トラッキングレコードが十分あるファンドの中から、安定的にアルファが取れているファンドをセレクションされる事をお勧めします。
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この回答へのお礼

ご丁寧にありがとうございます。
しかしながら、逆にすき間が広がっているような気がいたします。ここでいったん閉め切らさせていただき、新たにスレッドを立てますので、よろしければそちらでお願いいたします。

わたしが疑問なのは、ある程度投資信託に詳しい一般投資家個人が、よりリターンの高いファンドを使わずに、なぜ地味なインデックスファンドを好むのか?と言うことに尽きます。実例として、

https://personal.vanguard.com/VGApp/hnw/funds/va …

https://personal.vanguard.com/VGApp/hnw/funds/sn …
Vanguard Total Stock Market Index Fund Investor Shares (VTSMX)
=過去一年のリターン16.78%

アメリカですので結構高いですが、上の一覧で比較するとこれでもかなり地味な方です。より高いリターンをあまり手をかけずに手にすることが最初の質問の手法でできるのではないか?と思うのですが?

>私がアクティブファンドと利益追求型ファンドを区別してお話ししていたため、かみ合わなかったのだろうと思います。

違います。これは恐らく分かっていると思います。

>ここまでのご説明で、私が「リターン」だけでは評価できない。とした点。リスク指標が無いとアクティブファンドのFOF組成は難しいと申し上げた点をご理解いただけたでしょうか。

たぶん分かりますが、それは論点ではありません。また、ファンドを提供、マネージする側ではなく、一般投資家が、リターンを最重要視した場合の話となります。

>さらに、全てのファンドを「リターン」(特に短い期間におけるリターン)だけで評価してしまいますと、そこに短期的な「幸運」が入り込む余地が出てまいります。

戦略的には、最初の質問にある手法を使い、期間的には、9ヶ月~2年を考えています。リバランス(売買)の期間です。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/10/18 14:41

なかなか話しがかみ合わずすみません(^^;


もしかすると、この回答も全くかみ合わない可能性があります(^^;;

当初のご回答で申し上げました通り、私の立場もアクティブファンドのFOFによってパッシブを超えられる。というものです。

かみ合わない点はたぶん、過去の運用成績だけではアクティブファンドを評価できないという点と、私がFOFを前提としている点だと思います。

ご指摘の通り、年率換算リターンが20%以上もあるファンドも存在します。しかしながら、そのファンドのリターンは、絶対的なリターンではなく、ベンチマークとの比較によってなされなければなりません。
ベンチマークのリターンとファンドのリターンの差を超過収益(アルファ)と呼びますが、良いアクティブファンドとは常にアルファをプラス圏で維持させているものです。

また、リターンだけをモノサシにして評価してしまいますと、そこに「ベンチマークとの乖離」という視点が欠落する可能性がございます。

アクティブファンドは、絶対収益追求型ファンドとは異なり、ベンチマークに沿いながらアルファを取る。というスタイルのものです。
ベンチマークに沿った運用でなければ、せっかくのアセットアロケーションの前提が崩れてしまうからです。

こうしてみると私のコメントは、「何故パッシブがアクティブより選ばれるか」という事よりも、「一般投資家がアクティブファンドのFOFを行う(パッシブを超えるための情報装備)環境が整っていない」という説明をしていますね。
米国の事情はいかがでしょう?

全米の証券会社の中で顧客満足度No1となったエドワード・ジョーンズあたりは長期間の運用実績のあるファンドしか推奨しないそうですね。
これはすなわちトラッキングレコードをきっちり分析できるファンドだという事です。

補足でもう1点。
個別アクティブファンドのチェックを定期的に行うよりも、各ベンチマークの相関をチェックするほうが楽。
会った事もないファンドマネージャのスキル。というリスクを取るよりも、ベンチマークの相関の方が確実。と考える人が多い。
という事もあると思います。

またしても回答にはなっていないようで申し訳ありません。

この回答への補足

Partさん、お答えありがとうございます。

>なかなか話しがかみ合わずすみません(^^;

とんでもございません。貴重な話をありがとうございます!

私自身は一般投資家であり、ファンドマネージャではないので他のファンドとのベンチマークは考えに入れておりません。多少アローケーションが悪くなったとしても、リターンがよければいいだろうという、絶対収益追求型(の一個人)です。

>米国の事情はいかがでしょう?

これが、よく分かりません。私の知っている2人のかなり詳しい日本人のかたはインデックス長期投資派です。私は (多分彼らも)、
https://personal.vanguard.com/VGApp/hnw/funds/va …

を主に使っており、この会社はExpense Ratioが低いことから、熱狂的な信奉者も多いとのことです。<たぶん多くはインデックス長期投資派です。よって、投資先進国であるからといって、かならずしも、アクティブ派が多い感じはしません。

たとえば、専門家であるPartさんご自身はいかがでしょうか?

A 情報の不透明さのリスク、価格変動の大きさ、定期的なリバランスの必要性
B リターンの大きさ

Bが十分に大きい場合はアクティブを取られますか? 現実にはどうでしょうか? もし差し支えなければ教えてください。私の場合は、上の会社のEmerging(56%リターン)というインデックスファンドも使っています。アクティブかどうかは2の次になっております。

補足日時:2007/10/16 08:19
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No3.No4です。


アクティブファンドの優劣は、ベンチマークの動きに沿いながら(トラッキングエラーの縮小)、ベンチマークに対する超過収益(アルファ)を取り続けているか、によって評価される事が一般的で、このためトラッキングエラーとアルファの合成指標であるインフォメーションレシオで評価されます。
しかしながら、これらリスク指標及びヒストリが一般化されていません。

ファンドマネージャも人の子。
某有名ファンドマネージャは会社のあるイベント以降、アルファがマイナス圏に陥ったまま回復できないでいます。彼はマーケットに集中できない事情があるのでしょう。

このように、アクティブファンドを組み合わせた自前FOFを組成する場合、各ファンドのアルファが継続的にプラス圏に維持されているのかのチェックは必要で、定期的なリバランスが必要です。

一方、インデックスファンドであれば、ベンチマーク間の相関によってアセットアロケーションをしておけば、一定の成果が期待できるでしょう。余計なリスクを取らずに投資できる。という意味で各リスク指標のチェックができないうちはパッシブがいいのかもしれません。

この回答への補足

コメントありがとうございます。

私の疑問は、「投信に詳しい方に、」なぜ(ある市場全体に投資するような地味な)インデックス長期投資派が多いのか?ということです。疑問をぼかした形で書いてお手数をかけ申し訳ございません。

いくら、「投信に詳しい方に」アクセスできない情報があったとしても、過去の運用成績はみれると思います(新しいファンドは除外)。

A 情報の不透明さのリスク、価格変動の大きさ、定期的なリバランスの必要性
B リターンの大きさ

Aのマイナス要因を十分考慮に入れても、Bのプラス要因が勝るようなケース(たとえばリターン20-30%)がいくらでもあるような気がするということであります。(私はアメリカ在住でアメリカでのケースです。)

補足日時:2007/10/15 18:37
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No3.です。



何故アクティブ派はなく、インデックス(パッシブ)派が多いのか?

についてですが、
1つの側面として、アクティブファンドを評価する指標が一般化されていない。という事が挙げられるのではないかと思います。

私の他の方への回答で、アルファやインフォメーションレシオをご紹介したことがあるのですが、「それはどこで見られるのか?」の再質問に対して、私は答えに窮してしまいました。パブリックなサイトでは殆どチェックする事ができず、また、証券会社においてもそのヒストリを確認する事は困難である事が多いと知ったのです。

アクティブファンドのリバランスは、ベンチマークの相関、個別ファンドのアルファやトラッキングエラー。そしてインフォメーションレシオのヒストリ等のチェックが必須と思いますが、それらの情報が一般投資家に与えられていないのが現状と思います。

自らの投資のパートナーとなりうる証券会社やFPを見方に付ける。という事が必要だと思います。
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この回答へのお礼

情報が与えらていない、ということですか。
インデックスなら、それは透明性が高いですね。価格変動も最小限だし。

まだ、納得できない部分は残りますが、、、

多分私は、長期低迷や暴落を経験していない(急落後、回復が早かったときはあっても)から、平和ボケしているのかもしれません。
コメントありがとうございました!!

お礼日時:2007/10/15 08:56

はじめまして。



興味深い投資方法ですね。もっとも意識するかしないかだけで同じような方法は他の方もされてるとは思います。

どこまで厳密な判断をされるのかはわかりませんが、
ファンドの調子の良い悪いは過去の実績にすぎないこと
入れ替えファンドの判断基準と新たな組み入れファンドの選択基準
入れ替えに伴う売買手数料やコスト

等、毎回毎回、売買のタイミングやファンド選別なり好判断で運用し続けられれば勝てる、でも長期間勝ち続けられるかなとも感じますし。某アクティブファンドではありませんが、売買コストで自滅の可能性もあります。やはりこれも運次第かもしれませんね。

頑張ってください。
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この回答へのお礼

コストとの関連で、長期間勝ち続けられるのは難しいということですね。私はアメリカで投資していまして、日本よりはずっとコストは低いような気がしますが、、、しばらく試してみます。ありがとうございました。

お礼日時:2007/10/12 16:59

自分は、インデックスファンドを中心にしています。

証券会社お勧めのアクテイブファンドは評価損の状態で、解消されたら解約するつもりです。
おっしゃることよくわかります。個別株に投資している人はやっているし、投資信託でもやっている人はいると思います。自分は、あまり手をかけたくないのでインデックスで行きます。
名前は聞いたことないですが、資産運用のセオリーとして、1-2年単位でリバランス(ポートフォリオの見直し)をすることが勧められています。ポートフォリオ運用法の典型のような話でしょう。分散投資法とも言いますが、、、。
アクティブファンドは一般に販売手数料、信託報酬が高めに設定されていますので、運用コストが多めにかかることになると思います。さわかみさんのような、安いのは少ないです。
最後の2行は、ちょっとよくわかりません。
成功を祈っています。
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この回答へのお礼

masuling21さん、ありがとうございます。
masuling21さんはインデックスファンド、長期投資派なのですね。詳しい方にそうした方がとても多いような気がしてお聞きしてみました。

よく考えてみると私も、新興国全体に投資するインデックスファンドなど、また、いろいろなリターンが高めのインデックスファンドをもっており多分半分以上インデックスです。しかし、株式全体に投資する、リターンが地味目の、渋いヤツを持っていません。

しばらく、この感じでやってみようかと思っています。典型的とのご指摘もありがとうございました。

お礼日時:2007/10/12 16:54

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